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草津よいとこぉ -群馬ツーリング③-

 いやはや、ちょいと身内の事で
ヘヴィな話がありましてね。
不幸じゃないんですが、幸福じゃない感じ。
日記書いてるヒマが取れませんです、面目ない。

 さて、群馬日記の3本目です。

Moning【草津温泉ツーリング、3本目の記事です】

 すっかり日が暮れた、中郷-吉岡辺りを出発し
前日は仕事、本日はAM3:00起きの為に
かなり眠く、だるくなって来ていました。
立ちゴケもしたしね(笑

 ちょいと危うい感じもあったのと、
何より初日が殆ど
1924年産まれの親族との対話に終わった為
…いや、決して無為ではなく、大変良い時間だったのですが
流石に群馬まで来てそれだけで帰るのも、なんて。

 気が付くと、西へ向かっていました。
高度を上げると共に、徐々に冷え込んでゆく空気。
山間を抜けるにともなって人里離れていく雰囲気。

 脳内に流れゆくのは、眠気と…
『草津よいとこぉ~いちどはおいでぇっ♪』
でしたね。

 時刻は19:00過ぎ、
伊香保あたりから60km程山を抜け、秘境ムードな草津入り。
街中を当て所もなく、バイクで徘徊するも
正直、どこがどうだか全然わからないゲンジツ。
思い出すと、温泉地とか旅館とか来たことないんですよね。

 すると、暗闇に浮かぶ怪しげな建物が。
見るからに”仲介手数料を取って旅館を紹介する”場所。

Kusatsu_guide

 おそるおそる入ると、
昭和初期のダメ探偵小説みたいな格好の店主が。
ちょっと草臥れたスーツに、上唇に白ヒゲ。
髪形はセンター分けなんです。
正直かなり怪しい…ですがまぁその、頼れるのは彼だけで。
 紹介を受けてみると、人柄もよくちょっと安心。
どうやらこの時期はオンシーズン真っ盛りらしく、
10000円程度の旅館(温泉有り)と、
5000円程度のビジネスホテル(温泉なし)しかありませんでした。

 見窄らしいライダー姿の僕な所為か、
しきりに値段を気にしてくれたらしいのですが、
”温泉地”を満喫しに来たので、迷わず高い方へ。
こちらには、バイクも旅館の側に置けるようでしたし。
(↑ここ、ライダー的にかなり重要)

 昭和のヘッポコ探偵(勝手に命名)が
温泉に予約を入れてくれ、地図でしてくれた案内をもとに
旅館に向かうと…

 若い、カッコイイお兄ちゃんが出迎えてくれました。
高校生ぐらいかな?寒い中待ってくれていたようです。
服装はオーバーオールに、頭にはタオルを巻いてます(笑

 若干『大丈夫かいな?』なんて思いながらも
こちらも感じが良かったのでそのままチェックイン。
館内に入ると【昭和中期の旅館】という風情。
かなりツボに来ましたねこりゃ。

 まさに しっぽり感 が漂う風情でした。
ホテル的でもない、高級旅館的でもない、昭和風。

 若干遅いチェックインながらも、
夕飯も間に合うとの事でしたので夕食込みプランにしていました。
途中の峠道の外気温は、実に4℃。
芯まで冷えかけていたので、先に風呂を頂きました。
素っ気ない内風呂でしたが、24時間、源泉掛け流し。
かなり大当たりでした。

 まぁ…風呂入ったら、湯船から上がるとこでコケまして。
10年ぶりぐらいに膝をすりむいて血だらけ。
風呂には他にも客が居ましたので、
気まずいことこの上なしでした。

 風呂を出、浴衣に着替えフロントに食事を頼む。

Dinner

 運ばれてきた部屋で頂く食事はなかなか本格的。
なによりボリュームが凄かったです。
1時間をかけてなんとか完食、
普段口にしないものも何一つ残さず、です。
食器も下げて頂き、部屋を見渡すと

Room

 なんと素晴らしい、旧き旅館の風情か。
部屋の暖房も完璧で快適ではありましたが、
ここで敢えて窓を開けてみると…
夜中の街に漂う、硫黄泉の香りがしてきました。
いやぁ、草津です。

 食事も頂き、まったりしていると
授業員さんが布団を敷きに来てくださりました。
すぐに自然と布団に横たわると、すぐに睡魔が。

 もう一度目を覚ました時は、既にAM2:00過ぎでした。
電気もつけっぱなしで落ちていたようです。
灯りを消すと更にすぐに寝てしまいました。

 次に目が覚めたのは、ノック音。
約束の朝食時間、AM8:00でした。
まさか配膳の方が来た音で起こされるとは…
相当快適だったんでしょうね、この旅館。

Moning

朝飯も結構なボリュームでした。

 窓から外を眺めると、

Spa_window

朝日と共に、温泉街らしい光景が目に飛び込んできました。
ほんと、穏やかな空気です。

 食後は朝風呂を頂いて、
メットや装備の手入れをしてからチェックアウト。
旅館を出る時には、
従業員の方々がほぼ全員で見送ってくださいました。

 つい、『ありがとう御座いました、またお願いします』
なんて言ってしまいました、本当にいい旅館でした。

 駐車場に戻ると観光客らしいババァ(敢えてこう表現)が
なにやら大声で下品な笑いをしています。
近隣の高級(笑)旅館にも泊まったのでしょう、
ババァA「そいやさ、このへんの安い旅館、
  前に団体で来たときに泊まったよねwwww」
ババァB「ギャハハハハハwwwww」
だってさ。
ババァめ、なんでおまえらはそんなに無神経なんだと。
安いとか高いとかじゃないんだよなぁ…。
旅館の方や、他の客の気持ちを考えられない残念な人間です。
そもそも、ババァの泊まる宿だって2万円そこそこの安宿ですよ(笑

 ちょっと気分も害されましたが、
気を取り直して街中を闊歩してみることにしました。

 今日も長くなってしまったので続きは 其の④ で。

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