主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
まだ2日目ですよっ!
梅雨さんつゆさん。
やる気があるのかないのかハッキリしてくれませんか。
というわけで、入梅2日目にして早速清々しいまでの快晴!
ライダーのはしくれとしては、無論オートバイに乗ることも考えたのですが、
たまたま母上との休みが合いましたので、
恒例の母の健康増進もかねてのサイクリング(食事も買い物も♪)とし
梅雨の貴重な晴れ間をそちらに使うことに致しました。
自宅を出て10kmほど。
最近かなり「太った」と気にしている母上と、快調に自転車を漕ぎます。
私と違い、私が小さい頃から母は割とスッキリしていたのですが
還暦を迎えた辺りから急激にふくよかになりつつあります。
さりとてフトい私が何かを言っても説得力がありませんので困りもの(苦笑
それでもと思い、とりあえずは自然のまま生きて健康であらんということで、
自転車で一緒に走りに行くことには意味があるのではと考えています。
途中の橋の上でひと休憩。
ひと月程前に、スナフキン(ムーミンの登場人物)のおまけに釣られて買い、
そのまま放置してあった某天然炭酸水を飲みつつ。
『想像を絶するほど不味い・・・』
そりゃそうです。
人間の味覚の構造上、硬水なんてものが美味い筈が無いわけで(笑
水分補給源としても適してはおりませんので、たぶんもう買わないかなあ。
目を下に転じると、
ここを通ると時々見かける、日向ぼっこをしているカメさんが。
携帯のカメラなのでどうにもこれが限界ですが、
『こういうときに一眼レフがあればなあ』なんてのはカメラ脳ですね。
人間の目って本当によく出来ています。
『カメさんがんばれよー』なんて余計なお世話を考えながら、
休憩を終えてお買い物へ。
ホームセンターで金魚さん用品を買ったり。
今朝方、金魚さん用のツボにはまって出られなくなっていた姿を見たので、
ちょっと大きなものを探しにゆきました。
その他、自転車で何軒かのお店を回り色々な買い物を済ませたあとは、
お決まりの”回らないほうのお寿司”を食べて帰りました。
本日の走行距離は”24kmちょっと”。
うむ、わるくない休日だったなあ。
うにこーんの季節がやってきた
関東も遂に梅雨入りいたしました。
近年は、妙に気象の変動が激しく不安定な印象があり、
梅雨といっても今一はっきりしないのが常となりつつありますが、
これもまた自然ということです。
人間に都合が悪いのを異常気象と言うのはちょっとヘンです(苦笑
エコとエゴの差なんてよく解りませんけれど。
ともあれ、とりあえずオートバイに乗りづらいのは確かですから、
梅雨明けが今から待ち遠しかったりします。
個人的には雨天の走行もあまり嫌いではないのですが、
ずぶ濡れになると後の始末が悪いので躊躇ってしまう面も。
そんな休日の土曜日。
昨年末から予約を行っていたBlu-Ray Videoが配達されてきました。
発売日は前日の金曜だったのですが、
そこは発売日に届かないので有名なamazon先生ですから(笑
【 機動戦士ガンダム UC 5巻 】
後ろにも写っておりますが、これで通産5巻目のガンダム最新作です。
ちなみに手前のは、何故か友人がくれたジェスタというMS。
実は貰って既に半年経過。
頂き物を寝かせているという無礼な状態だったのですが、
視聴を前に、重い腰を上げてパチパチと組み立ててみました。
巷では既に黒歴史と化したAgeなんてのもあるようですが、
こちらのガンダムは大人向け・・・というかガンダム世代向けですね(笑
原作に著名な小説家を迎えたこともあり、
お話も、映像の内容そのものも比較的大人向けとなっています。
物語も佳境にを迎える5巻を前に、
1~4巻も見直してみましたが、やっぱりいいですね~ユニコーン♪
『いい年してガンダムかよ』という向きもおありでしょうが、
機会がありましたら是非ご覧になって頂きたい品質の”作品”ですよ。
定型の勧善懲悪ではなく、色々な事を考えさせてくれるお話でもあります。
次の6巻の発売はまた半年後?ですから既に待ち遠しいですね。
決して影響されたわけでも、そこまで単純でもありませんが、
UCを見直していたところふと思ったことが。
成る程、街道沿いの食堂のオヤジ(劇中に登場)の言うところでは
前回の日記の私の言動はシャアみたいな感じだったのかと(笑
毎度”胡散臭いblog”をご覧頂いてありがとうございます♪
でもそれが信念ですから仕方が無い。嘘は一切ついておりませんのよ。
早いものでもう3回目です。
所謂”社会”に出てから、既に結構な時間が経ちますが、
思い返してみれば今日は≪初・有給記念日≫だったような気が致します(笑
常日頃責務を果たした上で正当な権利を行使されている方々に、
殊更意見するつもりは毛頭ありませんけれど、
私にとって、有給制度の存在意義はあまり理解出来ないものだったりも。
どうも【働かずして対価を得る】という行為があまり好めません。
無論、年金や各種保険の類は、前提に掛け金があるのでそれこそ正当ですが、
働かずして対価を得る行為は即ち、誤解を恐れずに云えば、
昨今問題視されているナマポとやっている事は変わらないような印象です。
(本当の困窮者ではなく、不正受給の方を指しております)
そもそも、会社(社会)に必要とされている人間は余暇などない筈。
世の中なんて人の一人や二人消えた所で、結局何事もなく回るものでしょうが、
存在価値のある人間ほど、失ったときのダメージは大きいものですよね。
「権利だからやらなきゃソンだ」「貰ったモン勝ち」というのはどうも違う。
休まなければ結果が出せない人間よりも、
休まないで、他人が休んだ分の結果を更に出せる人間の方が尊いと感じます。
ま、社会がおかしいのか、現代人が甘えすぎなのか判りませんけれど
この制度が正しいというのならば、私はもっと休んでいる筈です(笑
今回の休暇申請にあたり会社の先輩に「働くの好きですよね」といわれ、
「いやいやいや、仕事なんて大嫌いですよ。
でも、頂いた以上やるべきことをやらないのはもっと嫌いなだけなんです」と
少しプンスカしてきたのは数日前の話でございました(苦笑
他方、支社長や部署長に申し訳なさそうに相談に行ったときには
「いつも頑張ってくれてるんだからいつだっていいんですよ!」と
「いつ休んでくれても大変なのは変わらないからいいよ(笑」などとも。
私は、不器用ながらも日頃から真摯に頑張る皆様を心から応援いたします!
そしてきっと、それは誰かの力になっていると思いますよ♪
そんな有給休暇取得の顛末。
実際のところは”役所のヤロウが土日に仕事をしやがらねえから”という理由で、
仕方なく平日に休む羽目になったというものですが(笑
この辺りはワーキングプアの本領発揮というところでもありまして、
費用負担削減がひとつと、
”自分で行えている整備を何故第三者に委ねなければならんのか”という次第。
そういえばCBRを買ってから6年、殆どバイク屋に出入りしていません。
購入した町田のバイク屋はいいお店なのですが、引っ越して遠くなったのも理由。
-先週(5月末)-
『そろそろ車検切れだなー』などと思い車検証を確認すると、
大変な事実に気づいてしまいました。『6/6で車検切れですかっ!』と。
オートバイのシールはご覧の通りに【24年6月】の表記ではありますが、
厳密な日付までは記載されておらず、すっかり6月まで大丈夫なつもりでした。
先述の通り整備をバイク屋に頼んでおりませんので、
バイク屋から”車検案内”の類も一切来ないのも見過ごした一因でした。
無論ですが、車検を受けないという選択肢はありませんので、
早速休暇申請を行い、双方の合意の上で受理されたのが【6/7】でした(笑
うーん、なんとも微妙なタイミングになってしまいました。
こうして車検切れの状態での継続検査手続きを受ける事になったのですが、
トランポが無い以上、自走してゆかなくてはなりませんので、
朝一番で市役所の支所に向かい【臨時運行許可】を申請致しました。
手続きは至って簡易なものでしたが、手数料は【750円】ほど。
お借りした【仮ナンバー】は、どうにもサイズが大きすぎる予感(笑
『あれまあ』と悩みながらも、とりあえずは自宅に戻りました。
継続検査の予約は時限があるものですからあまり余裕がありません。
自宅に到着し、早速ナンバーを仮設置してみると・・・
なんでしょうね、これ(笑 流石四輪の国です^^;
それでも取り付けないわけにはゆきませんので、
ナンバーに開けられているボルト穴を使用し固定してみます。
うーむ・・・。車用のピッチなので片方しか留まりません。
まあ(強引に)つくことは付いたのですが、どうにも酷い有様です。
最大の問題は、ナンバープレートウィンカーの右側が隠れていることですね。
仕方が無いので、陸運局までは”右だけ手信号”で向かうことに致しました。
極力”右折”を避けて向かった道中ですが、
それ即ち右斜線への変更も難しいこととなりますので、
大きな国道の左斜線をのんびりゆったりと進みました。
辿り着いたのは2年ぶりの【自動車検査登録事務所】です。
到着するや早速、恒例の”駐輪場が四輪に占拠されている”状態でしたが、
特に酷いのはクルーザー?のような車両が駐輪エリアのど真ん中に鎮座。
写真はその車が去ったあとのものですが、
あまりの事に少々怒りが込み上げて参りまして、
そのクルーザーの真横(押し出された二輪スペースの際)に停車すると、
ヘラヘラした面のマヌケそうな茶髪中年がこちらに歩んでまいります。
(どこかの四輪ディーラーの人間らしい服装でした)
オッサン:「あのさあ、それじゃドアあけられないじゃんwww」
私:「そうですね。ここは二輪駐輪場の筈ですが?」
オッサン:「でもいいじゃんw ドアあかないしーw」
私:『これでもお客様の命を預かる車両を整備する人間なのか・・・』
「そうねえ。まあとりあえず動きますよ。」
ここで殴り合いになっても仕方ありませんので、
オッサンの面を見据えながらドアの分だけ隙間をあけてやりました。
すると悪びれた風もなく、登録事務所の係員を呼んでなにやら確認しています。
『検査事務所の人間も同じようなものなんだな』と呆れるばかり。
一瞬『停める場所間違ったかなあ』と、
車が去った後に、空いたその場にCBRをよっこらせと移動しつつ足元を見ると、
ここ。どうみても駐輪場ですよね(笑
ちなみに、他に駐輪場は一切ありません。駐車場はそれこそ腐るほどあります。
呆れながらも取り敢えず仮ナンバーを外し、
用意してきた書類を整えてから、申請に必要な書類を買い求めに参ります。
ここで購入・支払いを行ったものは以下の通り。
◇
・検査登録書類 20円
・検査登録印紙代 400円
・審査証紙代 1,300円
・重量税印紙代 3,800円
・自賠責(24ヶ月) 14,110円
計.19,630円 (+仮ナンバー750円が今回の支出の全てでした)
丁寧なご対応が好印象の御婦人係員さんから書類を受け取り、
早速、登録事務所本舎に向かい書類を記入してしまいます。
『あ、走行距離を見忘れた』と、一度バイクの所に戻った以外は問題なし。
走行距離は【 36,191km 】でした。
さて、ここからは指示されたレーンに進み順番に検査を受けるのみです。
指定されたのは第一レーンですが、どうやら四輪共用のようですね。
待機場所にバイクを停めて待つも、なかなか検査員が見えられなかったので、
少し下がって写真をパシャリとしていると漸く呼ばれました。
以下は今回の検査内容を順に。
・灯火類検査(ウィンカー・ライト・ブレーキランプ)
・フレーム番号/エンジン号機確認
・車体各部取り付け状態のチェック
続いて、先に進むように言われたのでそのまま進みます。
それにしてもこの検査員さんがキツい方で大変でした(苦笑
時折、無線で後輩方に話している口調はまるで(自粛)のようなもので。
まあこの部分については、怒鳴りたくなる気持ちも後で解る事になるのですが…。
四輪の検査ラインを利用し、ここからは駆動系のテストです。
・前ブレーキ
・後ブレーキ
続いて更に進むように言われてチェックを続けます。
・ハイビームの光軸検査
・排気ガス成分検査
・騒音検査
今回の検査は以上の項目のみでした。
車体の機能確認と言う意味で、いくつかの項目が抜け落ちている気がするのですが
そもそも、そこまでやる気のある検査員にはお世辞にも見えませんでしたし(苦笑
『役所のやることなんてこんなもんか』と妙に納得です。
噂にも「陸運局によって随分と検査内容が違う」とも聞き及んでおります。
ただ、唯一問題点もございました。
とりあえずすんなりと通過するかなと思っていたところ、
光軸検査の行程に於いてのみ【軸が高い】との判定を受けてしまいました。
実際のところは、整備状態になんら問題も無く、
そもそもCBRのヘッドライトについては、構造上光軸が狂うことはまずありません。
仮に”衝突事故でステーが曲がった”とか、”リアサスが抜けた”ならば有り得ますが、
私のCBRについてはそこの懸念もなく問題がない筈なのですよね。
それでも、
認証を得る以上は検査員の言うことは絶対ですので
素直に従うことにしたのですが・・・原因はたぶんここというものが。
それというのも、
先述の”怒鳴られている”方の係員が光軸テスタを操作していたのですが、
操作についてどうも不慣れ…というか、ダメな方みたいでして(苦笑
装置を右にやるのに左に行ったり、何度もミスを繰り返して怒られていました。
一応、光軸に問題がない認識ではありましたが、
検査場の外に出て、路肩で軽く取り付け状態の再確認を行います。
結局『うーん、やはり問題ないな』との結論に至るも、
念の為バルブクリップの固定状態や、座金のズレだけをなおして再検査へ。
案の定、今度は全く問題なくOKが出てしまいました(笑
他にも、この怒られ検査員についてはダメっぷりが散見されまして
利用者に対応するのにやけに尊大であり、
その癖要点が的確に伝えられないタイプ(恐らく理解が出来ていない)。
『そういえば前の会社ですぐクビになった奴がこんなんだったなあ』と、
関係ないことも思い出してしまう始末でした(苦笑
或いは今年新卒で入った人間かもしれませんが、他にもこんなことが。
-先述の”光軸検査落ち”の後、ラインを出るときにされた案内を聞くと…
検査員:「あー、ダメですね。あとはマフラーだけです」
私:「はい?マフラーもダメだったんですか?どの項目です?」
検査員:「排ガスが・・・」
私:「大丈夫だった筈ですが?」
検査員:「あ、騒音がダメで・・・」
私:「今回91dbですよね?規制値が94dbなのにダメなんですか?」
検査員:「(ムッとして)ライトですよ」
私:「はあ。光軸が上がっていたってことですよね。ありがとうございました」
もうどうしたら良いんでしょうね(苦笑
せめて謙虚な新人さんならまだしも、常に偉そうな物言いが追い討ちをかけています。
先輩に怒られて不貞腐れているのか、はたまた勘違いクンなだけなのか。
そういえば直前にも、先輩「おまえさあ。そんなとこ見てわかるのかよ!」と^^;
つくづく、自分の部下にこういうのが居なくてよかったと思う次第ですが
取り敢えず2週目のチェックは難なく通過したので、最終承認印を貰いにゆきます。
これまたここのオジサンの態度が悪いのです(終始無言)。
もはや慣れましたね。田舎の役所なんてどこもこんなモンですわ(笑
検査さえ終えてしまえば、あとはあっという間。
事務所建屋に戻り、窓口に書類を提出するとすぐに車検証が発行されました。
併せて手渡された合格シールは自宅に戻ってから貼ることに致します。
実際には何が変わったわけでもありませんが、
行きよりも少し晴れやかな気分のまま、すこしペース良く帰路に。
途中で市役所支所に立ち寄り、仮ナンバーを返納すると
「朝の方ですね!ご苦労様でした!」と、
感じの良い婦人職員さんのご対応に、少し救われた気が致しました。
自宅に戻り、早速ナンバーをクリーニングした後にぺたりと。
よしっ。
2006年に新車購入し、2008年・2010年・2012年と3回目の車検が無事終わりました。
これでまた、天下の公道を胸を張って走れるというものです♪
…2年だけですけれど(笑
ご覧の通り、日常整備さえ欠かさなければ車検は簡単なものですから、
当blogをご覧の皆様も、お時間が取れれば試されるのもアリかもですね^^
その際には、是非”シールの年月”に惑わされないようにご注意ください(笑
ぬかったわ
いやはや。
仕事にかまけているとよくありませんです。
毎度思いますが、光陰矢のごとしとはよくいったものです。
事情はまた後日お話いたしますが、
取り急ぎCBR1000RRの各所の状態点検を行っております。
別に週末に出かける予定があるわけでもないのですが、
法律絡みのことは運行者としての責任ですゆえ。
明日も仕事です、そろそろ寝なくては・・・。
梅雨前にひと波乱
題してピーナッツソフト未遂事件!
『梅雨前の最後のチャンスに』と、
毎度御馴染みNSR氏から金曜頃にお誘い頂きまして、
氏の友人諸氏に紛れ込ませて頂いたわけですが、
いやはや、今回のツーリングは大波乱がございました。
そんな波乱の話は追って申し上げると致しまして、
ともあれ時系列に参ります。
朝。
出かけ際にCBRのキーが行方不明に。
迷信や験担ぎ・ジンクスなんてパターン化は好まない性質ですが、
『こういう時ってヒデヨシ(バリ伝)を思い出すなあ。桑原桑原。』
なんて、ちょっと不穏な事を考えつつ支度を急ぎます。
少し急ぎ気味に出発し、給油だけ済ませてから集合場所の道の駅へ。
集合時間には間に合わせたものの、
丁度よく一番遠方からお越しのメンバーが遅れていたので、
まったりと待ちます。それにしても出入りするオートバイが多いです。
40分ほど送れて、茨城からのメンバーが到着。
軽く挨拶のみ済ませて早速出発です。
最初の休憩地点は【高滝湖】。
複数人でのツーリングは休憩を多めに取る事が肝要ですが、
この日も例に漏れず何度かの休憩を挟みました。
ソロだと面倒もあって止まらず走りまくってしまいますから。
今回の参加車種は、NSR250R・FAZE Type-S・Ninja650Rと私のCBR。
Ninja650Rはまだまだ慣らし中の新車とのことでピカピカです♪
・・・早速ロック発進でフロントフェンダーを割っておいででしたけれど(苦笑
「ありますね!みんなやりますよね~」なんて昔話も。
私もクラブマンでU字ロックを壊したことがありますし、
NSR氏はホイルに噛みこみ走行不能→スケボー台車でバイク屋へ運んだとか。
どちらも20歳前後の若気の至りってやつです(笑
少し遅めの出発ゆえに既に昼前ということもあって、
まずは昼食を目指します。
『むむ、ここはどこだ?』
FAZEさんが下調べをしておいでだったラーメン屋を目指しているのですが、
少々判り難い場所にあって1度迷いました。
とりあえず休みの郵便局の駐車場をお借りしてFAZEさんが再確認です。
程なく確認を終えたFAZEさんに従って今度こそ到着。
勝浦坦々麺 の 【はらだ】さんです。
既に店の中から外まで行列が出来ており、
客のものらしい四輪が軽く10台以上は停まっていました。
”勝浦”という土地は天正時代から400年以上続く朝市で有名ですが、
近年は町をあげて坦々麺に力を入れているようです。
とりあえず近隣の空き駐車場(たぶん非公認)にバイクを止め、
混雑する店の行列に4人で並ぶことに致しました。
途中でオーダーカード(カレンダーの裏紙)に注文を書いて待ちます。
・・・・・・1時間経過。
漸く私たちの番が回ってまいりました。
案内されて通されたのは、厨房の裏にある個室(?)のような場所。
天井の低い座敷に潜り込み、注文したメニューが出来上がるまで待ちます。
席には【勝浦タンタンメン】の案内マップが用意されていました。
ふむふむ成る程。エリア内だけで公認店舗が24もあるようですね。
座席から見える厨房ではお母さん方が手際よく働いておいでですが、
どうやら地元の奥さんが協業でやっているような印象です。
(繁忙期は手伝っているだけかも)
個人的にはこういうお店大好きです♪
そして数分後、感じの良い奥様の手で注文品が運ばれて来ました。
【もやしタンタンチャーシュウ】の大盛りです。
ラー油のたっぷり効いた醤油ベースのスープに炒め玉葱&ひき肉。
その真っ赤な色もさることながら、メニューに”辛い”とあります。
早速ひとくち。うむ、美味いですね♪
既に暑くなり始めた初夏、汗を流しながらあっという間に平らげました。
スープも残さないのが私のジャスティス!
FAZEさんは「体に悪いですよ~」と仰っておいででしたが(笑
私は比較的辛さに強いので全く問題なく、ひたすら美味しく頂きました。
Ninjaさんは「辛さは10段階で7ぐらい」との事。私は「2ですね!♪」。
すっかり平らげた後は、吹き出した汗を拭きながら足早に店を出ます。
何せ私たちの後に続々と入って来る方々も、
軒並み「40分待ちよ~」と告げられていますので。
駐車場に戻りひと休憩。
曇り空の下吹き抜ける初夏の風が実に心地よいですね~。
ここからは、お約束の「くっ…苦しい」のインカムトークがてら、
一路南房総方面に向かって走ります。
途中の道の駅で、
ちょっとエクストリーム気味にソフトクリームを喰らいつつ。
この時点では「この後はピーナッツソフトへ!」と話しておりました。
坦々麺の腹ごなしのあとのソフトクリーム。
このソフトクリームの腹ごなしをせねばなりませんので、
まずは千葉県随一の快走路【安房グリーンライン】へ向かいました。
ここからは「自己責任且つ、各々の安全の範囲で」と、
ルートの終点にある駐車場まで分散して走ることに致しました。
そしてついに起こってしまった今回最大の波乱。
ここも時系列にお話させて頂きます。
事情が事情なので写真はなく、長文で申し訳ございません。
◇出発
:各々のペースということで様子を見ながら出発、
それまでずっと殿を務めさせて頂いていた私はNSR氏に続いて2番手へ。
◇序盤
:インカム越しにNSR氏に「先に行くね」と追い越し。
私なりの絶対安全圏のまま、まったり進みます。
それにしてもこの道は安全で良いです。
周囲に民家が一切存在しない山の中なので飛び出しも四輪も皆無。
◇中盤
:NSR氏と会話しながら走っていると、
目の前にいいペースのモタード→ストファイが出現。
暫く様子見を続けるものの、ちょっと無理している感が見て取れたので
「○○君、ちょっと追ってみるね」と彼らにペースを合わせます。
◇直前
:ペースを一気に落とし、低いギアのまま”2台-(車間)-私”で走行。
後ろから『おー頑張ってるなあ』などと思っていた矢先。
ストファイが右コーナーで左側のガードレールに吸い込まれました。
結果として、一部始終を後ろから目撃してしまった形になりますが、
典型的な”曲がりきれずに”といったような状況。
そのまま、カードレールに貼り付き車体と足をガリガリ擦り付けながら
勢いよく伸び始めた草木を散らしつつ5mほど先のレールの切れ目へ。
左側の支えを失ったバイクは一旦左に振られた直後右へ急回頭。
あたかも”ハイサイド”のように進行方向に跳ねたあと、
そのまま倒れ、左側面を強かに路面に強打し20mほど滑走してゆきました。
◇事故後
:まず頭に浮かんだことは『ライダーの安全確保をしなくては』
CBRを転倒車両の数m先の路肩に急ぎ停め、
辛うじてインカムで繋がっていたNSR氏に声をかけます。
NSR氏が到着するまで、
まずは倒れた人(意識あり・立ち上がれる)を路肩に退避させ、
NSR氏がすぐに到着することを確認すると、
道路の真ん中に横たわった車両を気にしながら、
何よりも先に道路をブーツのまま駆け上がってゆきました。
走りながら、NSR氏には「バイク起こして路肩に!」と叫びます。
それというのも、ここは下っているブラインドコーナー。
仮に”四輪がいつものオーバースピードで走ってきたら”と想定し、
(正直なところ、ここを走る車両は皆スピードオーバーです)
”転倒車両・路肩の怪我人・NSR氏・私”が二次被害に遭う事や、
事故現場を回避した車両が対向車と正面衝突することを、
真っ先に排除しなくてはなりません。
息を切らせながら、道路の真ん中で大きく手を振り、
遅れてきたFAZEさんNinjaさんや後続の四輪車両の誘導を、
転倒車両が路面から排除されるまで続けます。
ただ、事故車両がZ1000だったので大変重く、
NSR氏も起こすのにとても苦労されたようです。
手伝えればよかったのですが、交通整理をやめたら全滅ですから・・・。
車両が路肩に寄せられたのを確認すると、
まずはライダーの安否確認を続けます。
すると、先行の仲間のモタード乗りさんが戻っておいでになりまして
慌てた様子でライダーに声をかけられていました。
ここでひとまず付き添いが出来たので、
私はNSR氏と相談して救急車の手配を行うことに。
所が”早速携帯で”と思うもAUは山間の土地では圏外。
仕方がないので、NSR氏がひとっ走り圏内まで移動して通報に。
私はその間「ほかにも仲間が居るので呼んできます」という、
モタードの方の代わりに付き添いを引き受けました。
ライダーさんには「救急車来ますからね」「大丈夫ですか」と
なるべく声を絶やさないようにしながら時を待ちつつ、
路肩にあったZ1000を支線まで押して移動を済ませました。
FAZEさんはこの間、自発的に交通整理をしてくださっていました。
因みに、この時点で転倒者は「視界が霞む」「痛い」と語っていました。
◇事故処理
:ライダーに声をかけ続けていると、
順に転倒者の仲間と、NSR氏、そして救急車が到着しました。
転倒者のお仲間は総勢5人ほどおいでだったようです。
目撃者として救急隊員に状況を伝え、お仲間とも話ながら対応を続けます。
さらに暫く、救急隊員が通報して下さった近隣の警察から
白いミニバイクの警察官が2台到着いたしました。
入れ違いで転倒者は救急搬送されてゆきます。
その後、警察の聴取に応じる形で簡易な現場検証に証言し、
救急受け入れの病院へ転倒者が到着したとの報を受けるまで暫し。
転倒者は「視界がかすむ」と言っていたので大変心配です。
1時間ほど経過したでしょうか「なんとか大丈夫そうだ」と聞くや
張り詰めた場の空気は少し緩んだように感じられました。
安否確認の後は、警察側の事故処理となります。
当人が”事故をどう扱うか”によって大きく変わってきますが、
その回答が得られるまで、都合2時間程拘束されることになりましたが、
”大丈夫そうだ”ということであれば、もはや憂うこともほぼありませんで
残された仲間のライダーさん達や警察官と会話をしながら時間を使います。
最終的には、県下(結構遠い)のレッドバロンから回収が来る前に
事故の処理手続きは無事に終わりましたので、
警察の方から「もうお帰り頂いて結構ですよ」とお話を頂きました。
皆、馬鹿ではありませんので事情は理解して対応をしておりますが、
こちらとて4人所帯のツーリングの真っ最中です。
目撃者の私は良いとして、他のお三方には申し訳ない限りです。
回収待ちの転倒者のお仲間に挨拶を済ませたあとは、
処理をしてくださった警察にお礼を告げ、我々は引き上げることに。
◇所感
:今回は幸いにして大事に至りませんでしたが、
オートバイは本当に危険な乗り物です。(道具が悪いなんて道理はありませんが)
場所柄、事故処理中にも物凄いスピードで現場を走り抜ける四輪に
警察官共々苦笑したりもしていましたが、
四輪はぶつかってもどうってことはありませんけれど、
バイクは転倒したら必ず大怪我が待っています。
場合によっては死さえも。
加えて、周囲にも多大なる迷惑をかけることにもなります。
何よりも必要なのは「絶対に転ばない覚悟」と「退く勇気」。
確かにオートバイで飛ばすのは楽しいに決まっています。
四輪・二輪を問わずにそこを否定するつもりはありませんし、
社会的にそれが法律と規制という形で”容認”されているのも事実。
結局のところは【あるラインを超えてはいけない】ということです。
ラインは人各々の能力と、周囲の状況次第です。
皆様も手遅れを起こす前に、是非お気をつけくださいね。
所感の最後に。
このたびお世話になった救急隊員のお3方、
そして駆けつけてくださった警察官のお2方、
どちらも大変人間味に溢れた素敵な方々で、痛く感服いたしました。
こんな場末のblogで何が伝わるわけではございませんし、
目撃者という間接的な立場の人間からは僭越というものですが、
この場を借りて報告とさせて頂きたく、感謝を述べさせて頂きます。
正直申しますと、警察に対する印象が一変いたしました。
私の土地では警察の無力化・形骸化が著しく悲惨な状況ですが、
考えるまでもなく、世の中駄目な警察ばかりではありませんよね。
蛇足ですが、私の土地の警察は県警内でも悪評が多いとの話も。
それと、通報や事故処理にご協力いただいた
NSR氏・FAZEさん・Ninja650Rさんにも感謝申し上げます。
私が居合わせたことが良かったのか悪かったのか判りませんが、
少なくとも出来ること、すべきことが出来たのは彼らのお陰です。
さて、少々長くなりましたが本来のツーリング話に軌道修正。
安房グリーンラインを抜けて、
次の道の駅に到着したときには日も落ちてすっかり暗くなっていました。
ピーナッツソフトも営業時間は17:30まで。もう間に合いません。
駐車場で事故の話などをしながら、海沿いのベンチに移り長めの休憩。
途中、NSR氏が近隣のコンビニで買ってくれたパンを頬張りのんびりと。
いよいよ時間も遅くなって来ましたので帰路につくことに致しました。
なにせ2名は東京、もう1名は茨城からの来訪者です。
「我々が事故をしちゃ話にならんよね」と話し合いながら、
帰りもマメに休憩を挟みながら、灯りのない内陸の夜道を進みます。
それにしても地方の山道は真っ暗です(苦笑
いよいよ最後の解散場所に。
各々これからもうひと頑張りの道程が待っていますので給油を済ませます。
私は千葉在住なのでこの辺りで失礼させて頂くことになりますが、
一日のお疲れ様の挨拶を済ませ、
2人はアクアラインへ、1名は首都高へと向かってゆきました。
本日の走行距離は【 240.7km 】となりました。
普段ならばなんの事もない近距離というものですが、
波乱もありましたし、なにやら長い一日となってしまいました。
最後に重ねますが、名も知らぬ方とはいえ、
ここに転倒者の一日も早い回復とオートバイの修復を願う所です。
ご本人も「痛い」と言いながら「バイクは・・・」と心配されておいででした。
お仲間から伺うと”まだ買って1ヶ月ほど”という話ですし、
その気持ち、それこそ痛いほど解りますが、まずは治療が大切ですよ。
そしてなにより、
事故処理にお付き合い頂いた今回参加者の皆様お疲れ様でした!
みんなコケずにまた楽しく走りましょうね♪
blogをご覧になっていらっしゃる皆様もきっとご安全に。
おぢさんとの約束ですよっ!(笑
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