安定剤中止を受け入れたものの、昼も夜も険しい顔でパニックや自傷、不眠とほんとに本人も私たちも辛い状態が続いてしまい、今朝主治医に連絡を入れて、いったん元に戻す(薬の再開)ことにしました。
やはり微量と言えども急にゼロにするのは無理があるんでしょう。
私も精神的ストレスと眠れないストレスで崩壊寸前でした。
今日もお風呂に入るまで、ずっと暴れたり奇声を上げたりと大変な状態でしたが、なんとかベッドには入ってくれました。
少し穏やかな表情が戻ってきていたので、私も安心しました。
たぶん、この季節も悪かったんではないかな。
そろそろ春の嵐がやってくる予感があるし、ただでさえ木の芽時です。
息子が辛そうに不安を露わにしているのを見るのは、親としても一番キツイです。
言葉で表現が出来ない人だから尚更。
ただただ、にこやかに穏やかに笑ってくれて元気でいてくれる、それだけで十分なのに。
私は前世でよほど悪いことをしたのでしょうか。
きっとその罰を受けているに違いない。
そう考えるしか自分の置かれている境遇を受け入れられないのです。
これは私だけじゃなく、多くの自閉症の子を持つお母さんたちも思ってたことだというのを養護学校時代に知りました。
それだけこの人たちを育てるのは大変です。
何事かあると「親が悪い」「関わり方(育て方)が悪い」と散々言われ続けた親(私)が、たまにおちいる暗黒妄想です。
桐生さんの書かれた「わたしは息子から世界を学んだ」を読ませていただき、とても感動したので、もっと桐生さんのことが知りたくてここにたどり着きました。
私は数年前に小林正観さんという方が書かれた本に、
「障害者の子を持つ親御さんは生まれ変わりの最終段階。
障害者として生まれてくる子は神に近い存在」
と書いてあったのを読んでから、
生まれ変わりの最終段階の方達はどんな試練を与えられて、
障害を持つお子さんからどんなことを学ぶのだろうとか、
神に近い子供さんたちの頭の中ことを考えているのだろうと
その方達たちの本を読んでは感動し、生き方の参考にさせていただいてます。
なので、ブログに
「私は前世でよほど悪いことをしたのでしょうか。
きっとその罰を受けているに違いない。」
と書かれていて、他の自閉症のお子さんを持つお母様方もそう思っているとのことでとても驚きました。
ご存じかもしれませんが、小林正観さんの本にはこんなことが書かれていたのです。
人間は10万回生まれ変わるそうですが、
生まれ変わりの初期段階は誰が見ても大変恵まれている環境
、両親も人格者で、経済的にも豊かで、容姿も良い、という状況を与えられるそうです。
そして生まれ変わる度に徐々に大変な人生を選んで生まれてきて、
生まれ変わりも最終段階になると
障害者として生まれたり、その親になったり、
人の作った借金を払って生きることになったりと
過酷な人生を選んで生まれてくるそうです。
誰がみても大変だという状況で感謝できるか
、幸せでいれるかが試されているそうです。
そして、この世での学びをほとんど終えた神に近い魂は
まわりの人に気づきを与える役割のために知的障害者として生まれたり、小さい子供のうちに早くして亡くなってしまう命を選んで生まれてくるのだそうです。
なので、前世で何かしたのではなく、自閉症のお子さんを育てられる程、進化したすごい魂だと思うのです。
少なくとも、障害を持つ親御さんを勝手に魂の先輩として学ばさせていただいている私のような者もいるということを知っていただきたくてコメントさせていただきました。
長くなってしまって申し訳ございません。
桜子こと桐生でございます。
出版して10年以上になろうかというときに、このようなコメントをいただくとは、私はなんと果報者かと思います。
お出でいただき、心より感謝します。
さて、記事の中の前世において云々という私の発言というか、もう愚痴なのですけど、たまにそういうドロドロしたヤケッパチな泣き言を言ってしまうほど、息子のような人たちのお世話をしている中でシンドイなあと思ってしまうことが起こるのです。
今朝なんかも、息子が自傷を始めたのを見かねて止めさせようとしたら、返り討ちに遭ってしまいました(泣)。
腕から手から血だらけですわ。
まあ、そういう物理的なことはそんなに深刻な悩みではないですけどね。
井上様のように私たちを見て下さってる方々がいらっしゃることはどれだけ励みになるか。
ありがとうございます。
それはそうと、私は偶然にも昨日ずっと小林正観さんの本のことから調べ物をしていたのです。
こういうシンクロニシティーがあると、ワクワクします。
もしかすると、近いうちにまた執筆を始めることになるかもしれません・・・という近況です。
あの本のその後、のような内容の本も残しておくべきかと考えております。
どうぞ、これに懲りずにまたここにお出で下さい。
息子の話題もちょくちょく書いておりますので。