主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
Que Sera Sera
さてさて。
土曜まで暑かった気温も落ち着いて、
この日曜は梅雨前の5月らしい清々しい天候となっております。
本当ならどこかにお出かけしたいところなのですが、
翌週末に(天候が良ければ)お出かけの予定がありますので、
車検前のCBR1000RRいじりはこの週末が最後のチャンスです。
というわけでちょちょいと作業。
といっても今回は性能に影響する部分ではありませんので、
私としては珍しいドレスアップ込みのカスタム作業です。
まずは元の状態から。新車から12年。
すっかり劣化して変色したフロントブレーキマスターのリザーバータンクです。
機能的な問題がある程ではないのですが、
これがどうにも気になりまして交換をすることに致しました。
まずは安心安定の純正パーツ狙いにて見積もりを取ってみますが・・・
やっぱり12年も前の旧車ですと純正部品も順調に値上がり中。
それに値段はまだしも、納期が”最短3営業日から”でしたので、
少々待ち時間が長すぎるということで汎用のパーツから選定。モノはこちら。
汎用ブレーキパーツでお馴染みのDAYTONA-NISSINです。
色はなんと黒っぽいクリア!
私的には『フルードの色の変化を見たいのに黒とかバカか?』とも思うのですが、
よく考えてみると私のメンテ頻度では余程のことがなければ問題ありません。
そこでちょっと冒険してこの色に致しました。
ただ、当然ながら汎用品ですのでそのままポン付けとは参りません。
CBR1000RR純正のリザーバータンクはカップの垂直方向にボルト留めするものですが、
この汎用タンクは直角方向ですのでまずはステーを拵えなくてはなりません。
というわけで、テキトーにステーのイメージをしてから、
道具箱に転がっていた端材をピックアップして加工のための線を引きました。
うーむ雑だ。まあなるようにするだけでございます( ̄ー ̄)。
そこからちょちょいと斬ったり曲げたり穴をあけたりして完成。
キレイに作ろうという意図が微塵も感じられないのがチャームポイントですが、
マスターシリンダー側固定箇所およびリザーバータンク側の回り止めも考慮してあります。
材料は2mmのアルミ板なので弱くも強くもなく適当でしょう。
純正のものは2.5mmぐらいのアルミ板でしたが、触った感じでは似たようなものです。
そんなわけで目論見通り完成♪
【 今までの純正リザーバータンク 】
見慣れた姿ですが素っ気ないこの感じも嫌いじゃありませんでした。
【 新たな汎用パーツのリザーバータンク 】
うーむ。いい意味で存在感がなくなりました。
最近はKawasakiのZX-10Rなどもこの黒リザーバータンクだった気がしますが、
これはこれでフロント周りのパーツが奇麗に纏まっていい感じかもしれません。
ハンドルを目いっぱい切った際のアッパーカウルへの干渉も問題なし。
カップの取り付けには防振のための厚手のゴムも挟んでありますので、
当面このまま利用して問題ないようにしてあります。
そうそう。個人的な拘りもちょっと作業。
リザーバータンクキャップの浮き止めの金具なのですが・・・
次の画像で判りますかしら。→の部分です。
一応、最後の所でキャップが落ちない程度の位置にはなっているのですが、
回り止めとしてはまるで仕事をする気が感じられませんので微調整。
これで振動で仮に緩んで回ろうとしてもしっかり止まるようになりました。
HONDA純正のパーツではキャップのエッジに引っかかって回らない程度でしたが、
このパーツは簡単に回る位置でしたので少々気になりました。
とりあえず最終的に抜けなければそれでいいのですが、
防湿が要の場所でもありますので、できれば緩んで欲しくないのが本音ですよね。
以上にて作業完了!
と。当初の疑問の ”フルードの色が見えないんじゃないか疑惑” についても確認。
光を通してみれば濁っているかどうかぐらいは見える感じでございます。
さすがに白ほど色味の変化は判りませんが、
余程放置するオーナーでもなければ大丈夫じゃないかなあという印象。
ともあれこれでスッキリ完了( ̄ー ̄)♪
ついでにクラッチのフルードとリアブレーキのフルードも交換してバッチリです。