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夏も真っ盛りです

 はー。毎日相変わらず暑いですね。
加えて世の中はドラクエXIの発売だとかで大層盛り上がっているようですが、
この週末の私は大人しく部屋で諸々の対応をしていました。

 そういえば少し前に買ったプロジェクトAを観ました。
最近めっきり洋画劇場でも古い香港映画なんてやらなくなった印象ですが、
突然どうしても観たくなりましてBlu-Rayを買ったのが・・・2ヶ月前?
その後なんだかんだとバタバタしていましたがやっと見られました。

 まだイギリス統治の色が濃く残る中での大活劇はいつみても独特の空気であり、
その痛快なアクションには子供の頃ワクワクしながら見ていた記憶があります。
ジャッキーも良いですが、サモハン・キンポーのあのギャップはとてもかっこよかったですね~。


 そんな現実逃避の日中。
これまたバタバタしたり暑かったりでサボっていた、
ドラッグスタークラッシック1100のオイル交換を行いました。

 朝7時頃。
2週間くらい前に手配してあったオイルやその他を準備しつつバイク置き場へ。

 『そういえば買ってから一度も交換していないな』などと今更なことを思いつつ観察。
熱的に負荷の高い1100ccの空冷ビッグツインですから流石にもう限界でした。

 しっかし相変わらず小汚いなあ・・・。
海辺で砂埃と風が強い地域のため、洗ってもすぐに埃だらけになります。


 それはさておき。
DSC11はインディアンにも通ずるレトロなアメリカンデザインゆえにかなり低いスタイルですが、
それもあって車体の下など覗き込むことはほぼありませんでしたので、まずはドレンボルト探し。

 当所はサイドスタンド側から覗こうかと思ったのですが、低すぎて視線が届かず。
仕方なく反対側のアンダーフレームをジャッキで上げてオイルパンを目で追うと・・・程なく発見。
なるほどこんな場所なんですね~。

 どうやらフレームに邪魔されて工具が入りにくい感じです。
というよりも、それ以前に低すぎて手が入らない気もします。


 暑いのもあってこの辺りでもう面倒くさくなってきたのですが頑張りましょう。
NSR時代からずっと使っている手持ちのKTCのラチェットでは隙間に入りませんでしたので、
やむなく17mmのメガネでえいやと回します。
 すると「ガッ」と緩んだのはいいものの、勢い余って手を地面に強打し手の皮が削れました。いてて。
整備に手袋をしない派ですので生傷が絶えません。しかし狭いなあ。


 ドレンボルトを外したらばあとはオイルを排出するだけ。
買ってあったオイル吸収剤の箱にて対応しますが、
そもそもフレームが低すぎて箱がフレーム下に入らないぐらいですので、一部は盛大にこぼれました。
次回はもう少し工夫が必要ですね。それとも平行のジャッキを買おうかなあ。

 サボった関係で1年ぶりのオイル交換になりますが、
出てきたオイルはそこまで汚れてはいないものの、お世辞にも綺麗とは言い難い感じです。
CBRもありますので、距離でいうと恐らく3,000km程度ですので調度頃合でしたね。


 と、ここで驚愕の事実が発覚!?
ドレンボルトを外すまでは判らなかったことですが、ボルトがまさかのM14。
現在の手持ちにはCBR用のM12のガスケットしか持っておりませんのでこのままだと交換不能に。

 開店時間を狙ってバイク用品屋に買いに行くことも考えたのですが、
既に汗だくの油まみれなので面倒くさくなってネット通販を利用することに致しました。
時間は朝の8時前、この時点でネット通販の納期を確認すると・・・

 いつものamazonは”表示上は本日配達”ですが、決済しようとするとなにやら翌日配達らしい。
それではと純正部品でよくお世話になっているWebikeさんで確認。
なんと”首都圏ならば9:00までの注文で即日配達”とあるではないですか。コレ幸いと注文いたしました。
amazonより早いバイク用品専門の通販サイトというのはスゴイことですね~。


 さて、それではドレンワッシャが到着するまでオイルを自然落下に任せて放置。
日中は自室で別の作業などを。結局配達は19時過ぎでしたが日曜のうちに到着して大助かりです。

 早速ドレンボルトをクリーニングしてからM14のドレンワッシャをセット。
今まではバイク屋がつけていたアルミのごく普通のものでしたが、
今回買ったのは、私がCBRでも気に入って使っているDAYTONA製のカジリ防止コート付のワッシャ。
表面の黒く見えるコートがそれです。実際に使ってみると確かに毎回固着せずいい感じでした。


 ドレンワッシャの問題も解決したところで今度はオイルの準備。

 こちらは先に買っておいたYAMAHA純正オイル。
選んだのは”上から2番目”のPremiumグレードのもの。純正指定よりは高グレードですがこの辺は好みですね。
因みにお値段は2,500円/L程度。DSC11の所要量に応じて4L缶を買いましたので1万円程です。
 仮にSSに使うならば躊躇することなく最上位のRacingを使いますが、
バランス的にこの辺りが適当かと判断いたしました。もちろん100%化学合成。


 オイルを缶からジョッキに適量移し、注入する前にドレンボルトの最終チェック。

 この画像はフロント側から覗き込んだものですが、適切に締められていることを確認。
本来は右手の手トルクで管理する方だったのですが、
先日右手を折ってからまだ感覚が全然戻ってきませんので今回はトルクレンチで管理。
狭い隙間に何とか工具を入れて締め付けました。大体30~35Nmぐらいでしょうか。


 それでは今度こそオイル注入開始。

 今回はフィルタ交換をしませんので表示どおりにて対応。
ふむふむ3Lですか。取り合えず2.9Lぐらい入れてから調整していくことに致します。

 注入後は軽く暖機してオイルを回し、再びオイルが落ちてくるまで5分程度放置。
オイル点検窓から様子を見ながら適量を注ぎ足してゆきます。

 よし。こんなもんでしょう、文字にするとカンタンですが、
低いフレームの傾いたスタンド側に点検窓があるので覗くのが一々大変です。
300kgに迫る車体ですので、車体を立てている間に反対側に倒れたら大惨事ですし・・・。
本気でフレーム下に噛ませるタイプのメンテナンススタンドを買おうかしら。

 そして今回初めて見て気がつきましたが、シフトロッドが派手に錆びてますね。
ド鉄バイクなので下回りは結構錆びている印象です。まあそのうち磨こう。


 オイル交換はコレにて完了。
あとはついでにメッキパーツの一部も清掃しておきましょう。
ここ暫く乗っていませんでしたので雨風で結構汚れており放置すると錆びそうです。

 とりあえず目立つ場所だけ適当に拭き上げ。
画像はエアクリーナーカバーですが、他にもヘッドライトケースその他も軽く掃除いたしました。
そういえば買ったときからですがシリンダのフィン汚れが気になります。
これもそのうち磨いておくと致しましょう。


 これにて気になっていたオイル交換は完了。

 そうそう。
オイル注入後の暖機で大層驚いたのですが、Premiumグレードのオイルの感触はかなり良好。
バイク屋の整備で納車された直後から感じていた始動時の不安定さが解消され、
ブリッピングに対する応答性もかなり改善された印象でした。

 元々どこのオイルを使っているか解らない(開示していない)ような業者でしたし、
自分で管理できるオイルに換えたことで要らぬ心配もなくなりました。
昨夏富士山周辺にツーリングに行ったときに出たような熱ダレもなくなるといいなあ。


 人間にとってもオートバイにとっても夏は厳しい季節ですが、
特に猛暑な気がする今年は余計に心配です。皆様もオイル交換はお済みですか(*゚ー゚)?

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