主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
たからものコーナー。
今週も土曜は生憎の雨。
そりゃあ梅雨ですから仕方が無いのですけれど、
少しでも早くシャキッとして欲しいものです。主にオートバイ的な意味で。
雨となれば自宅での時間が多めに取れますので、
この度、晴れて大事故に至ることもなく無事に退役を迎えたメットの処理などを。
といっても、普通は耐用年数の過ぎた消耗品は即ちゴミとなるのですけれど、
今回は少々事情が違うため、大切に保管しておこうと思い立ったのです。
CBR1000RRを新車で買ってから35,000kmを共にし、
その前にもNSRで数万kmを付き合って来た思い出のメットでもありますし、
それこそキャンプツーリングやサーキット、峠と思い出が沢山あります。
その中でもひと際大きな思い出といえば、
やっぱり2009年の日本GP翌日に参加したフレディ・スペンサーのスクールでした。
勿論その時もDaijiroメットでの参加だったのですが、
スクールの最後、幸運にもサインを頂戴する機会を頂くことができまして、
そのとき何も準備していなかった私は、
咄嗟に拙い英語で「このシールドにサインください!」とお願いしました。
今にして思えばシールドなんて消耗品にとは大変失礼な話でしょうが、
このときはまだメットを買い換えるつもりはありませんでしたし、
ヘタにメット本体に書いてもらったら勿体無くて使えなくなってしまいます。
そんな状況での思いつきだったのですが・・・
当然、栃木からの帰りの高速では大切に仕舞いこんだシールド無しでの走行に。
霞む視界の中、必死に帰ってきたのも今はいい思い出。
そんな経緯があったものですから、
『このメットは大切にとっておかないとなあ』などと思っていましたし、
丁度その好機ということで、バイク小物(おもちゃとか)置き場を整理し、
清掃を行ったメットとともに置き場を作ることに致しました。
僅かに雨のぱらつく中、ホームセンターで部材を買出し。
メットに握手している写真、NS500にヤンマシ付録のDVDなどから、
週刊○○コレクションで100個ぐらいあるGPマシンの模型から、
お気に入りのものを選んで入れてあるケース、
そしてロッシが乗った最終型NSR500のダイキャスト模型などなど。
立派にマニアな感じの空間と化しておりますが、
まあオートバイ関連のものは趣味でございますので(笑
一応”スポットライト”代わりのクリップライトも右上にあったりしますが、
自作棚の場所自体が狭いので、いまいちぱっとしませんね。
少々見辛いですが、こちらがスペンサーのサイン。
いつかおじいちゃんになったとき、
「私の若い頃に、既に伝説だったスペンサーというライダーがいたんだよ」
などと、このメットを指しながら穏やかに語りつつも、
まだオートバイに乗り続ける素敵な老紳士になりたいというのが
私の密かな野望だったり致します。
よーし。この夏もコケないで走るぞっと!
追伸:アクリルケースはどうしても高価になるので、
金魚用の水槽を買ったなんて言えないのです|ー゜)~♪