昨日は「第11回人気番組メモリー 題名のない音楽会」トークショーに出掛けました。トークショーは午後からなので、午前中は江戸東京博物館の「大浮世絵展」に立ち寄りました。昨日は祭日だったのと前日天皇皇后両陛下も見学されたと報じられたので、結構混んでいました。大英博物館やシカゴ美術館に所蔵されている浮世絵も貸出されているので見ごたえがあります。
たまたま、川瀬巴水の「東京二十景 芝増上寺」は昨日の「なんでも鑑定団」にも出ていました。偶然の一致ですが驚きました。
大江戸線で築地市場駅下車、浜離宮朝日ホールに着くと12時を回っていました。
朝日新聞社内のレストランはお休みのため、比較的料理が直ぐ出る近くのサイゼリヤに。ちょうど築地四丁目交差点を見下ろせる位置にあります。築地本願寺は斜向かい、これって再来週の東京マラソンのコースだ。
そんな目で見ると、試走しているランナーらしき人も!
小生は東京マラソンの日は孫娘の誕生会で応援出来ません。少し早いですが、出場選手のご健闘をお祈りします。
肝心のトークショーは寒い日にもかかわらずほぼ満席でした。(応募者は1,400人、抽選で当たった方が300人)1964年8月に始まったこの番組は毎週楽しみに見ていました。初代の黛敏郎さん、4代目の羽田健太郎さん、そして現在の佐渡裕さんと素晴らしい司会者のトークと、クラッシックに偏らない番組内容はいつ見ても楽しい番組です。そこに関わってこられた、冨田勲さん、高嶋ちさ子さん、番組プロデューサーの鬼久保美帆さんのトークは、いろいろな裏話が披露されてあっという間の2時間30分でした。
裏話のほんの一部を紹介します。
黛さんと冨田さんが同じマンションの同じ階にお住まいだった時のこと。冨田さんのところに手伝いに来た若い人に鰻をご馳走したのだそうです。出前で「並」を三人前頼んだら「特上」が届いたので、美味しく半分頂いたところ、店主から電話があり誤配で、黛さんのところに届ける「特上」を冨田さんに届けてしまったとのこと。箸を付けていなければ返して欲しいと言われたけどもう遅かった。
亡くなった勝新太郎さんは芸人だけど時間の感覚の無い人、ロケバスに軟禁状態で撮影するのだけど、バスの後部に麻雀卓が置いてあり、始まってしまうともう大変。
冨田さんは70歳までハーレーダビットソンに乗っていて、最初に乗った時は警備の厳しいところもフリーパスだったとか。
最後の質問コーナーの前で、高嶋さんが愛用のストラディバリウスで「リベルタンゴ」をサービス演奏してくれました。小ホールでマイクを通した音では無かったので凄く良かったですね。
少し寒かったけど至福の一日でした。