斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

女性の政治参加

2018-08-17 00:38:52 | 政治
16日(木)夜9時25分から約10分間「女性議員を増やす」
女性リーダートレーニングの模様がNHK放送されました。
上智大学の三浦マリさんが主催する「女性を議会へ」のスクールです。
この企画は当初から知っていて大変興味がありました。できれば参加
したいと思ったのですが、年齢制限が40歳までとあり、到底無理。
スクールには17歳から48歳までの28人が2泊3日の宿泊研修に参加。
ゲスト講師はアメリカ大統領候補ヒラリー・クリントンの選挙を後押しした
ジェシカ・グラウズさん。
欧米、特に北欧:ノルウェイ―、スエーデン、フィンランド、アイスランド
では女性議員の割合は40%前後を維持しており、日本よりはるかに高い水準
ですが、この20~30年間に憲法や法律の改正でクオータ制を義務付た結果です。

強制力がなければ変わりません。またそれを実行できるレベルの高い意識の
ある男性が女性の訴えに耳を傾け改革を受け入れて行った結果です。
初めはどんなに女性たちが命をかけた運動を展開してもなかなか進まなかった
のです。ノルウェーの女性たちの政治改革に詳しい三井マリ子さんの本を読むと
そのプロセスがよく分かります。
日本はまだまだ90%以上、いや99%が「男尊女卑」の世界です。

フランスでは2000年憲法が改正され、パリテ法(絶対なる平等と訳すそう
ですが)が成立し10%の女性議員が40%になり、大統領の閣僚は半数が女性で
あることが法律で義務付けられました。その結果福祉・環境が整備され、
出生率も20.0%にまで達したといわれています。

日本ではこの5月16日衆参両議院で「政治分野における男女共同参画の推進に
関する法律」が成立し5月23日から公布されました。
日本も遅ればせながら「世界の潮流」に抗うことができず、やっと法律が成立
しましたが、これを実行性あるものしていかなければたんなる「絵に描いた餅」
で終わってしまいます。そうさせないために女性も政治参画の壁を乗り越えて
行かなければならないのですが。

「何をするにしても、何を変えるにしても最後に行きつく所は【政治】」です。
政治を変えることで町の暮らしが変わる。男性中心の政治から「意識の壁」を
乗り越え、女性も政治参画を推し進めていくことで平等な社会へと変わっていく
と思います。

しかし現実には女性を取り巻く環境はまだまだ遅れており、「意識の壁」を
乗り越えるには、乗り越えられる環境整備を整えていかなければ変わらないし、
容易に変えられない厳しい現実を目の当たりにしています。


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