主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
うちのZC33S型スイフトスポーツ。
いや~お久しぶりでございます。
もはや久しぶりがデフォルトになっているあたり我ながらどうかと思いますが・・・
そういえばCBRのカウルがまだついてません。これもどうなのか。
雨が降るとバイク置き場の地面が濡れる関係で、
どうしても地面にどこかを着けての作業だけにこれがなかなか^^;
そんなわけで本日はうちの ZC33S型スイフトスポーツ のお話。
放置が長かっただけにちょっと纏めてまいりますが、お付き合い頂けますと幸いです。
このクルマ、TOYOTAとか日産とかの異常なほどの販売数を誇る車種とは
別のベクトルでそれなりに人気なようで、
先日などは南房総にドライブに行っただけで黄色4台、その他の色5台を見かけ、
(意外と素のスイフトのRStとかハイブリッドも売れてるみたいで実によく見ます)
うち2回はどこぞの観光施設の駐車場で鉢合わせるという面白状態でございまして、
それ以外にもどこかに行く度にかならず合う始末。つい昨日もマクドナルドで遭遇しました(笑)
プリウスやノートとかハスラーやN-BOXなどの単純に売れに売れている車種と違い、
比較的ニッチなカテゴリの車種にしては異常な遭遇率です。
実際に 「(それなりに)速い・(かなり)安い・(乗って楽しく)美味い」は事実で、
ある種オートバイ的な楽しみもあるのが私自身もよく気に入っておりますが、
そういう理由で売れることはとてもよいことなものの、ここまで増えるとまた別の問題が。
というのも、購入の動機には牛丼ロジックの他に、
『被視認性が高い』=事故に遭う危険性が低いこと、
それと『黄色だと混雑した駐車場でも見つけ易い』というのがあったのですが、
しょっちゅう同じ駐車場に余所様のスイフトスポーツが居るんじゃどうも具合が悪いのです。
人間そうとなると手を入れたくなるもの。
当初は『出来合いの状態で充分いい』と思っていたものが、
今や既にいくつかカスタムをして楽しんでおります。
このZC33S型スイフトスポーツはとても気に入ったので長く乗ると思いますし。
過去の記事で紹介いたしました、Power Driveやタイヤモニタ、
BOSCHのホーン、PIAAのフォグバルブ、
Pioneerのナビとスピーカーやドラレコ等諸々取り付け済みのものは割愛しますが、
現在は主に外観がこんな感じになっております。
テーマは
【 好きだったHT81S型”初代”スイフトスポーツよ再び 】と、
【 駐車場でパッと見てうちのクルマだと判る仕様 】、
【 基本的に奇を衒ったのとかゴテゴテorカラフルすぎるのは嫌 】でございます( ̄ー ̄)。
それでは部位別&装着した順に参りましょう♪
■1.≪ ドアハンドルエスカッション (タイSUZUKI純正)≫
ドアハンドルエスカッションは、
クルマのドアについている開閉ハンドルの下に取り付ける”傷保護”のためのもの。
年月とともに人間の爪や持っている固いモノ等で同箇所の塗装が傷だらけになりますので、
皆さんも保護委フィルムやその他で保護されていることと存じます。
スイフトの国内SUZUKI純正オプションにも設定されてはいるのですが、
どうもその”ただの皿”的な形状が気に入らず、車両購入時に選択しませんでした。
それで購入したのがこちら。
海外製の同様の目的ながら違う形状のパーツです。
モノとしてはよくある中華のそれではなく・・
made in thailand。スズキ純正だそうです。
単体ではこんな感じ。
国内のオプションのドアハンドルエスカッションと違い、
ハンドルの逃げを作ることでドアの窪み全体+αまで保護されているるようになっています。
おなじみのカーボン調+飾り付き。
モールドでSWIFTのロゴも入っています。
純正だけに裏には両面テープが適切に貼付済です。
それでは装着してみましょう。
ノーマルはこんな感じ。
国内純正のオプションは真ん中の丸い窪みだけにはまるパーツですが、
このタイSUZUKIのパーツを取り付けますと。
こんな感じに。
実は今までスイフトスポーツのサイドビューについては、
『光が当たると立体感のある形だけど、そうじゃないとのっぺりしてるなー』 そんな風に感じておりましたが、
程よくアクセントとなってとても気に入りました♪
ボディサイドの目立つ場所でも、黒ならばワンポイントになりますので個人的にアリです。
■2.≪ ドルフィンアンテナ TYPE4 (ビートソニック)≫
スイフトスポーツはSUZUKIらしく1にも2にもまずは低コストだけに、
”走る機能以外にはお金をかけていない”車で、
内装はもとより外装もそれなりに割り切った作りになっています。
そこで気になったのはアンテナ。
純正はよくあるようなショートタイプのポールアンテナ。
全く同じような形状のものが今時はどのクルマにも取り付けられています。
SUZUKIですとアルトからエスクードまで。コストカットの為の共通部品でしょうか。
画像のように蜻蛉さんにとまって頂くにはよいのですが、
これがそこらのラジコンみたいなビジュアルで気になっていました。
また、樹脂製ですので遠からず劣化して白くなりそうな印象。
それならばと交換!
ヨーロッパ風(笑)のフィンアンテナですね。
スイフトスポーツ純正色のものが設定されていたのも選定理由ですが、
複数あるなかでこのモデルを選んだのは一応エッジの立ったエアロっぽいデザインだから。
類似品にウルトラマンの頭みたいなボテッとしたのもありましたが好みではありませんでした。
そして交換の目的はもうひとつ。
”洗車機に入れるときにいちいち倒したり戻したりするのが兎に角面倒だった”です。
視覚的なものもよいですが、どちらかというと手間がないのが実によいです。
■3.≪ LEDナンバー灯 (メーカー不明)≫
ここも低コスト部分。
ヘッドライトを除く各所の灯火類も懐かしの電球スタイルなので、
ナンバー灯をLEDのものに交換することに致しました。
ヘッドライトはLEDの白なのにナンバーが電球色なのも妙でしたし。
こんなパーツを購入。
車種専用設計ですがどことなくある作りの粗さが逆に素敵です。
ナンバー灯は工具なしでも交換できるものなのでささっと交換。
このような電球色が・・・
白く爽やかな色味になりました♪ ではお次!
■4.≪ 可倒式トーイングフック (CUSCO)≫
平たく言うと牽引フックです。
サーキット走行などではレギュレーションの関係で装着が義務化されていますが、
正直公道では飾りでしかなく、装着そのものにも賛否あることは理解しております。
選定にあたり前提として保安基準的に問題にならず、強度もある適切なものを選んでいます。
CUSCOの可倒式牽引フック。
よくあるような3000円もしないようなアルミ製の飾りではありません。
(構造上&形状的にその手のものは簡単に千切れることが想像に難くありません)
メッキ部にはcuscoのロゴも入っており芸が細かいですね~。
構造内部にはチェックボールがあり、90°単位でロックがされるようになっています。
従って不要なときには倒した状態で固定ができます。
スイフトスポーツの牽引用ボルト穴(フレーム前端)は、
バンパー面から120mm程度奥に入っていますのでシャフト自体が長めですね。
装着はねじ込むだけですが24mm径の工具が必要です。
で、肝心の安全上の状態。
最初のフロントからの写真では、
グリル手前の黒いバンパーが見え辛いこともあり少々目立ちますが、
可倒式のため実際にはバンパー前端から完全に奥まった場所にあります。
位置的に側面近くのほぼタイヤ前であり、頑張って覗けばなんとか見える程度。
従ってこの車種の場合はフックから最初に”なにかに当たる”ことは考えづらい為、
当面はこのままでゆこうと思っております。
尚、無論ですがバンパー前端(車体寸法)から飛び出るようなものはアウト。
(厳密にはねじ込み式で+3cmまでは現行法上OKではあるようですが)
フロントのデザインがすとんと落ちているバン系の車両では、
取り付けされている事自体が何かを引っ掛けたり突いたりするので危険です。
その意味で買うまで結構悩んだのですが、この車種ならば問題なさそうです。
最後にそもそもの牽引フックの目的ですが、
ZC33S型スイフトスポーツはHEARTECTなるいわゆるモノコックボディですので、
ラダーフレームなんかのそれと違って 牽引 ”する” ことは考えられていません。
リアバンパー下にもそれっぽいループがついてはいるのですが、
マニュアル上明記があり
「船積み専用フックです。けん引や積載車などで搬送するときには使用しないでください。
フックや車体が破損するおそれがあります。」とのこと。
フロントに至っても位置的に引っ張られる前提ですので、
有事の際でも原則牽引することは考えられていない車両です。
とはいえ私自身は 『誰かハマってて人命にかかわる状態なら車体破損覚悟でバックで引っ張ろう』と
牽引ロープ共々そんな時の為に、二次災害が出ない程度に利用はするつもりです。
ともあれ装着によりちょっとした色味のアクセントになってそれはそれで楽しいかも♪
では最後のカスタムに参りましょう。
■5.≪ WORK emotion D9R 17-7.0J inset+47 white(work) ) ≫
これが大本命。いつかやりたいなと思っておりました。
率直に言って私はZC33Sの純正のホイールのデザインがかなり苦手でして、
『おいおい ヴェゼルみたいなSUVスタイルかよ』とか、
『軽自動車含めいまのクルマにやたらとあるデザインじゃん』とか、
『フローフォーミングだかなんだか知らないけど、やたらとハリボテで裏が貧相』とか。
兎に角、表面だけ切削されてのっぺりしたデザインのホイールがあまり好きではありませんでした。
車としてその他の部分はは基本的に全部好みだったのですけれど・・・。
とはいえ当然ですがメーカー純正ですので車体とのマッチングは完璧でしょうし、
『安易に換えるのもなあ』と少々悩んでおりましたがついに決行。
この休みに、ホイール販売店である フジ・コーポレーションさんの店舗にお邪魔しました。
週末なのと、世間様はボーナス後だからでしょうか結構混んでおり待ち時間は2時間少々。
曇天の下のんびり完成を待っていました。
お。こんなところでも同型&イエローのスイフトスポーツが登場。
ちなみに私の車はガレージに入って作業しているほうです。 ほんとに遭遇が多いなあ・・・。
待ちくたびれたころに無事に作業完了。
お店のかたの対応もとてもよく、作業もじつに丁寧にして頂けました。
途中ゲリラ豪雨で前がみえない程でしたが気持ちよく帰宅。
因みに、スイフトスポーツの純正ホイール単体の重量は9.0kg程度、
このD9Rは店舗からメーカーに問い合わせて頂いたところ、
厳密な個体データは持ち合わせないものの8.5kg強とのことでした。
交換後のメンタル的なものなのかは不明ですが、走ってすぐに慣性的な意味で軽く感じました。
ただ、実はこのお店の作業だけでは完成ではありませんでした。
というのもこちら。
店の在庫にホイールはあるけれど別売りのホイールキャップがない(笑) というオチ。
どこのクルマもそうですがシャフトというかホイールハブは鉄でよく錆びますので、
キャップがない状態ではそこが丸見えでございます。
厳密には旧タイプと青だか赤だかの色付きのものは在庫があったようですが、
流石にそれでは困りますので 店員さんに相談の上今回は自分で手配することに。
待ち時間の間にネット通販で申し込み、無事に翌日受領したので取り付けです。
ホイールキャップ ×4点。
ホイールの銘柄と同じ WORK EMOTIONのロゴが入っています。
これ、1点¥3,000-で4点が¥12,000-なのですが、
モノ自体は結構しょぼい樹脂製。うーむ専用品なんてそんなものか。
説明には「真ん中を押すとへこんで破損するからね」との但し書きあり。
気を付けて取り付けましょう。
パチッとはめ込んで完了。
あっさりしたものですがシャフトが見えなくなりスッキリ致しました。
このホイール D9R を選んだ理由は、
単純にホワイト且つ適合するものの在庫が限られていたこともありますが、
当初候補に挙げていたにしていた kiwami と M8R については、
現物を見ると ちょっとミニバン系の車種寄りのデザインだったこと。
また、別メーカーのENKEIのものも気になったもののデザイン面でやはり微妙だったことでした。
そもそも白いホイールってあんまりないので選択肢が少ないのですよね。
あってもディッシュ系だったりメッシュ形状だったり。
ただ、実物をみてこのD9Rのディープリムと太めのスポークは気に入りましたので、
実際の装着後の今は大変満足しております。
ここでホイールサイズの変更についてですが、
純正:6.5J ⇒ D9R:7Jになっている関係で当初保安基準的に不安だったものの、
店員さんやメーカーのデータシートとも相談し、
インセット+47mmでホイール面がフェンダー上の規定エリアより出ない判断となりましたので、
そこは何度も確認しつつ決定しました。但しもともとツライチ的なものに拘りありません。
というわけで確認。単純に現行保安基準では、
”フェンダー上部でホイール中心線から回転方向に 前30°後ろ50°のエリアについて、ホイールがはみ出さない”が合法とのこと。
現在こんな感じです。 (タイヤ本体については2017年の改正で10mmまではみだし許容だそうです)
余裕な感じですね。
糸とオモリなどは使いませんでしたが、定規で当ててみたところも問題なさそうでした。
現在は純正サイズの195を引っ張って履かせている形ですが、
ホイールが7Jになったおかげで、 次回のタイヤ交換時には205/45 R17 とか 215/45 R17 が使えるようになりそうです。
サイズ的には後者で元の 195/45 R17と比べても外径で3.1%ぐらいの差でしょうか。(外径は20mm弱の差)
メーター誤差としても概ね問題ない選択肢かと思いますのでよさげです。
先述の通りツライチに興味がなく引っ張り自体もネガと感じているほうですので、
その意味でも215/45 R17になればロードインデックスも上がり強くなりますので合理的です。
私はこのクルマでキャンプも行きますし、ちょっとした山道も走ります。
などと今まで四輪に全く興味がなかったので知りもしなかった話ばかりですが、
ホイールを換えるっていうだけで、瞬間的にこれだけ気にするのも面白い経験でした。
合ってるか間違ってるかは別ですが(笑) 答え合わせは最後にお店でしましょう。
今は『ドラゴンスポーツってどうなのかなあ』『やっぱパイロットスポーツ4かなあ』などと、
必ずやってくるタイヤ交換が気になっております。
さてと。 放置してまとめた関係でかなーり長くなりましたが、
これがここ最近になって行った 愛車 ZC33S型スイフトスポーツ の改修でございました。
正直なところ『CBRをなんとかしようよ』とも思いますがそれは近いうちに。
最後におまけ。
店でホイール交換をしていただいていた所、世間で話題の逆走するプリウスを見ました(笑)
年齢は見るからに70台の爺さん。
交通量が多く中央分離帯のない4車線道路にて、
手前のT字の側道から、右折で奥側の進行方向右の車線に進入しようとしたらしいのですが、
なかなか空かないからか、そのまま手前側の進行方向左の反対車線に強引に進入。
反対車線を100m近く走り、その後車列に割り込む形で、
しかもあろうことか直近に後ろにいた原2の進路を遮るように入ってゆきました。
なにも強引にゆかず素直に反対側に向かってどこかで回ってくればいいものを。
実は私も右にゆきたかったのですがこの状況。
当然無理に行くシーンではない為、200m位先の交差点から大回りしてから向かいましたよ。
ここで有名な名言があります。
まさに「プリウスを見たらブレーキに足を置け!」ですね。
そうでなくても高齢ドライバーは生物的に認知能力が落ちる事は必定。
加齢とともにプライドばかり上がりますが能力が落ちる事実は認めなければなりません。
『俺は行ける!』なんてロジックは若い者だけの特権ですから。
かつての先輩諸氏の教えに加え、これはライダーとしての経験則ですが、
『周りのクルマがみな自分と同じ人間だと思うな』です。
交通ルールなんてあくまで基準でしかありませんし、決して守られている前提で動いてはいけません。
形骸化した自分勝手な安全運転などではなく、
周囲をよく観察して都度適切な運転を心がけないとですね( ̄ー ̄)。