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『青春に限界はねえっ!』

「いやあんた、もう青春って感じじゃなかろうに」
そんな手厳しいお声が聞こえてきそうな感も御座いますが、
この手の話は” 気の持ちよう ”でもあると思います(笑

 そんなワケで、
私の日曜朝は仮面ライダーフォーゼの最終回で始まりました。
「心が折れなければ勝機はある!」
「倍返しだーーー!」・・・これは何やら違う気もしますが、
そんな台詞たちも最後までアツく、燃えるライダーでした。

 どうせ走るなら前向きで!
バックのないオートバイでいつまでも真っ直ぐに走りたいもの。
ともあれ、(リアルな)ライダー魂にも響く良い番組でした♪





 話は戻り土曜のこと。
「バイクに乗らんで(ry」なんて言ってる割には、
今週も結局なんだかんだと乗れなかったなあ・・・と自嘲しつつ。
それでも決して”乗ることが嫌い”なワケではありませんので、
『気温が下がる頃に出るか』と思っておりました。

 少々の用事を済ませ、昼ごろになんとなくNSR氏にメール。
この時点では別に一緒に出かけるつもりは無かったのですが、
私と同様にこのところ立て込んでいたNSR氏も
先週の段階で「週末にはライダー復帰するよ!」と言うものですから、
「走るんだっけ?」的なメールをしたところ、暫くしてから返信が。

 伺うと、結局千葉に走りに来る予定だとの事だったので、
自然と「それじゃ合流しますか」という流れになりました。
それから数時間、NSR氏が登場したのは結局夕方でしたが
元々それぐらいの時間に走るつもりでしたので問題なしです。



 まだ暑い空気が、少し冷め始めた頃に出発し数十km。

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 【 牛久 ひかり大蛇 】なるイベントが行われている
牛久(千葉県市原市)市街地を抜けて、
いつもは立ち寄る高滝湖をスルーして距離を稼ぎます。


 ちなみに牛久ひかり大蛇なるイベントは、
ネット先生で検索してみると、”光る蛇が川の氾濫から街を守り
それが高滝湖になった・・・が由来らしいのですが、
高滝湖ってダム湖じゃなかったかしらん(苦笑
更に調べると成る程、和光大学の経済学の先生が創作されたそうです。


 所謂巷の伝説も、何らかの起源のあるものから、
宗教をはじめとした人の思惑が絡むものまで様々ですから
こういうのも興味深いものですね。
大衆を喜ばせる手段は正直なんでも良い。楽しければOKだと感じます。






 そんな変わったイベントを横目に、
どちらかというと「露店でなにか喰いたい!」に後ろ髪引かれながら、
すっかり日も暮れた山道を走りぬけます。


 久々のまともな峠道に、
オートバイから離れてすこし固まった体を馴染ませながら進み、
結局、一度の休憩を取ることもなく鴨川の道の駅に到着です。

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 自販機でお茶を買い一息つくと、
海辺の湿度の高い風に晒されながらもなんとも良い心地。
直前に見た、月光に照らされた岩礁の景色も美しくいい気分です。






 小休憩の後、外房黒潮ラインを西に進み安房グリーンラインへ。
NSR氏のリクエストで来た千葉随一の快走路ですが、
原則的にここは”農道”なので一切の灯りがありません(笑

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 終始車と絡むことも無く、
灯りがないことを除けば至極快適に十数kmを走り抜けました。




 安房グリーンラインを抜けると、
野島崎、千倉、鴨川あたりの海沿いの道をのんびり走行。
 実は夕食がまだだったので、
鴨川の【馬琴(味噌ラーメン)】にゆこうと店の前まで行ったのですが…
残念ながら閉店後でした^^;
行きに営業しているのは確認してあったものの、
到着したのは21:04頃でしたから、21時閉店だったのかもしれませんね。




 お腹をすかせながら、
停まるたびに汗ばむ気候に夏の海辺を感じながら更に東へ。
よくライダーが立ち寄る天津小湊エリアのセブンイレブンへ。

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 お弁当とスムージーを買い、
人気の無くなった海水浴場で食べました。
なんの事はないコンビニ飯ですが、これがまた美味かった!
愛ならぬ、ツーリングは最高の調味料ってやつでしょうか。




 弁当を食べ、CBRのところに戻ると少々愉快な出来事がありました。
メットをかぶり出発の準備をしていると、
見た目がちょっと怖いおぢさまが近づいてきまして、
「いいね~!ロスマンズ2台で!」みたいな感じで始まりました(笑


 所謂”ツーリング先によくある光景”のひとつでしょうが、
当惑しながらもメット姿のまま少し応じると、
容姿に反して(ごめんなさい)人柄が悪そうな方では決して無かったので、
そのままお話をさせていただくことに。
「俺も昔’87のNSRに乗っていて」「燃費わるいでしょ」
「加速はそれ(CBR1000RR)でもついていけないんじゃない?」
そんな、なんとも憎めない【2st時代のバイク好き】でいらっしゃるようで、
今は残念ながら乗られてはいないというものの、
同好の士としては正直悪い気はしませんでした(笑


 「いいなあ、うらやましいなあ」を何度も言う彼の話との終わり頃。
「気をつけて乗ってよ!」と、
二度三度と言ってくれたのがなんとも嬉しく響いたものです。
こちらとしても「また機会があれば是非バイクに!」ですね(笑






 満腹のハラを抱え、
それ以上に愉快だった元ライダーとの出会いを胸に抱えながら。
なんとなく気分で、普段は選ばない深夜の国道を北上して帰路につきました。
自宅付近ではすっかり日付も変わる頃になっていましたが、
なんだかとってもいい夜だったなあ。

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 走行距離は【 223.5km 】でした。
少々のサマーバケーション明けの走行としては丁度良い感じでした。

 夏の夜にこれだけ走ると、
メットも車体もすっかり貼り付いた虫さんだらけだったりしますが、
今日は洗車しないといけませんね。

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 そうそう、なんとなくカメラステーをマイナーチェンジしたりもしました。
相変わらず見た目は悪いですが、
剛性面での問題が完全に解消されています。

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ポジション的にもライディングに影響がない場所になっていますが、
カメラの画角的には少し前すぎるんですよね。
現在も携帯電話カメラ用のワイコンを使ってはおりますが、
もう少々広角なものを探さなくてはならないようです。

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