「チェンバロとヴァイオリンによるバロックの調べ」の演奏会が
9月22日(木)ニセコ駅前にあるニセコ中央倉庫群旧でんぷん工場で
開かれました。
チェンバロの演奏者は現在函館在住の森洋子さん、バロックヴァイオリンは
来日中のスペイン人演奏家アドリア―ナ・アルカ―イデさん。
演奏に使われたチェンバロは昨年4月からニセコ町在住のドイツ人
ミヒャエル マティアス クライスさんが作成した楽器です。
旧でんぷん工場の天井は3階建てほどの高さで音響がよく
「ヨーロッパの教会のようで、いつでも演奏会が出来る会場」と高評を
いただきました。
旧でんぷん工場での第1回目の演奏会は成功裏に終わりました。
ニセコ町内でこのような演奏を聞かれるのはとても幸せなことです。
演奏の曲目は17世紀から18世紀にかけて作曲されたバロック音楽で
シュメルツァー(1664年出版)の「ソナタ第4番」、ビバー(1669年作曲)
の「描写的ソナタ」、ラモー(1724、1731年出版)のチェンバロ・ソロの曲、
ヘンデルの「ソナタ二長調」、バッハの「ヴァイオリンとチェンバロのための
ソナタ」など、1時間余りに渡って8曲ほど演奏されました。
300年以上前の歴史に思いを馳せ、その時代に作曲された音楽にすっかり
心酔させられました。
演奏後、交流会が開かれチェンバロの製作者、演奏家、声楽家、チェンバロや
バロック音楽に関心の深い方々とお話合いが弾み、さらに素晴らしい時間を
共有することができました。
旧でんぷん工場はニセコ町内では現在、音楽の演奏に一番ふさわしい会場
かもしれません。次回の演奏会が今から楽しみです。
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