桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

いい子なの。たまには親バカ

2008-10-09 20:36:53 | 自閉症のtoshiya
今日は徹底的に息子の親として過ごしました。

居住区の福祉事務所のケースワーカー(といっても担当の人は病気療養中なので、その上司にあたる人)が、区の福祉活動ホームの見学の段取りをしてくれたので、トシヤと一緒に行ってきました。

家からはちょっと不便なところにあるのでタクシーを使ったのだけど、たまたま近辺のタクシーではなく運転手が何度か道を間違ってしまい、トシヤはそれで軽いパニックになってしまった・・・という波乱の予感。

タクシーが間違えないように、私はgoogleマップのコピーまで渡したんですけどね・・・

で、早い話がその施設ではスペースの関係で自閉症の人は受け入れられないということだったのですけど、ケースワーカーの課長さんはなぜそういうことをはじめから確認してなかったんだろう?という疑問が湧きました。

しかも本来ならケースワーカーさんが、相談者のトシヤの履歴資料をあらかじめ用意しておくべきなのに手ぶらです。
それには施設長さんも「なにやってんのよ~!」と苦笑いしてました。

うっかりしてたのか?やる気がないのか?
施設長さんが私にやんわりお断りをしてても、何かフォローするとか質問するとかということもなく、純粋に付き添いをされてました


なんかね、こう言っては何ですけど、いろんな部署を定期的に異動していく公務員さんに心ある福祉の仕事が出来るんだろうか?と大きな疑問が湧きました。
こういうものって何年も何年も時間をかけて育んで様子を見守る必要のある分野です。



トシヤはそこの利用者さんたちに混じって作業をしようという意気込みだったようで、自分からイスに腰掛けて作業をやってました。
ただ見学だけの予定だったので、「もう帰ろうか?」というと怒って頭を叩きパニック。
で、私に向かってバイバイと手を振るんです^^;。

そうか、トシヤはこういう施設にきたら何か仕事をしていくもんだと思ってるんですね。
なんだかねー健気だなーと思いました。

それでもあちらの施設にも悪いので、早々に引き上げました。


結論からいうと無駄足だったわけですが、
今後は行政をあてにしないで活動しなくちゃな、という指針が出来ただけでもいいか。
実は、施設長さんも同じことを言ってました。
行政は現場を知らなさ過ぎるから、何か必要なのかもわかってないから予算もおろしてくれない。だからもう当てにせずに自分たちでやるんだって。
 
これでよいのか?日本。


実は2日前からトシヤの右目が変なんです。
またもや「ものもらい」です。
夏の疲れが出る頃によく出来ます。

処方薬の目薬じゃないとなかなか治らないし、来週はもう寮に帰るので眼科に連れていくことにしました。

朝電話で確認したら明日は休診だというし、仕方なく午後1時半に予約を入れ、トシヤには「お昼ごはん食べたら、目のお医者さんに行くからね」と伝えました。

普通は一度外出して帰宅したら、もう二度と外出したがらない息子なので暴れちゃうかな~と不安だったんです。

でも運良く1時半あたりは患者さんもまばらで、すぐに診てもらえました。
おとなしく診察を受けて、ロビーでジュースを飲ませておいて私は病院近くの薬局に目薬を受け取りに。
その間も、トシヤはおとなしく待ってました。
担当医が若くて可愛い女医さんだったということも大きいかも(笑)。


不測の事態が起こったときは不安定になって自傷が始まるけれど、それ以外はほんとに我慢強いし、こちらがちゃんとお話をすればきちんと理解をします。

いい子だと思う。

親バカもはなはだしい?


いい子だから、ほんとに心地よい居場所を探してやりたい。

いや、出会うに決まってると信じています。