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11年目のオートバイに乗って。 【 5 】

 冬かとおもったらば春っぽかった2017年の始まり。
そこからまた寒波にて真冬に雪にと思えば・・・また春の陽気。
よくわかりませんねヽ(´▽`)ノ?

 でも春は少しづつ近づいております。
千葉県のある房総半島の南側はところどころに春の足音が聴こえてきているようです♪

 画像は意図せず整備後初の本格テスト走行となった1月最後の週末のもの。
菜の花を探して南房総に向かっていたらば、
海から少し入ったところで見つけた菜の花畑です。


 話は遡る事ほぼひと月。
今回が、永らく続いていたスロットルボディ清掃と周辺メンテ記事の最終回です。
(作業期間は部品発注も入れて1週間も掛かっておりませんが何故か長くなりました)


 前回はスロットルボディを戻し、ついでにプラグも新品交換を終えたところでした。
プラグ交換後、インテークダクトやそれに伴い外したラジエータステー等を元に戻し、
スロットルボディのバンド締めを行い、スロットルケーブルを戻して調整を行ったらば、
バキュームゲージを接続しつつ、エアクリを仮戻し・・・の前に。

 テストのために2次空気供給システムを殺さなくてはなりませんので、
シリンダヘッドにあるリードバルブからつながる配管のところに栓をしておきます。


 それでは調整開始!

 サスペンションやキャブの調整ネジなどの時と違って情報の重要性が低い為、
今回は特に”戻し回転数”などを記録しておりませんでしたので、
固定されている1番シリンダーのエアバルブを基準に合わせてゆきます。
指定の値は 1,200rpm±100rpm のときに、150-250mmHg 内で 気筒間が±20mmHg。


 実は私のバイク置き場は猫の額程度の狭さ且つ隣家もありますので、
エンジンをかけた作業は日中の限られた時間に、出来る限り手短に行う必要があります。

 暖機を終えてアイドリングが落ち着いたらばアジャストスクリュをちょいちょいと操作。

 完成1歩手前でこんな感じ。
基準シリンダがほぼ20kPaでしたのでそこに向けて調整。
この後2番と4番を微調整してほぼ納得したところで終了です。


 あとは2次エア供給ルートの再接続を行い、エアクリーナー類を本締めして戻してゆきます。

 エアクリーナーBOXとファンネルを取り付けてしまうともうスロットルバルブは見えませんので、
取り付け前にスロットルボディ周りは最終確認。

 スロットルのモリブデンコートについては『盛りすぎたな』ぐらいに塗ってありますが、
多少のカスはすぐ出てゆくでしょうし問題なしかと。
当然ですが固着もなく開閉にはなんら支障がない状態としてあります。


 走行に必要な機器類を戻したらばいよいよ動作テスト。
とその前に。

 負圧センサーを外した状態でエンジンをかけた関係で、
ECUがフェイルセーフモードに入っておりますのでリセットを行い、
各種センサ計測値の収集を正常化しておきます。


 ここでサービスチェックカプラのショートを行う作業が必要となるのですが、
純正のショート用カプラが販売されているものの、そんなものを買う必要は無し。
そもそも正月だったのでHONDAは休み。汎用の電材屋さんも休み。

 ちょっと悩んで 「 ゼムクリップあるかなあ 」と戸棚を探してみたのですが、
会社ではあんなに腐るほど余っているクリップも自宅には1個もなし。
仕方ないので適当な電線をカットして使うことに致しました。

 ECUからのエラーが負圧センサ以外記録されていないことを確認したらば、
ちょちょいと所定の手順でリセット完了。今度こそ動作テストです。

 ひとまずこの状態でご近所走行。
SC59ミラーを移植しておりますので、サイドカウルがなくてもウィンカーに問題なし。
毎度この姿を見て思うのですが「黒いオートバイもいいなあ」なんて。

 時間の制約もあって僅か5分ほどのテスト走行でしたが問題はなさそうでした。

 

 これにて一連の整備は完了!
ここからは1月最後の週末に出かけたツーリング(結果として本番テスト)のお話。

 年明けからこっち、色々事情がおありのようで最近激務のNSR氏をお誘いし、
私は私でこれまたこの先半年が激務の予感がする激務コンビでお出かけ。
こういうとき年中(比較的)温暖な房総半島は本当にステキです。


 前日の色々もあって集合は昼頃。
まずは内陸を1時間ほど走り・・・ちょっと冷えたのでトイレタイム。

 なんとなくいつものダム湖ではなく、清澄養老ライン沿いの里見駅に。

 里山をローカルのディーゼル機関車が走る雰囲気のよい路線の駅ですが、
なんとなくホームが騒がしいので見てみると・・・なにやらナイスな汽車が。

 命名権?的なアレでしょうか。
ヘッドマークは鉄道マニアにとって重要なもののはず。
そこに自分の趣味を掲げるというのはさぞ痛快なことでしょう。


 思いがけずレアなものを見られた話でNSR氏とインカムで盛り上がりつつ。
時間は既に14時前でしたのでそこから山中をワープ。

 房総スカイラインからもみじロードに抜けて長狭街道経由で館山手前まで。
そこから外房黒潮ラインにスイッチして鴨川に向かいます。

 道の駅 鴨川オーシャンパークに到着。

 僅か3台しか停められない狭さの2輪用駐輪場になんとか入ると、
隣にカタナが。やっぱりカッコいいですよね~。


 この道の駅に来たのは遅めの昼食が目的。
お気に入りの 地魚漬け丼 を頂くためです。

 この時期は 『 鰆 』 が旬。漢字自体もさかなへんに春。
関東ではこの魚の旬はまさに新春頃ですから、今が絶好のタイミングですね。
日当たりのよい食堂で注文をしてしばらく待つと到着。

 地魚漬け丼 !と、シーフードカレー!です( ̄ー ̄)

 道中山陰は日が当たらないこともあってそれなりに寒かったものですから、
なんとなくシーフードカレーも注文してしまいました。

 ここの道の駅を訪れられた方はご存知かもしれませんが、
別段力の入った食堂ではなく素朴さが魅力。
そういう意味で地元海鮮系のものはハズレ無しですが、カレーその他は基本的にハズレです^^;
それでも冷えた体にはとても美味く、この後の日没後の体力も考えると注文して良かったです。


 食事を終え、2食分で膨れ上がったハラに若干の後悔を覚えつつ、
道の駅表側の漁港を眺めながらそろそろ帰ります。

 真冬な筈なのに凍える寒さもなく、景色も手伝ってとてもいい気分です。

 駐輪場に戻る途中、策の上で鳥さんを発見。

 右に左にと行き交う車を眺めているようでした。


 さて、我々も帰りましょう。
しっかり買い込んだ御土産をサイドケースに放り込み、
山の向こうに沈みかけた夕日を背に東、そして北へ。

 19時頃には無事に自宅に到着し一息です。

 【 本日の走行距離 : 207.3km 】


 肝心のスロットル周りの動作についてもなんら問題なく、
冷間始動後のファストアイドル上昇が適切に作動するようになり、
暖機後のアイドリングの安定もまったく不満のない状態になりました。
プラグ交換もあってアクセルの反応もかつての鞭のようなレスポンスが戻り良い感じです。

 
 それでは、これにてスロットル周りのメンテのお話はおしまい。
楽しいオートバイライフには細かな状況把握と調整必須。
まだまだ気になるところは出ておりますが、
あとはお金と相談しながら引き続き様子をみてゆこうと思っております。

 なによりオートバイで走るのはいつだって最高ですヽ(´▽`)ノ!!

 春もすぐそこ。
皆様も愛車で楽しくお出かけする準備はお済みですか( ̄- ̄)~♪

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