息子を美容院へ連れて行く日だった。
美容院の近くに小さな広場があって、そこはかとなく甘い香りがしていた。
そこには何本もの黄色いポンポンのような花をいっぱいつけた樹があった。
これはミモザだ。
卵の黄身を花のように散らしたサラダをミモザサラダというけど、ほんとにそういう花をつけるのだな、と妙に感心する。
今は桜が満開だから、日本人の我々は春の花といえばサクラと思うのだけど、こういう圧倒的な黄色い春の花もあるんだと改めて気がついた。
菜の花、たんぽぽ、そういえばみんな黄色いですね。
南フランスで春の花とはミモザのことらしい。
それにしても、この甘い香りは何ともいえない。
もっと香りを味わいたかったのに、息子を連れていると一目散に歩くしかない(TДT)。
うちの近所にも桜の名所があるのだけど、帰りに「桜を見て行こうよ~」と言っても、
私の腕を引っ掴んで、周りの景色には目もくれずグイグイと家までの道を早歩きするのみ。
あーーーーあΣ(‐ Δ‐;)
春の風情を楽しむには、やっぱり私ひとりで出かけるしかないようだ。
こんないい季節なのに、眉間にシワを寄せて不機嫌三昧の18歳。
本人が思春期だからというのもなんとも皮肉です。
あ、余談ですがミモザの花言葉は秘密の愛だそうで( ̄ー ̄)。
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