玄関のそばの窓に近寄ると、人の声がした。
若い男性が何か叫んでいる。
地元の消防団の人たちだった。
各家を回って無事かどうかを確認し、避難誘導しているらしい。
もう、ここまできては避難をしなくてはいけないレベルのことが起こったのだ。
では、とにかく家から出ようにも・・・
玄関は、作り付けだったでかい下駄箱が倒れて、いた。
ドアは半分しか開かない。
「●●(おいらの苗字)です!家から出られません!助けてください」
ここは田舎の町だけれど畑の中に家があるというより、住宅地の中に畑が点在するような場所なので、町内の同じ班には10軒以上の家があり、道路を挟んで別の班がいくつかある。
消防団の方々がそこを順番に回って、中の人を救助しているようだ。
救助には高齢者も多いから、時間がかかるし大変なのだろう。
しばらくして、二人の男性が玄関先までやってきた。
「火傷をしています。なんとか外に出してください」
いちおうそう現状を報告すると、外から男性が手をさしのべてくれた。
下駄箱の隙間からやっと、外に出ることができた。
歩いて数十メートル先にある、葬儀屋さんの駐車場に誘導された。
(このときはまだ、道路の被害があまりなく、道路を歩いて避難できた)
四月の夜は寒いのに、長袖シャツに半ズボン、そして足元はスリッパのままだ。
防災用品?
そんなのどこ行ったかわからない。
きっと吹き飛んでるだろう。靴さえないし、玄関先に置いてあった蝋燭、ランタン、懐中電灯もない。
持ち出そうにも、探しているうちに(地震のちきに油を使っていたから)出火したら・・・。
若い男性が何か叫んでいる。
地元の消防団の人たちだった。
各家を回って無事かどうかを確認し、避難誘導しているらしい。
もう、ここまできては避難をしなくてはいけないレベルのことが起こったのだ。
では、とにかく家から出ようにも・・・
玄関は、作り付けだったでかい下駄箱が倒れて、いた。
ドアは半分しか開かない。
「●●(おいらの苗字)です!家から出られません!助けてください」
ここは田舎の町だけれど畑の中に家があるというより、住宅地の中に畑が点在するような場所なので、町内の同じ班には10軒以上の家があり、道路を挟んで別の班がいくつかある。
消防団の方々がそこを順番に回って、中の人を救助しているようだ。
救助には高齢者も多いから、時間がかかるし大変なのだろう。
しばらくして、二人の男性が玄関先までやってきた。
「火傷をしています。なんとか外に出してください」
いちおうそう現状を報告すると、外から男性が手をさしのべてくれた。
下駄箱の隙間からやっと、外に出ることができた。
歩いて数十メートル先にある、葬儀屋さんの駐車場に誘導された。
(このときはまだ、道路の被害があまりなく、道路を歩いて避難できた)
四月の夜は寒いのに、長袖シャツに半ズボン、そして足元はスリッパのままだ。
防災用品?
そんなのどこ行ったかわからない。
きっと吹き飛んでるだろう。靴さえないし、玄関先に置いてあった蝋燭、ランタン、懐中電灯もない。
持ち出そうにも、探しているうちに(地震のちきに油を使っていたから)出火したら・・・。
あとは、タンス類とかの倒れたのも多かったので、ウチも今は冷蔵庫、食器棚、キャットタワーとかに倒壊防止の柱をつけてますが、さてこれが、どの位役に立つんだかよくわかりません。