斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

野火

2017-05-05 00:13:24 | 災害


5月4日2時半ごろ消防車がけたたましいサイレンを鳴らして家の前を
通り過ぎる。1台、2台、3台、・・・ニセコ、真狩、倶知安から計6台
の消防車が出動する。家を過ぎた所でサイレンは止んでいた。
ただ事ではない、近くで火災が発生したようである。
すぐ近くかもしれないと思い、消防車が走って行った方向に車を走らせた。
火災が発生した場所は家から2,5Km離れた畑の奥の原野だった。

火災を起こしたそこの土地の持ち主さんに事情を聞くと、
原野を少し片付けようと雑木林の斜面で枯れ木に火を点けた所、
火の手が勢いよく燃え上がり、近くの枯れ笹に火が燃え移ったので、
火が広がらないようにと周りを草払機で刈るのに夢中で、
消防車のサイレンにも気付かづ、火が畑の横手の方に這うように
広がって行ったことに全く気付かなかったとのことである。
消防車が来て初めて辺り一面が燃え広がっていたことが分かった
との話だった。かなりの面積が黒こげになっていた。
たまたまその畑に来ていた農家の女性が自分の畑の傍に火が燃え広がる
のを見て近くの知り合いの農家に助けを求めて、消防署に通報してきた。

消防車が駆け付けた時はすでに火災発生から少なくても1時間以上は
過ぎていた。このまま雑木林の枯れ笹に燃え広がり林野に燃え移ったら
その下の隣家にまで及んだ可能性がある。今日のように気温が上がり、
乾燥していると予想できないほど火の手は一気に燃え広がる。
そこに風も吹いて来て、このまま“あわや”の寸前だった。

火が燃え広がるのを恐れて必死に草払機で周囲を刈っていたとのことであるが、
このまま消防署への通報がさらに遅れたらご本人が火災に巻き込まれた可能性も
十分ある。火災による怪我人が出なくて良かったと思う。
危機一髪の感も拭えない。野焼きには厳し罰則と罰金が科せられているのも
大火災を引き起こす怖さがあるからと思う。




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