その日は、いつもとまったく変わらない一日だった。
朝バスで会社まで出勤し、夜七時に仕事が終わって帰宅して風呂。
夫はこの日遅番の仕事なので、仕事が終わるのは夜の十二時である。
夫の会社は車で30分ほどの、阿蘇地方にある。
夫の帰宅に間に合うように、食事の準備にかかる。
今日は、名古屋の「矢場とん」のみそだれをかけた、ひれかつ丼にしよう。
下ごしらえが終り、カツを揚げはじめた。
そのとき・・・
ガンッ!
という音と、下に沈みこむようなカンジで、家が大きく揺れた。
右に左に、ガラガラというよりドスドスという音とともに体が揺れる。
揺れがはじまってすぐ、停電で真っ暗になり、コンロの火もとまった。
やばい・・・これ・・・・
(職場の地震避難訓練のときに、揺れを模したガラガラ音が流れるが、それよりも、もっと重くて腹にガシッとしみ込んでくるような音だった)
真っ暗ななかで、バン!っと体が吹き飛んだ。
(私は申し訳ないが「デブ」のカテゴリーに属する体だ。決して痩せていたり、身長が小柄だったりするわけではない)
揺れがおさまったときには、頭の中は真っ白だった。
一体何が起きたのか・・・。
頭がまわり始めて、あたりを見回そうにも真っ暗だった。
そして、家具のすきまらしいところに、私は尻餅をついて転がっていた。
このデブが、1メートル半ぐらい吹き飛ばされて、台所の隣のリビングにいた。
朝バスで会社まで出勤し、夜七時に仕事が終わって帰宅して風呂。
夫はこの日遅番の仕事なので、仕事が終わるのは夜の十二時である。
夫の会社は車で30分ほどの、阿蘇地方にある。
夫の帰宅に間に合うように、食事の準備にかかる。
今日は、名古屋の「矢場とん」のみそだれをかけた、ひれかつ丼にしよう。
下ごしらえが終り、カツを揚げはじめた。
そのとき・・・
ガンッ!
という音と、下に沈みこむようなカンジで、家が大きく揺れた。
右に左に、ガラガラというよりドスドスという音とともに体が揺れる。
揺れがはじまってすぐ、停電で真っ暗になり、コンロの火もとまった。
やばい・・・これ・・・・
(職場の地震避難訓練のときに、揺れを模したガラガラ音が流れるが、それよりも、もっと重くて腹にガシッとしみ込んでくるような音だった)
真っ暗ななかで、バン!っと体が吹き飛んだ。
(私は申し訳ないが「デブ」のカテゴリーに属する体だ。決して痩せていたり、身長が小柄だったりするわけではない)
揺れがおさまったときには、頭の中は真っ白だった。
一体何が起きたのか・・・。
頭がまわり始めて、あたりを見回そうにも真っ暗だった。
そして、家具のすきまらしいところに、私は尻餅をついて転がっていた。
このデブが、1メートル半ぐらい吹き飛ばされて、台所の隣のリビングにいた。