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先日(7/9)、富士山に登ってきました♪
もう十数年前ですが、登山を始めた頃に富士山(富士宮ルート)に挑戦。
なんとかピークハントできたけれど、体力的にきつく、さらに高山病にも悩まされ、
もう2度と登るもんか!と思ったものですが、
昨年、何も考えずに富士登山競走の5合目コースに出場。
山頂コースへの出場資格をゲットできたので、挑戦しないのはもったいない!と
今年は山頂コースに挑戦することにした。
完全に、富士登山の辛さ、忘れとった。
怖い怖いと震えてばかりもいられません。
やはり敵を知ることは大事。
ということで嫁さんを道連れに富士山2回目に挑戦してきました。
今回の目的は次の2点。
・富士登山競走が行われる吉田ルートの下見
・高山病の耐性確認
いきなり調査結果ですが、
吉田ルートは、砂礫あり、岩場あり、急斜面ありの「すんごいヤバいルート」でした。
もう出川哲朗さんじゃないけど「YABAIYO、YABAIYO!」ですね。
あと高山病のほうは「呼吸を意識的に行えば大丈夫!」でした。ただ、油断するとヤバそう。
登ってきたのは、
7/1に吉田ルートが”山開き”した後、7/10に富士スバルラインのマイカー規制が始まる前の、7/9(月)。
休日は混みそうだったので、会社休んで行ってきました。
前日の日曜日に現地入りし、仮眠をしたのち、早朝出発してその日のうちに下山する計画。
山小屋で雑魚寝するのはどうも苦手なので日帰り登山です。
事前に調べた情報によると、この期間はマイカーで5合目まで入れるために人気があり、駐車場がすぐに満車になり、
スバルラインの本線沿いの駐車スペースに止めることになる。ひどいときには2㎞も離れた場所に止めるハメになる、
という情報があったので、早めの20時半に現地入りしたら、あっさりと一番近い駐車場に止めることができました。
ちなみに2㎞くらい離れた場所に車がチラホラ止っていたので日曜は事前情報のような状態だった模様。
車中泊用のマットを敷いて、「さぁ、寝るぞ!」というときに満天の星空に気づきました。
嫁さんにも車から降りて見るよう促しましたが、「もう、ええわ。」とのこと。マジか。。。
私のデジカメではイマイチ綺麗に撮れないのが残念ですが、天の川らしきものも見えて本当に綺麗な星空でした。
4時起床。ご飯食べたりいろいろ準備していたらあっという間に時間が過ぎて車を出たのが5時になりました。
もう少し早く準備ができるようにしたいものですね。
車から降りると、富士山が目の前にありました。
第一印象は「小っちゃ」。富士山ってこんなに小さかったっけ。2時間くらいで登れてしまいそうです。
北方向に目をやると、南アルプスの山々が見えました。下界は雲海のなかですね。
遠くには北アルプスの山々も見えるというので、カメラでズームアップしてみましたら、
なんと槍ヶ岳らしきものが映っててテンションアップ! まぁ肉眼ではほぼ分かりませんけどね。
駐車場を出たところで富士山を仰ぎ見ましたら、富士山がさっきより大きく見えてちょっとビビる。きっと気のせいだ。
5合目のお土産屋さんエリアを抜けて、さぁ出発です。
朝日が力強い。眩しすぎる。
6合目までは樹林帯を楽しめます。
高山植物もちらほらと咲いておりました。
45分で6合目に到着。
この建物、富士安全指導センターだとばかり思っていたら、よく見ると”派出所”との看板もありますね。
6合目より山頂方面。 山頂って見えてるんでしょうかね!?
いい眺めだ。これが6合目で味わえるなんて、やっぱり富士山は高いってことを実感する。
10分休憩したのち再出発。 今回は、50分歩いて10分休むペースで進むことに決めています。
だんだんと雲が出てきました。
順調に7号目に到着。
6合目から55分経過しましたので10分休憩です。
八つ橋はまぁまぁ美味しゅうございましたが、初投入したちくわは不評。塩っけがあっていいかなと思ったのですが、、、
7号目から8合目にかけては山小屋が連続しており、少し歩けばすぐまた山小屋が現れます。
きっと皆も「何個あるねん!?」とツッコミを入れていることでしょう。
いつの間にか雲の中。
ここら辺りから急峻な岩場が現れます。
富士登山競走のときはここをガシガシ登らないといけないのか、と考えると絶望的な感じしかしない。
岩場でも咲く高山植物。強いな。 その強さ、僕にもくれないか。
岩の隙間がハート形に見える!と思ってシャッターを切ったけど、ちょいと厳しいか。
下の写真はなんでもない景色ですが、富士山らしい景色だなーと思って。
8合目に到着。
かと思いきや、「ここより8合目」という表記にうさん臭さを感じる。大いに感じるぞ!
ちょいと疲れましたのでここで甘酒を投入。
疲れた体にちょうどいいんじゃないかと思い持ってきたが、ちょいと飲みづらい味で、
気持ち悪くなってしまったが封を開けたら飲み切らないといけないタイプ。
嫁さんに「どうぞ!」と渡してもすぐに返ってきました。。。
ブルドーザーに遭遇。これに乗って降ろしてくれないか、と何度も思った。
鳥居を発見! 頂上にも鳥居があるらしい。紛らわしいじゃないか。1つにしておくれ。
八合目はまだまだ続く。。。
溶岩が細かく砕けた石ころばかりのルート。
1歩足を踏み出すと、2~3割ほど引きずり戻される。進まない。
ようやく本八合目に到着。結局、”ここより八合目”から1時間半もかかった。
xx合目というからにはピンポイントじゃないのかい!?
もうこうなったら、元祖八合目でも、本家八合目でも、なんでも来やがれ!(笑)
雲の隙間から頂上が見えた。 五合目で見た頂上よりなんだか遠く感じる。
ちょいと疲れてきて休憩が多くなる。
ぱらぱらと断続的に降っていた雨ですが、ちょいと強くなってきました。
小屋で雨宿りでもしたいところですが、富士山の山小屋は基本的に中に入っての休憩はNGとのことでしたので先に進みます。
人が多すぎるからでしょうかね。他の山でそんな山小屋を見かけたことはありません。
最後の山小屋を通過。
さぁ、もう少しだ。
嫁さんのペースが落ちてきたので、大丈夫か確認したところ、「もう少しやから大丈夫」とのこと。
後で分かったのだが、見上げると鳥居(下写真の中央)があり、そこをゴールと勘違いしたらしい。
あと600mだ。
一度登頂しているので今回はそれほどピークにはこだわっていないが、ここまで来ると頑張りたくなる。
幸い、呼吸を意識的にすることで高山病の兆候はまだない。
雨脚が強くなる。淡々と登るしかない。
9合目に到着。
色とりどりのカッパ。一見、カラフルでポップな感じだけど、みんなゾンビのように重い脚を引きずりながら歩いているのだ。
ようやく山頂の鳥居が見えた。僕たちが目指していた”本物”の鳥居だ。
嫁さんはテンションアップしたようで、写真を撮るとき、いつもならしない万歳やピースサインをしてはしゃいでいた。お疲れさん。
でも富士登山競走のゴールはこの石段を上がった先なのだ。
ようやくゴール!
富士登山競走の本番ではここまで来れるだろうか。想像するのが難しいのでもう考えるのはよそうと思う。
7/9はまだ最高地点の剣が峰までは開通していないためお鉢巡りはできないのですが、近くに小高い山があったので
動画も撮ったのでどうぞ見ていってください。
この1分後にはまたガスってきて辺り一面真っ白。山の天気は変わりやすいですね。
しばし小屋で温かいコーヒーとココアで休憩させていただきました。
ちなみにお値段はコーヒー600円、ココア500円。山価格ですね。
しかし富士山よ。ブルドーザーで頂上まで来れるんでしょ。ヘリでもないのにこの価格はちょいと高すぎやしないか。人いっぱい来るのに。
記念に山バッジをゲット。日付を入れてもらえました。
さて、下山ですが、
山頂の小屋を出たら、ザーザー降りでした。
雨の山歩きは何も楽しみを見いだせず、淡々と歩くのみ。
ガスの中、人のシルエットがちょいと幻想的に見えました。
雨じゃないと見れない景色。いいね。って思うほかない。
下山道はずっとこんな砂礫ルートで、ずりずり下っていきます。6合目まで2時間半ずっとです。結構だるい。
落石シェルター。
6合目まで下ってきたところで雨脚が弱まり、虹が出ていました。
雨も悪くないね。とは思いませんが。虹が見れただけ良しとしましょう。
そして再び雨。下界は晴れていそうなのに。
行きは短く感じた5合目~6合目ですが、帰りは遠いです。
もうゴールは見えているのになかなかたどり着きません。
そしてようやくゴール。
登り6時間半。下り3時間。その他休憩が計2時間ちょい。
合計11時間半の山歩きでした。お疲れさん。
やっぱり富士山、でっかいです。
出発前に「小っちゃ!」と言ったのは撤回します!
前回の富士登山競走5合目コースに出場した際は、コースの一部しか下見をせずに臨み、
”知らぬが仏”作戦で前半からぶっこんでなんとかゴールできましたが、
今回の山頂コース、下見をしたせいで”知らぬが仏”作戦はもう使えなくなりました。
どーしよーーー!
【追記】
そうそう、この日は平日でしたが富士登山競走の試走と思われるランナーの方をちらほら見かけました。
ラン☆スマのハブ君も見かけました! ちなみにハブ君は7/8にも目撃情報があったので2日連続ですね。
みんな頑張ってますねー。
そんなランナーに声掛けしている人物がいました。
別れ際に「またレース本番で会いましょう!」なんて言っていたので、その人も出場するようです。
最初は知り合いに声掛けしているのかと思い、顔が広いなーと思っていたのですが、
会うランナーみんなに声掛けしていたのできっと超絶社交性のある方なんでしょうね。
その人はランナーじゃない方と登られていたようで、
僕らの後ろを、通常の登山者ペースで登られており、ときおり会話が聞こえてきました。
「ランナーってすごいね」「山頂コースに出る人はみんな体が引き締まってるでしょ。だからこのくらいはガシガシ登れちゃうのよ」
的なことが聞こえてきて、私は「オレも出るねんけど。体、絞れてねーし!」なんて1人心の中で毒づいていたんですが、
そのパーティと少し距離が空いたとき、嫁さんが「さっきディスられてたね。」という。
「えっ?なんのこと??」と聞くと、
「体絞れてない人、ここにいまーす!って言ってやればよかってん!」ですって。
ディスってるのは誰ですか~!
キィ~~~!!
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