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湿った風だってバイクなら

 (;・ω・)はっ !?
気がついたらもう金曜日で御座いますね。
バタバタしていたとはいえ、仕事をしているとあっという間で困ります。

 帰りの電車の中、隣の席で会話が弾んでいる女子大生風の2人が
「あの人一眼レフ持ってきてるの。いいよね~」
「え?あの芸能人みたいな子?確か高2だよね」
私『ああ、またイケメンに限る系の会話か。』と内心苦笑しつつ、
彼女達が普通のお父さん方がカメラを持って歩いてるのを見たら、
恐らくは「マジキモいんですけど・・・」みたいな感じなのかと。嗚呼無情。



 そんな世知辛い話はおいときまして、
オートバイの上で引き篭もりを自認するワタクシと致しましては、
本来ならNSR氏と「週末は整備の後ロングツーリングだ」的な話をするも、
休みに呼び出しが掛かることの多いNSR氏は、
土曜日が敢え無く仕事だとのことで計画が頓挫いたしました^^;
まあ、忙しい仕事があるだけで人間としては十分だと思います。
誰にもアテにされなくなったら本当におしまいですからね(苦笑



 閑話休題。
そういえば忘れていた前回の記事の続き。

 週の半ばを目前に、仕事に勤しんだ私は自宅に戻るや返す刀でCBRに。
自宅の前から通りがかりに何気なく、
最近で開業したらしいデイサービス?のオーナーらしい方に挨拶すると、
なんと前の仕事の取引先、マネージャー代行職をされていた方でした(笑
「あのーもしかして・・・」なんて近寄ってくるので、
それはそれは大層驚いたものですが、
未来のある地位を捨てて転職したのは、親御さんの新事業を継ぐ為だとか。
みんな色々考えていらっしゃるのだなあと他人事のように感心。



 それでも私はCBRの上(笑
走り出したらそれこそ止まらないのがライダーの信条ってもんですから、
翌日の仕事のこともそっちのけで高速に飛び乗りました。

01_highway

 なにせ今回は、新ヘルメット【 X-Twelve 】のシェイクダウン。
これがまた素晴らしいヘルメットでございました。

 折角ですから、ひとまず軽くインプレなどを。
◇一般道:通常走行
 ・まず驚いたのは、蒸し暑い梅雨時にもかかわらず圧倒的に快適なこと。
  x-elevenも良いメットでしたが、ベンチレーション性能は数割増の感覚。
  停まれば暑いのは当然ですが、走り出すとすぐにごっそり熱気が引き抜かれます。

◇高速:一般的な範疇での走行
 ・実はここが一番大きな印象でした。
  大げさな表現ではなく『まるで何もかぶっていない』ような感触。
  勿論、ノーヘルで高速域の速度なんて出したらば目も開きませんが、
  敢えて表現するなら”安いメットで20km/hで走行している感覚”です。
   空気の流れで引き起こされる【上・下・左右】どの方向の力も、
  ”あの”x-eleven比でさえ、圧倒的に改善されていました。
  法廷速度+α程度ならばネイキッドのポジションでも全く苦痛なし。

◇高速:所謂”スポーツバイク”が結構頑張った程度の走行
 ・シールドを全閉(ダブルアクション機構で帽体に密着した状態)ならば、
  風切音も非常に少なく、首が振られるような事も皆無であり、
  ある程度長時間の走行を行っても負担が蓄積しない印象

◇高速:SSレベルでの走行(一瞬だけのことですよ)
 ・この速度域になると、並のメットではカウルから頭を出すこともできず、
  よしんば出したりしようものなら、アゴ部分が風圧で潰れ口に貼りつきます。
  首を横にすれば、まるで『折れるんじゃないか』のような勢いです。
  ・・・が、ここでもX-twelveは非常に安定しています。
  カウルから頭を出せば、それ相応に音も風圧も増しますが、
  少なくとも”危険を感じるレベル”以下に抑えられている事に大変驚きました。

◇◇総じての感想◇◇
 ・全体的に”重量バランス”と”空力”の性能が高度に保たれている印象。
  高負荷時のストレスが少なく、重量も感じさせません。
  『やっぱり高いメットはいいなあ』その一言に尽きるというものです。




 そんなメットの好印象の中、
暮れ行く一日を高速道路で感じながら数十kmの走行。
すっかり辺りが暗くなった頃に高速道路を降り、海辺に向かいます。

02_akane

 ここは千葉県は習志野市の【 茜浜 】という海辺。
東京湾の他地域の例にもれず埋立地ではありますが、
往年のバイクブームの頃には、
湾岸特有のバイク野郎共が集う場所であったものの、
バイクブームの衰退と共にいまやすっかり閑散としたとはいえ、
却って静かないい雰囲気を作り出しています。

 残念ながらオートバイで海辺までは乗り入れられないものの、
棕櫚の木越しに、遠く夜景が見えていますね。



 荷物を整えながら、近くの自販機でペットボトルのお茶を一気飲み。
走っているととても爽快なのですが、
停まるとひたすら暑いのが夏のオートバイというものです(笑

03_dead

 そしてこれも夏の風物詩。
虫さんごめんなさい・・・どうしても大虐殺してしまうのです。
それでも、以前の”黄色いメット”よりは被害者(虫?)は減っているやも。
貼り付いてしまった虫さんは、
よく落ちるのでお気に入りの不織布ウェットティッシュで拭います。



 ガードレールをよいしょと乗り越え、海辺の遊歩道にガサガサと向かいます。
レーシングブーツは暗い夜の草むらでも安心ですね♪

04_makuhari

 遊歩道から遠く【 幕張 】の夜景を望みます。
首都圏エリアの皆様には馴染みの【 幕張メッセ 】があるエリアです。
都市部特有の明るい夜空ながら、
灰色から紫色への静かなグラデーションがとても素敵でした。

 夜風に吹かれながら子一時間。
『なんでこんなに気持ちいいかなあ』なんて事を考えながら、
オートバイでいつでも好きな場所に行ける幸せを噛み締めておりました。

 さてさて翌日も仕事。
出勤し、同僚に「茜浜行ってきましたよ!」なんて話をしたらば
少し微妙な表情で『よくやるなぁ』という反応をしていました。
こういうノリはバイク乗りにしか解らないものだと認識しております(笑





 そんなこんなで、トトロを見ていたら今週末は3連休ですね。
予定が全くないわけではありませんがどうしようかしらん。
オートバイ的な意味で、ですけれど♪

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