熊谷三郎徒然日記(gooブログ版)

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2016春の京都嵐山 二日目

2016-04-25 15:35:00 | 旅行
 早起きすると今日は良い天気です。これなら水もひいて保津川下りが出来るかも知れないと淡い期待を持って朝の散歩に出ました。
 さー坊の新入社員時代にデュークエイセスが唄って流行った「女ひとり」をご存知でしょうか?一番の舞台は大原三千院、二番は栂尾高山寺、三番に嵐山大覚寺が出てきます。「耳を澄ませば滝の音」という歌詞が何を意味するのか分からなかったのですが、どうやらこちらにある名古曽の滝のことを歌っているようですね。そういえば藤原公任の百人一首(滝の音は、絶えて久しくなりぬれど、名こそ流れて、なほ聞こえけれ)に詠まれたのもこの滝だそうです。奥深い歌詞なんですね。

 泊まったビナリオ嵯峨嵐山から大覚寺は徒歩圏内なので、そこを目指して歩くことにしました。地図でみると大沢池に向かっていけばよさそうなので、地元の方の散歩コースを歩いて30分で着きました。朝の大沢池と大覚寺の周辺をご覧下さい。

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 大覚寺はいけばなの発祥の寺なのだそうです。嵯峨天皇が大沢池の菊が島に咲く野菊を手折り、「後世、花を生くるもの、宜しく之をもって範とすべし」と述べられたのがはじまりなのだそうです。
 平成30年が嵯峨御流 創流1200年ということで山門の前には大きな幟旗が建てられています。
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 ホテルの戻って朝食をいただき保津川下りの組合に電話をすると午前中の運航は中止、水がひけば午後からは運航できるかも知れないとのことでした。 残 念! 桂川の流れを見ると午後も駄目そうです。やむを得ず予定を変更し、仁和寺の御室桜を見ることにしました。
 御室仁和寺までは嵐電嵯峨から路面電車に乗り帷子ノ辻乗り換えで21分です。¥210で降車時に電車内で運賃を払います。ワンマンバスの感覚ですね。駅に着くと正面に御室仁和寺が見えます。流石に立派な仁王門です。ここはオムロンという会社の名前の由来になったことでも有名ですよね。
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御室桜の前に庭園と白書院、黒書院、宸殿などを見て回りました。
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 御室桜は三分咲きと表示されていましたので、500円の観桜料を150円に負けてといったら笑っていました。
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御室桜は樹高が低い桜で染井吉野より一週間から十日前後遅く咲き、京都の春の終わりを飾るのだそうです。

 建物の軒瓦に桜の御紋が使われています。正に桜づくめですね。
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ちょうど4月8日は花祭りでお釈迦さまの誕生日を祝って、花見堂が設えてあり甘茶の接待もありました。
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 次は京都御所の一般公開に移動です。御室仁和寺から北野白梅町までまた嵐電に乗り、京都御所までは歩いて行きました。この距離は3kmだったのですが、意外に遠く感じました。
 一般公開期間なのでかなり混んでいます。順路に従って御車寄、紫宸殿、清涼殿などを見学してきました。
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京都の代表的ないけばなも展示されていました。
  
 月輪未生流
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 嵯峨御流
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 御室流
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見学を終えて出てきたところで帽子が無いのに気づきました。腰を下ろしたところは宣秋門を入ったところの腰掛しかなかったので、そこまで戻ってみるとありました。くたびれた帽子だったので誰も持って行かなかったようです。帰りはバスで二条駅に行き、嵯峨嵐山までJR山陰線で戻りました。既に時間は13:00近くになっていましたので、車をホテルの駐車場から移動しなければと思いフロントに尋ねると、まだ大丈夫ですよというお返事。親切な対応で助かりました。
 気分を良くして天龍寺近くの鯛匠HANANAで鯛茶漬け御膳(¥2,060)をいただくことにしました。ところがこのお店がなかなか見つかりません。結局すぐ近くのお土産屋さんで聞いてたどり着きました。
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 お腹もすいていたので大変美味しくいただきました。
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 これで今日の観光は終了。彦根城の近くのルートイン彦根まで移動です。京都南ICから彦根ICまで1時間半、ホテル到着は17:00少し前でした。ちょっと外に出て夕食という気力が無かったので、ホテルのレストランで食事
早寝をしました。


2016春の京都嵐山

2016-04-14 05:41:00 | 旅行
今回の京都は妻の誕生日プレゼントで企画しました。妻が行きたいところのリクエストは、大河内山荘、京都御所、天龍寺、保津川下り、行ければ彦根城という希望でした。最初は新幹線で行くプランを検討したのですが、つい最近奈良まで車で行った先輩に聞くと、ナビがあればそんなに心配ないよということでしたので、思い切って車で行くことにしました。
関東圏から京都まで車で行くルートは中央道経由と東名経由がありますが、皆さんだったらどちらを選びますか?
小生は今年の2月に開通した新東名の区間も走ってみたかったので、往き東名経由・帰り中央道経由にしました。どちらを選んでも片道500キロ以上の行程です。
4月7日(木)5:00熊谷発→東松山IC→海老名JCT→御殿場JCT→(新東名・静岡・名古屋方面)~四日市JCT~亀山JCT~(新名神・京都・大阪方面)~草津JCT~京都南IC~ホテル 519km 所要時間7時間の予定でした。茅ヶ崎に長男が住んでいるので、海老名JCTまでは順調に通過。御殿場JCTから新東名に入り、掛川が266kmでほぼ中間点、この辺から天気予報通りに雨、今年の2月に開通した新東名の長篠設楽原PA到着が8:50、ここまで約4時間でした。
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誤算だったのは四日市JCTを過ぎてからです。渋滞情報が案内板に出始めたので交通情報に切り替えると、甲賀土山IC~亀山JCT間がリフレッシュ工事のため一車線規制になっているとのこと。渋滞は四日市ICから始まっているそうです。情報を確認するため御在所SAに立ち寄って確認すると、今年は伊勢志摩サミットの関係でリフレッシュ工事が前倒しで行われているのだそうです。一般道も渋滞しているかもしれないので迂回しても同じだと言われたのですが、高速をノロノロ走るのは好きじゃないので四日市ICで高速を降り一般道に迂回しました。
ナビに従って鈴鹿スカイラインを走って蔵王ダム(ロックフィルダム)の横を通り、かなり狭い山道を通って甲賀土山ICに着いたのが11:52、確かに時間はあまり変わらなかったようです。気を取り直して京都南IC到着が12:45、ホテルビナリオ嵯峨嵐山に着いたのが13:30予定より約1時間遅れの到着でした。

ホテルに車を預けて早速天龍寺へ。
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加山又造画伯により法堂天井に描かれた八方睨みの龍を見学、確かに位置を変えて見ると龍の表情が微妙に違い、どこから見ても龍に睨まれています。こちらは撮影禁止です。

雨の曹源池庭園もまた風情があります。
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 桜・躑躅・石楠花など雨に濡れて京都の風情を感じさせます。
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天龍寺の北門を抜けると大河内山荘までは竹林の道を進んで、10分ほどです。この竹林の道は海外からの観光客に人気で、慣れない和服姿で歩いています。
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大河内山荘は抹茶券付で1,000円です。ご存じのとおり昭和の名優大河内傅次郎が昭和9年(1931年)、傳次郎34歳のとき、当時長期保存が難しかったフィルムに対し永く消えることのない美を追究するため自身で設計しこの庭の造営を始めた。映画出演料の大半を注ぎ込み64歳で亡くなるまで30年の歳月をかけてこつこつと作り上げたものである。 場所は小倉百人一首でも知られる小倉山の南東面、嵐山公園(亀山公園)に挟まれた約2万平方メートルの荒地であったところに位置しています。
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ここを歩くだけで心が洗われる感じがしますね。
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お抹茶をいただき渡月橋まで戻ってくると桂川がかなり増水しています。今日の保津川下りは中止だったと駅に表示されていたので、これでは明日も心配になりました。HPを確認すると「4/7(木)悪天候の為運航中止」とあります。明日は水の引き具合で中止になる可能性が高いとのこと。残念!
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明日の水位低下を期待して、ホテルに戻って夕食にしました。
今日のメニューは
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いつもはこれで早寝してしまうのですが、折角京都に来たのでライトアップの場所を探しました。すると近くの二条城があります。電車で行けば20分もかかりません。
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 折角ですから動画バージョンもご覧ください。

 

 気分が良かったので一口城主¥1,000の寄付もしてしまいました。
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来てみて良かったですね。幻想的なライトアップと箏の演奏が400円で堪能出来ました。これで長かった一日目はお開きです。さて明日は保津川下りが出来るでしょうか?