京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

半夏生

2007-07-02 21:57:37 | 季節のことば
半夏生と書いてハンゲショウと読みます。
半夏生は中国暦の七十二候で、夏至から11日目の
7月2日頃から5日間のことです。


ハンゲショウ:ドクダミ科日本~中国原産
半夏生のころに花を付けるのでこの名前が付けられたとか。

        
        花に近い葉の一部が白くなります。
        半化粧とも書かれます。
        化粧の途中のようなこの葉はドクダミの
        あの白い花びらに見える苞の原型だそうです


花が終わる頃にはこの白い部分は緑に戻ってしまいます。
ぐずついた梅雨空の下で、ちょっぴりなまめかしい花です。

朝より降りみ降らずみ半夏生  千原叡子


        
        灰色の雨雲の下でもパアッと鮮やかなのが赤いカンナ。
        目が覚めるようです


カンナ:カンナ科熱帯アメリカ原産
日本には江戸時代に原種の美人蕉(しょう)という品種が入ってきました。
現在のカンナはほとんど、フランスで改良された園芸種だそうです。

        
        雄しべは花弁状に変化して、大きな花弁の真ん中で
        お飾りになってしまったんですって
        だから種子はできません。
        形のよくわからない花だと思っていましたが、
        そういうことだったのですね。

水を好む白い半夏生と夏のお日様大好きな真っ赤なカンナが
  向かい合わせに咲いて、紅白花の競演です