桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

住民の反対がなければ・・・

2005-07-23 00:23:33 | 自閉症のtoshiya
今日はtoshiyaがいつもお世話になっている地域活動ホームの母体である、社会福祉法人が新設する作業所の説明会があったので、息子も連れて行きました。

ここの法人はなかなか精力的で、年内にも2つの作業所を作る予定なのです。
ですが、施設長のお話のなかで、釈然としないものが湧いてきました。

というのも、土地も入手し、建物の確認申請も通りさて着工という時になって、急に地域住民の反対運動が起こることがままあるのだそうです。


たしかに、たまに奇異な行動を取るような障害者が、自分の家の近辺をうろうろされるのは迷惑だったり気味が悪いかもしれません。
土地の評価も下がってしまうかもしれません。

「総論賛成、各論反対」ということですね。

でも、せっかく自分の行き場や仕事をする場が出来るのを楽しみにしていた人たちの悲しみや落胆を思うと、どうぞ慈悲を!と思わずにいられません。

時代の流れは、どんな人も遠くの施設より地域でみんなの中で生きていくという方向へ向かっているようで、行政の方がもう入所施設を新設しないというスタンスなのです。

そんな中で、そもそも地域の人に反対されたら、私たちは自分の死後の子どもの行く末を何処に託せばいいのでしょうか?教えて下さい。

このままこの国にいて幸せにいきていけるのかどうか不安になりました。