11月8日(日)開催の「『子どもの貧困』問題を考える」講演会に
42人の参加者がありました。講師は札幌学院大学の大澤真平先生です。
当初は演題が「『子どもの貧困』問題を考える」で、内容から予想して
よほどの関心のある関係者でないと来られないのではないか、せいぜい
集まっても20人もいるだろうか心配していましたが、予想の2倍の
参加者がありました。また講演の内容も大変素晴らしいものでした。
本来この「子どもの貧困」問題は国の基本的な成り立ちを決定づける
ものであって全ての人々に関わる重要な問題と考えています。
現在貧困にある子どもの数は増加しています。
厚生労働省による2012年度全国調査では、平均的な所得の半分を下回る世帯
で暮らす18歳未満の子どもの割合は16.3%で6人に1人の子どもが貧困の状態に
置かれています。これが母子家庭になると54.6%にもなっています。
今2015年ですからもっと増えているかもしれません。
貧困と言われる基準は
1人暮らしの世帯で年収122万円以下
2人で172万円以下
3人で211万円以下
4人で244万円以下
となっています。
子育て世代の貧困化が進む要因になっているのは若い世代の非正規雇用が
50%を超えていることにあります。
貧困と言ってもそこには一見しただけでは見えない「深さ」・「長さ」が
あり、そしてその「貧困」がさらに「貧困」の世代的再生産を繰り返していきます。
そうなるといつまでも「貧困」から抜け出せないことになります。
「貧困」にある子どもの生活とその背景をみていくと様々な現実が見えてきます。
食事も満足に取れない、病院にも行けない、ぎりぎりの生活を強いられている、
全く余裕などないことがわかってきます。
そうした環境で育っている子どもたちに“夢”や“希望”を持ちなさい、
あなたは“何になりたいの”、“どんな人になりたいの”と問いかけること
自体無理かもしれません。今の現実の日々の厳しさから解放されてこそ
“夢”や“希望”が生まれてくるように思います。
日本の教育予算は先進国中ほぼ最低の水準に止まっています。
教育費は家族に依存されているので当然お金がないと満足な教育も
受けられないことになります。
またその背景にはジェンダーの問題があります。
男女賃金の格差は男性100に対して女性は39、100:39となっています。
これほど男女の賃金格差の大きい国はみられません。日本は最低を記録しています。
介護・保育の分野で働く女性の割合は多く、賃金は平均よりずっと低く
女性は不利に扱われています。日本の母子世帯の貧困率は突出していると言えます。
これが日本の特徴で,貧困の子どもを産む原因ともなっています。
2013年6月に「子どもの貧困対策法」が制定され、翌年2014年8月には
子どもの貧困対策に関する大綱が策定されました。しかし実際に機能している
所は一部にすぎないようです。メニューは並べたけれども提供はまだされていない
というのが現状のようです。
貧困にある子どものへの対応として「学習支援」や「食の支援」を広める方向
にあります。そしてそれが地域の居場所つくりとも重なって、いろいろな制度と
連携して長いスパンでこどもたちと関わっていくことが求められていくと思います。
講演会は4:30終了の予定でしたが、たくさんの質問があり、先生は
その一つ一つに丁寧に答えられて、終了したのは5時を回っていました。
「貧困」は様々ありますが、「子どもの貧困」はあらゆる「貧困」の根本
になるものと思います。まずその根本の部分から改革していかなければならない
と考えます。
「『子どもの貧困』問題を考える」講演会からほんの一部ですが内容を拾って
紹介させていただきました。
42人の参加者がありました。講師は札幌学院大学の大澤真平先生です。
当初は演題が「『子どもの貧困』問題を考える」で、内容から予想して
よほどの関心のある関係者でないと来られないのではないか、せいぜい
集まっても20人もいるだろうか心配していましたが、予想の2倍の
参加者がありました。また講演の内容も大変素晴らしいものでした。
本来この「子どもの貧困」問題は国の基本的な成り立ちを決定づける
ものであって全ての人々に関わる重要な問題と考えています。
現在貧困にある子どもの数は増加しています。
厚生労働省による2012年度全国調査では、平均的な所得の半分を下回る世帯
で暮らす18歳未満の子どもの割合は16.3%で6人に1人の子どもが貧困の状態に
置かれています。これが母子家庭になると54.6%にもなっています。
今2015年ですからもっと増えているかもしれません。
貧困と言われる基準は
1人暮らしの世帯で年収122万円以下
2人で172万円以下
3人で211万円以下
4人で244万円以下
となっています。
子育て世代の貧困化が進む要因になっているのは若い世代の非正規雇用が
50%を超えていることにあります。
貧困と言ってもそこには一見しただけでは見えない「深さ」・「長さ」が
あり、そしてその「貧困」がさらに「貧困」の世代的再生産を繰り返していきます。
そうなるといつまでも「貧困」から抜け出せないことになります。
「貧困」にある子どもの生活とその背景をみていくと様々な現実が見えてきます。
食事も満足に取れない、病院にも行けない、ぎりぎりの生活を強いられている、
全く余裕などないことがわかってきます。
そうした環境で育っている子どもたちに“夢”や“希望”を持ちなさい、
あなたは“何になりたいの”、“どんな人になりたいの”と問いかけること
自体無理かもしれません。今の現実の日々の厳しさから解放されてこそ
“夢”や“希望”が生まれてくるように思います。
日本の教育予算は先進国中ほぼ最低の水準に止まっています。
教育費は家族に依存されているので当然お金がないと満足な教育も
受けられないことになります。
またその背景にはジェンダーの問題があります。
男女賃金の格差は男性100に対して女性は39、100:39となっています。
これほど男女の賃金格差の大きい国はみられません。日本は最低を記録しています。
介護・保育の分野で働く女性の割合は多く、賃金は平均よりずっと低く
女性は不利に扱われています。日本の母子世帯の貧困率は突出していると言えます。
これが日本の特徴で,貧困の子どもを産む原因ともなっています。
2013年6月に「子どもの貧困対策法」が制定され、翌年2014年8月には
子どもの貧困対策に関する大綱が策定されました。しかし実際に機能している
所は一部にすぎないようです。メニューは並べたけれども提供はまだされていない
というのが現状のようです。
貧困にある子どものへの対応として「学習支援」や「食の支援」を広める方向
にあります。そしてそれが地域の居場所つくりとも重なって、いろいろな制度と
連携して長いスパンでこどもたちと関わっていくことが求められていくと思います。
講演会は4:30終了の予定でしたが、たくさんの質問があり、先生は
その一つ一つに丁寧に答えられて、終了したのは5時を回っていました。
「貧困」は様々ありますが、「子どもの貧困」はあらゆる「貧困」の根本
になるものと思います。まずその根本の部分から改革していかなければならない
と考えます。
「『子どもの貧困』問題を考える」講演会からほんの一部ですが内容を拾って
紹介させていただきました。