斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

やっと、ついに、道内に「ご当地ナンバー」実現か!!!

2017-09-09 14:02:54 | 地域活動
≪世界遺産「知床」愛車に掲げて≫ 北海道新聞9月9日 37ページ
~ 羅臼など7市町 ご当地ナンバー導入へ ~

今年3月議会で「ご当地ナンバーの導入」について一般質問を行いました。
(議会だよりNo169号11ページに掲載)

そのきっかけは、ニセコ町に移住してきた2006年7月、札幌でもないのに
なぜニセコ町で“札幌”ナンバーなのか?不思議に思えてなりませんでした。
後志管内の町村もみな“札幌”ナンバーです。ちょうどその時道新でご当地
ナンバー第1弾のことを読み、その内にニセコ町もニセコナンバーに変わる
だろうと期待して楽しみにしていました。ところが、待てど暮らせど一向に
変わる気配がないので「ご当地ナンバー」について2017年2月15日に札幌
運輸支局に電話で問い合わせたのが私の「ご当地ナンバー」の始まりでした。

翌2月16日北海道運輸局に問い合わせ、担当者と約30分に渡って、
「ご当地ナンバー」について詳しく話を伺いました。2010年帯広で
「十勝」ナンバーをという希望があったと聞きました。
また「ご当地ナンバー」募集要項も調べて検討してきました。
ニセコ町単独でニセコナンバーを導入できないか。その可能性は???

2月17日国土交通省自動車情報課に電話しました。
ご当地ナンバー
第1弾 2006年(平成18年)新たに19ナンバー
第2弾 2014年(平成26年)新たに10ナンバー
の29種が交付済みです。
その時点では第3弾の募集はまだ決まっていないとのことでした。
募集要項など調べていく内にニセコ町の「ご当地ナンバー」のネックと
なっているのは登録車台数のみ。 ニセコ町の登録台数は約4,500台。
条件の登録車台数10万台にはほど遠い台数です。またニセコ観光圏の
3町:蘭越・ニセコ・倶知安を合わせても2万2千台強にしかなりません。

その後も国土交通省に対し何度か登録台数の緩和とニセコ町1町での
「ご当地ナンバー」の導入を求めきました。
(この時点では全国からこうした希望はまだ出てなく、私が初めてだった
と聞いています。)
本州以外でご当地ナンバーを表示しているのは「奄美」だけです。
この「奄美」ナンバーを実現するために、奄美大島の村田さんは1978年から
約30年以上に渡って、運動を始め、ついに2014年の第2弾で「奄美」ナンバー
を獲得しました。その運動の道のりは筆舌に尽くし難いものがあります。
村田さんと電話でお話ししましたが、奄美大島の戦後の歴史(アメリカの支配下)
を踏まえ「奄美」ナンバーへの深い思い入れを語って下さいました。そして
決して「あきらめない!」「粘り強くやること」ですと励まして下さいました。

第3弾の募集:
今年5月30日国土交通省はナンバープレートに新しい地名を表示できる
「ご当地ナンバー」第3弾の募集を始めました。
登録台数の交付の条件をこれまでの半分の5万台に緩和しました。
そして今日「知床」ナンバーのことを道新で知りました。
私は以前からまず道内で1番の可能性として考えられたのが世界自然遺産
【知床】でした。ついで苫小牧市です。苫小牧市に在って隣接する室蘭市の
室蘭ナンバーを表示しているのに違和感を感じていますが、それは苫小牧市民
の考方によると思います。また稚内にあっても旭川ナンバーを表示していると
聞いています。市民はどのように考えているのでしょうか。

時代の流れとともに私たちの生活に欠かせない自動車の適正なナンバー表示が
必要と思います。国土交通省は自動車台数に係らずその地域の環境・安全・振興
のためにさらなる条件の緩和策を検討していただきたいと思います。

それにしてもニセコ町の「ご当地ナンバー」へのあまりの消極的な姿勢と
全くやる気のなさに、またいつもながらの“先見の明”のなさに“情けない!”
の一言です。

歴史は動く!たった一人の想いと考えで変えられることを!
歴史はそれをこれまでもたくさん証明してきました。