主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
人生二度目の… -群馬ツーリング②-
前回の続き。
しっかり榛名山を満喫した後。
【草津温泉ツーリング2本目の記事です】
山を降りると、登りの時とは大違いで
地元の車もかなり数が出てきていました。
榛名山の麓付近といえば、
やっぱり伊香保温泉です。
折角通過するので立ち寄ってみることに。
ここには、絵に描いたような温泉街の空気があります。
よく見ると、階段の右脇に
『この坂上より、湯本源泉』 と書いてあります。
もしかしたら、一頃騒いだ源泉偽装問題に対する
断り文句だったのかもしれませんね。
因みに、この写真の場所は
一般観光客が利用する温泉街よりかなり上にあります。
なんか、ちょっと悲しい感じ。
気を取り直して、階段を登りきると…
二重の鳥居がありました。
若干大人しめな境内。
神社の礼に倣って拝んでおきました。
参拝も済み、そのまま伊香保温泉を後に。
坂の構成なんかはちょっと二輪向きの街じゃ無かったですね。
伊香保を後に向かったのは
20年以上前に一度だけ行ったことのある
子持村にある、祖母の実家でした。
ところが、場所が全然解らないんですよね。
親族に聞いても住所もよく解らず。
番地をナビに入力してみましたが
そこには別の方が住んで居ました。
曰く、戦前は大地主で地元の名士だったらしいですが、
まぁ…80年も経てば時代も変わりますよね(笑
近隣で農作業をされているかたに聞いても全く不明。
中郷という土地です。
教わった親戚の電話番号にもかけてみましたが
お歳を召された方がお持ちの携帯な所為か
住所録リスト以外の番号からは、通話中になる設定だった模様。
1時間ほどかけ続けて諦めました。
…とここで大事件が!
農作業の休憩をしている老夫婦に道を聞き、
颯爽と立ち去ろうとしたその時です。
ぶおん、ぱすっ、がしゃっ…
実に、10年ぶりぐらいじゃ無かろうか。
被害はステップのバンクセンサー、ミラーエンド、
カウルの塗装剥げ、クランクケースカバーの削れ。
気合いで踏ん張ったのですが、最後の軟着陸でキズが。
エンストもしなければ、
立ちゴケもしない人間だったのですが原因は不明です。
まー…お礼を言うのに必死で、気が抜けていたのかも。
因みに、前回立ゴケたのが
件の祖母が亡くなったと聞かされた、奥多摩での事。
慌てて千葉の親戚の家に向かおうとしたときにでした。
落ち込んでも仕方がないので、
近所のセブンイレブンで伊藤園製の、
”その場で混ぜるペットボトルの抹茶”を飲みつつ、
ハムタマゴサンドウィッチを頬張る。
すると、母経由で連絡の行った
他の親族から電話が着信がありましてとりあえず会おう、との事。
指定された場所に向かうと、そこは祖母の弟(故人)のお宅でした。
電話をくれたのは祖母の姪にあたる者。
祖母の姪よりも早く、祖母の弟の家に着くと
祖母の義理の妹(84歳との事)が迎えてくれました。
もう、足も不自由だと言うのにわざわざ外で待っていました。
案内されるがままお宅にお邪魔。
親族とはいえ遠縁、
ほぼ初対面にも係わらず大変よくしてくれました。
暫くして、祖母の姪が何故かお寿司を手土産に合流しつつ
色々な食べ物を出してくれながら
祖母の妹が、そのまま色々な話をしてくれました。
気が付くと、5時間経過。
本当にほぼ他人なのに、高齢で体も悪くお疲れなのに。
娘さんたる、祖母の姪曰く
『おばあちゃんがとても喜んでいた』との事。
半日潰してでも聞き手に徹した甲斐があったというもの。
普段は、息子夫婦の留守を守り
話し相手は老人会か、ネコしか居ないというのですから
少しでも楽しい時間になったならそれはそれで、ってね。
お暇し、外に出るとすっかり夕暮れ時でした。
AM3:00起きだったのもあって少々疲労感があります。
ひとまず走り出してから、身の振りようを考えました。
さて、続きはまた”その③”で。