斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

第2回ニセコ町議会報告会・町民との意見交換会

2014-02-15 00:42:52 | 政治
2月13日(木)夜6時半から第2回議会報告会が開かれました。
出席した議員は9名(1名はインフルエンザで欠席)でした。
参加者は33名(35名)、内訳:町職員8名(他議会事務局職員2名)、
町民21名、仁木町議員3名、蘭越町議員1名でした。
高橋議長の開会挨拶に始まり、猪狩副議長が司会進行役を務め、議員の
自己紹介の後、猪狩副議長より平成25年度議会の開催状況:
4月24日の第3回臨時議会、5月23日の第4回臨時会、6月20日~25日の
第5回定例会、7月5日の第6回臨時会、9月17日~20日の第7回定例会、
10月24日の第8回臨時会、12月16日~19日の第9回定例会の内容に
ついて説明がありました。

町民との意見交換会は6時50分過ぎから8時30分過ぎまで約1時間40分に
渡り極めて活発な厳しい意見・質問が出されました。
2012年11月2日に開催された第1回議会報告会で町民の方々から出された意見
質問に対して検討するとしていた
①請願書の取り扱いについて、
②夜間・休日議会の開催について、
③議会のインターネット中継について、
④並行在来線の問題について、
議会が充分検討していないことに対し厳しく追及される場面もありました。

つづく意見・質問として
○資料の中に【議会の役割】を書くべきである。
○一般質問については質疑が3回までとなっており議論が尽くされないまま
終わっているケースが多い、工夫できないか検討して欲しい。
○並行在来線についてJRから切り離すというのは決まったが、その後
JRをどうするか、町長から別途検討したい「切り離したから議会は関係ない」
ではない。切り離した後どうするか。前回JRについて前向きに検討していき
たいとしていたがどうなったのか。
○「公共施設の整備」について、役場庁舎を念頭に置いているのか。
庁舎にいくらかかるか。資料が無い。開示しないと論議にならない。
資料を用意して欲しい。ただ希望を聞くだけのものとなる。
施設の緊急度、重要度、予算が入ったものを整理して説明して欲しい。
○(質問に対して)議長の個人的な意見を言っているだけ。
議会としての提案は。二元代表制で選ばれた議員である。議会意思の決定は。
ニセコ町の会議規則に変え、町民の意見が出て、議会が活性化するようにして
もらいたい。自らの議員提案権を拒否している。
○町長の代弁ではなく、町議は独自の活動をして欲しい。

*中央倉庫群の活用については出席していた役場建設課の担当参事から
説明してもらうことになる。(建設課参事が議会報告会で議員の側に立って
町民に説明することに疑問視する声も。)
旧澱粉工場は北海道に1~2か所しかない珍しい建造物である。
「ニセコ町にこんなものがあったのか、を残したい。」5年、10年、15年、
20年の年月をかけて中央地区にしていく。
費用対効果について民間は黒字にすることを考えるが、行政は黒字にする
ことが全てではない。お金に代えられないような形で変える。

○倉庫群は教育のために、お金の捻出はなんとか国からもらってくる努力
をする。費用分析をどうしているのか。
○公共事業の整備は国からの補助金だから良いというものではない。
これも税金から出ているものである。
○視察の報告は何をやっているのか。箱物を作ると将来維持管理ができない。
どう試算しているのか。
○町が管理している施設の芝は刈ってあるが、外来植物がある。
樹木をどう管理し、今後どのように進めるのか。
○議員は地区から出ているので地区の現状を知っている。どういう形で
町として整備する仕組みがあるのか。
○幼児センターの懇談会・意見交換会に議員が出席してもらいたい。
直接町民の意見を聞くと今の世代はこれが必要かヒントを得られると思う。
議員(全員に対し)の生の声を聞きたい。
○ニセコ町に移住して3か月になる。(議員の)意見にがっかりした。
(議員は)現場に行くはずである。前向きに民意を聞くべきである。
がっかりしたのが意見である。

まだまだ書き尽くされていない不十分なところが多々ありますが、約100分
に渡ってこのような意見が出され、主に議長が回答しました。
幼児センターについての質問には議員全員が各自の意見を答えました。

これがニセコ町議会の現状であることは否めませんが、今回の議会報告会・
町民との意見交換会を発条に議会改革への一歩を踏み出す“きっかけ”に
なるよう議員同士の話し合い・活発な討議の機会をもっともっと増やし、
勉強していかなければならないと考えています。