主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
リハビリは北の大地で ~ 最終日 ~
なんだかんだともう土曜の夜。
本人にはそんなつもりはないのですが、
何故か日記ではなく週記になっており面目次第も御座いません。
最近は暑さも本格化しつつあり色々バテて来そうな感も御座いますが、
皆様に於かれましてもご体調など崩されずお元気になさっておいででしょうか(*゚ー゚)。
さてさて。
いよいよ怒涛の北海道リハビリツーリングも3日目の最終日。
・・・とその前に。
blogを書くまでの間に例のランタンが光るようになっております( ̄ー ̄)。
把手の部分にあるこのレバーを「カシャッ」と左右に倒しますと色が変わります。
やっていることはカンタンなもので御座いまして、
最初は点灯回路共々3W級のパワーLEDでも仕込もうかと思ったのですが、
ワンオフで作るにはコストパフォーマンスがよくなかったことと、そもそも時間がありませんで。
単三1本で駆動できる50lmぐらいのチップLED搭載ライトを、ステーを適当に拵えて仕込みました。
ただ、拘りがふたつ。
元々?の構造はこんな感じで見たことのない充電地が腐った状態で入っていましたが、
それをいつでも元通りにすることが出来るようにしたい、が一つ。
多くの構成部品は一時的に取り外して保管となりますが、復元可能な状態にしておきます。
あとはこちら。
オリジナルには本体底面にプッシュ&捻り式のスイッチがあるのですが、
いちいち蓋を開けてLEDライトのボタンを直接押すことなく、
オリジナル同様にここで点灯-消灯の切り替えがしたかったので、
LEDライトの点灯回路に割り込ませる形で新たに配線を引きなおし、このスイッチにつなげました。
とりあえずは目論見どおりに出来て満足。
恐らく正面から直視しないと見えないであろう、オリジナルの豆電球よりは遥かに明るくなり、
仮になにかあったときには懐中電灯代わりにもなるぐらいでこちらも満足です。
そしてオマケ。
赤青白の切り替えはこんな風になっています。
しっかしよく考えられていますね~。小気味良く確実に作動し、それでいて耐久性も高そうです。
昭和のテクノロジです。(本体は昭和41年製)
暇さえあれば「カシャッ」ヽ(´▽`)ノ「カシャッ」と遊んでおります。
それでは気を取り直して本編の3日目へ!
最終日はすなわち東京は羽田空港へ帰る日。
既に予約されている飛行機は14時頃ですのであまり余裕がない感じ。
そもそも翌日は仕事なワケで、
なかなか気持ちの切り替えも難しいというものですが居る以上は楽しまないとですね♪
そこで札幌からどこに行けて、そこから新千歳に戻るには・・・と考えたところ。
『やっぱり小樽かな~』となりました。
丁度よく札樽道が通っていることもあり、札幌市街地からのアクセスもよいですしね。
ホテルで6時頃に起床したあとは、最終日も結局イクラ丼を腹いっぱい食べて出発。
CB1100は2泊3日で借りましたので、ホテルの駐車場から颯爽と出発です。
(実はレンタル料はかなりいいお値段でした)
札幌からは片道30kmぐらいなのかしら。石狩湾の美しい景色を眺めながらひとっとび。
1時間かそこらで小樽市街に到着です。
小樽といえばかつて札幌よりも早く栄えた商業都市ですが、
今も往時の雰囲気を残す素敵な町の印象ですね。
石造りや蔵っぽい作りの古くしっかりした建物が立ち並ぶ旧市街にて。
いいですねこの感じ♪
と。まずはオートバイをどこかに停めなくてはなりませんが、
例によって駐輪場なんてロクにありませんので、市街の中心にあるコインパーキングへ。
ここはゲートバータイプの駐車場なのでオートバイでもお金を払えばOKのはずです。
って・・・?ナニコレ。
いきなり駐車場に 「オイコラ!」 と凄まれましたよ?
これもアイヌ語かしら。しかしオイコラとはすごい名前ですね~。
「オイコラ!ご利用いただきましてありがとうございます。」なんと面妖な。
そんな面白駐車場にちょっとハマりながら市街地を散策。
お約束の小樽運河でメロンソフトクリームを食べてみたり。
ちょっと路地に入ると、何故か昭和中期頃の町並みが再現されていたり。
町並みと同じような演出なのか、そこいらには人力車も走り回っていました。
裏路地にて。人力車が列を成して路上駐車されていました。
この車両の名前は ”無邪気” だそう。いいですね~無邪気。
私もこの北海道ツーリングで少しばかり無邪気になれた気がしております。
そして個人的小樽最大の目的地へ。
【 海鳴堂 】なるオルゴール屋さん。
ちゃんとしたものは高いので集めるほどの余裕はありませんが、
オルゴールの音色自体は大好きなのです。
一段と重厚な扉から店内に入ると、
感じのよい若い女性が一人で切り盛りされておいででした。
品揃えはそれこそ ”立派なオルゴール” から、私でも買えるものまでさまざまですが、
流石に数十万円クラスの立派なものは欲しくても買えず。
ここでの予算は1万円ぐらいかなあ。
母のものと私のものでささやかな木箱つきのものを購入いたしました。
因みに曲は、私のものが『imagine』。母のものはKinkiKidsの『ボクの背中には羽根がある』かな?
お店のシステムとしては、オルゴールのメカ部分と好きな箱や装飾を合わせて、
その場で組み上げてもらうことができるのですが、
お嬢さん1名で営業されていたこともありすぐには出来ないとのこと、
20分ぐらい欲しいというので再び散策をしつつ、昭和の路地の裏などに入ってみたり。
明星やら平凡、というのは雑誌でしたっけ。今でも本屋で売っていたような。
「男は死ぬまで働くべし」その通りですね。守るべき女性の為、家族のため。社会の為。
そんな単純明快で当たり前のことなのに、最近はとんと生きづらい世の中になった気がします。
要らぬ逃げ道やら逆転現象やら色々選択肢がありますし、ちょっと踏み間違えると大騒ぎになったりねえ。
20分というのは思いのほか短いものですぐに店に戻ると、
どうやらまだ店内は混雑しているらしく、お嬢さんが「すみませんまだ・・・」と仰るので暫く待つことに。
そこからまた20分ぐらい。店内でのんびりしていると漸く完成したとのことで声をかけられました。
お願いしたオルゴールの動作確認とともに、
少し空いた店内で感じのよいお嬢さんとこの旅の話などをさせて頂くと、
「昨日はミスチルのコンサートがあったんですよ」やら、
「実は週末が晴れたのは9週間ぶりなんです!」なんて嬉しいお話も。
ミスチルも世代ど真ん中ですので、
当時こそ「流行歌は歌わない!」なんて息巻いていた私でも、結構嫌いじゃない感じ。
オルゴールはミスチルでもよかったかなあ。
さてさて、気がつけば時間もこの時点で11時を回っています。
名残惜しくはありますが、そろそろ帰らなくてはならない時間ですので例のオイコラ駐車場へ戻ります。
そこからは再び札樽道から高速を経由して新千歳空港へ。
新千歳の中のENEOSで車両返却前に満タンにしつつ、
レンタルバイクの契約をしたオリックスレンタカーさんまで戻ります。
契約時間は12時まで、1時間ぐらい超過してしまいましたので4000円ぐらいの超過料金はかかりましたが、
楽しい旅の前にそんなことは些細なことです。
ここは受付の女性店員さんも感じがよく、「メットとジャケットとグローブは送りたい」などという私のお願いにも、
店でレンタルしているKABUTOのメットの箱を快く配送用に提供してれたりと、
最後までよい気分でCB1100を返却することができました。
この旅の走行距離は 【 753.6km 】
日頃の自分の走行ペースや、北海道で2泊3日としては少ない感もございますが、
今回は前後の飛行機での移動や仲間との付き合いもありましたので充分かなあ。
CB1100を返却してしまうともうどうにもなりませんし、飛行機が飛ぶまであと2時間弱。
ここからは大人しくレンタカー屋さんの送迎バスで新千歳空港へ。
仲間達と合流し、昼ごはんがまだでしたので空港内の少しお洒落なお店で軽食を頂きます。
これで1,500円のサンドイッチです。うーむ空港価格。
お店には申し訳ないですが、セイコーマートのほうが性に合うかな~。
最後の食事を済ませ買い忘れたお土産などを確認しつつ、
ここからは飛行機であっという間の羽田戻り。
快晴の北海道から梅雨空の東京に戻るのに一抹の寂しさも過ぎるというものですが、
楽しかった旅の思い出を胸に、慌しかった2泊3日のツーリングもいよいよおしまいです。
最後に今回借りたCB1100(2017年モデル)の感想ですが、
完全なるストレスフリーのおっちゃん向けバイク(褒め言葉)でした。
CBRなどと比べてしまうと下から上まで排気量の割にまるで加速もせず遅いですし、
1速がやたら入りづらいとか、ガソリンタンクが14Lでどうにもならないとか色々不満があるものの、
とにかく乗ってラク。あとシートがどれだけ走ってもお尻が痛くならない形状で驚きました。
旅先で食べ過ぎてもハラに負担がなく、重い筈の車重を感じるシーンは一度もありませんでした。
山を走って面白いとか、ツーリング先のなんてことない田圃の中の道が面白いとか、
そういった車両由来の面白さを感じることがないのは好みから外れますが、
旅先の風景に溶け込むデザインといい、体力を消耗しない設定といい、相棒としてはかなりいいバイクです。
クラッチレバーやらスロットルも軽く、お陰様で骨折後の実によいリハビリとなりました♪
さてさて。
思ったよりも長くなってしまった北海道弾丸ツーリングレポートもこれで完了となります。
永らくのお付き合いありがとうございましたヽ(´▽`)ノ
ライダーの皆様は既に充分ご存知かもしれませんが、北海道は素敵なところでしたよ(*゚ー゚)♪