桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

トシヤの立場

2013-11-30 17:38:50 | 自閉症のtoshiya

一方、トシヤも頑張ったということを伝えておきます。

飛行機の狭く閉じた空間で、トシヤの座席の前後に、絶え間なく大きな咳とくしゃみを繰り返す乗客がいて、11時間もの間トシヤはかなり我慢をしていました。

耐えられなくなると、奇声をあげてパニックになりましたが、殆どは耐えていました。

たぶん彼からすれば、拷問に近かったでしょう。

咳やくしゃみは生理現象だから仕方ないのは十分過ぎる程分かっています。

でも、世の中にはそういう音にダメージを受ける人たちも存在するということを、もっと知ってもらう機会はないものでしょうか。

理解はなかなかしてもらえないでしょうが。


帰りました

2013-11-30 17:00:53 | 自閉症のtoshiya
ロスアンジェルスからの帰りの機内では、トシヤがそれはそれは暴れてしまうことが数回あり、私も相方も手は引っ掻かれるは、頭を殴られるは(叩くじゃなく)で散々だった。
私は両手が傷だらけ。

最初に取れた座席が3人並びだけれど、中央で逃げ場がなく、困ったなあと思っていたら、通路側の外国人の青年が後ろの空いていたシートに移ってくれたのだ。

あまりにトシヤが暴れるのを見兼ねてらしく、ご親切に感謝した。

旅行に連れて行こうとしたところで、ある程度は覚悟をしていたつもりだった。

10時間を超えるフライトは、普通の人でもストレスだ。
初めてじゃないとはいえ、あの時はまだ小学生だから、機内では殆ど寝ていたし、心配はオネショだけだった。

空白の15年余りは、壮絶な思春期を挟んでいたため、たかが熊本の実家にすら帰れなかったし、私以外の誰も同行してくれる人間がいなかったし、経験を積む機会を逸してしまった。

何事も経験だと励ましてもらい、半泣きの覚悟で出発したアメリカ行き。
何度、神様助けてください‼︎と祈り、トシヤの穏やかな顔をイメージしたことか。

乗り合わせた乗客の方々には大変ご迷惑をお掛けし、申しわけありませんでした。
私に負担をかけないように、終始トシヤの世話を買って出てくれた相方には深く感謝しています。
とても素晴らしい経験をさせてくれて、ありがとうございました。