主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
バイクに乗らんで何がライダーか
「バイクに乗らんでなんの人生か」
某バイク番組のMCが毎度お決まりにて発する枕詞ですが、
そういえばすっかり観なくなりました。週刊バイクTV。
見なくなった一番の理由は女性MCの変更なのだと思うのですが、
『○○さん目当てで』という性分ではないので消えたのが主因ではなく、
どちらかと言うと新しい女性MCの面々が苦手だという方かと。
弁えず、自己アピールに余念の無い女性って苦手なんですよね。
そんなバイクTVとはあまり関係がないのですけれど、
皆様は本日の【 バイクの日(8月19日) 】を如何過ごされましたでしょうか。
私は当初、予報の「猛暑にご注意」的な発言を聞くにつけ、
やっぱり自宅で大人しくしていようか・・・なんて思ったのですが、
『バイクの日だし、やっぱりバイクに乗らなくちゃ!』などと
朝にはすっかりその気になって何をするか考えておりました。
数分後、そういえば今夏はまだ映画観てないなあと思い、
『バイクの出る映画は・・・』と考えを巡らせると、
パッと思いついたものは2つだったので早速チケットをネット予約。
早速予約券をプリントしていたところ、
何故かこのタイミングでプリンタ(MP970)が壊れたりと
なんとも妙なアクシデントに見舞われつつもなんとか出発です。
自宅から1時間少々。
少し遠回りして目的のシネコンに到着致しました。
暑い陽射しから逃れるように早速屋内へ。
控えめな空調になかなか汗が引きません。
この雰囲気がシネコンですね。
ネット予約専用窓口に並ぶと、比較的早く交換を済ませてもらえました。
お決まりの巨大ポップコーンを注文。
小さめのスイカぐらいの容積があります。
ともあれこれで準備万端。あとは入場時間を待って指定のスクリーンへ。
-1本目-
”思いついたのが2つ”だったものですから、
実は2本予約してありますが先ずは1本目から。
【 仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ! 】
我ながら安直だなあとは思いますが、
これなら十中八九バイクが出てくる筈ということで(笑
夏のお子様向け映画ですが、例によって戦隊モノとの二本立てです。
ちなみに前半が戦隊モノ、後半が仮面ライダーでした。
ポップコーンを持って予約済みの好みの席に向かうと、
まさかの両隣が小学生(汗
こんな映画に紛れ込んでいるオッサンが悪いのは明白ですが、
いやはや子供は無邪気ですから色々と困難が予想されます(笑
ヘルメットは膝の上。
開演前から間断なくポップコーンを喰らい続け、
漸く食べ終わったのは後半の仮面ライダーが始まってからでした。
毎度同じ事を思っている気がしますが、やはり多すぎかしら。
肝心の映画の内容については・・・
うーん、戦隊モノのほうは殆ど一時記憶以外に残るようなものはなく、
唯一鮮明に残っているのはCB400SFかしら。
戦隊モノのレッドの癖にバイクに乗っていたのが印象的でした。
そして後半の仮面ライダー。
敵として【キョーダイン】なる昭和っぽいロボが出てきましたが、
それもそのはず、昔やっていた同名の作品からの出演だったようです。
お目当てのバイクについては、
近年のライダー映画で御馴染みのセクシーな衣装の女幹部?が、
青の【 Ninja250R 】に乗ってスクリーン中を飛び回っておいででした。
数年前に観たCBR1000RRのアクションより随分と派手な印象です。
夏のライダー映画恒例の新ライダー顔見せについては、
【仮面ライダー ウィザード】なるものが今度から始まるそうで、
「通りすがりの仮面ライダーさ」じゃなくってなんでしたかしら。
えーと。確か「おせっかいな魔法使いさっ」が決め台詞だったようです。
-2本目-
実は1本目の仮面ライダーは2本目への繋ぎだったもので、
いよいよ本当に観たかった作品へ!
1時間程度の待ち時間を終えて、意気揚々とスクリーンに向かいました。
【 The Dark Knight Rises(邦題:ライジング)】
2本目は比較的オトナ向けらしく、
劇場内もかなり空いている上に、
年齢層も一番若くて私のひと回り上という感じでした。
ワクワクしながら上映を迎えると、
いやはや”アメリカのマンガ”と侮る無かれ、
前作の【ダークナイト】も素晴らしい作品でしたが、
今作【The Dark Knight Rises】も良い!
お目当てのバイク(バットポッド)の活躍も充分でしたが、
クリストファー・ノーラン監督作品ならではの重厚な展開が期待以上でした。
ジョーカーもデントも死んだ後の今作で、
悪役がどうなるものかと思っておりましたが、
流石にインパクトでは劣るものの、こちらも大変印象的でした。
原作を知らないが故に、要らぬ先入観が無いのも良かったのやも。
『なるほど。”バットマンが終わる”ということはこういう事か』と、
個人的には大満足の1作で、150分超の上映もあっという間でした。
余談ですが、気になる洋画は専ら”字幕派”なのです。
(言語体系からして違う日本人声優の演技はノイズにしかなりません)
それに、英語の表現と和訳を付けた人間の意図の差も毎度楽しかったり。
いやまあ英語は満足に喋れず、
ただ聴けるだけの典型的な日本人ですけれど(笑
2本の映画を見終え、
日が傾きかけた夕方の屋外へ出ます。
どうやら通り雨があったようでシートが濡れていますが、
幸運なことに、既に路面は完全に乾いておりました。
シートを軽く拭き、映画の余韻に浸りながらさっと出発。
暑さの和らいだ夏の夕日に向かいながら、
刈りたての稲の匂いの中をなんとも良い気分で家路につきます。
よし、なかなか良いバイクの日だった気がします♪