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富士登山競走、レースレポの巻、その2。

馬返しのエイドで水分を補給して再スタート。ここからはトレイルに入っていきます。
2年前は息が上がってしまって、馬返しからはほぼ走れませんでしたけど、
今回は馬返し手前から戦略的歩きを入れたことで、余裕が少しあり、走れました。
走れる自分にびっくりして、「よし行くぞー!」と思ったのも束の間、
前方に、立ち止まってる大勢のランナーが見えました。
大渋滞です。ピタッと止まっていて全然進めません。帰宅後ガーミンで確認したところ4分ほど止まってました。
誰か倒れたのか?と思ったけど、単なる自然渋滞だったようです。
誰かが「こんな渋滞初めてや~」なんて言ってました。今年は特に渋滞がひどかったようですね。

この辺りの登山道は、雨水によって浸食されてできた道のようで、
周りの樹々のある高さの地面からえぐられており、断面的にはU字のようになってます。
例えば、3人が横に並べる幅の登山道だとした場合、真ん中の人の足元は平らですが、左右の人の足元は傾斜があります。
ここ最近の雨で土が柔らかく、傾斜があるところはとても滑りやすくなっていました。
そのことで3人並んで通れる幅だったとしても、1人ないしは2人が通るのが精いっぱいとなり、
そのことが渋滞の一因になったのかなと推測。
渋滞で待ってるときも、傾斜部分で待っているときはズリズリ滑って耐えるのが辛かったです。
その後も断続的に渋滞していましたが、意識的に登山道の真ん中で待つようにしました。
こんなので脚使っちゃうのはもったいないですもんね。
そしてもう1つ。渋滞で辛いというか嫌だったのが、周りの選手と腕が触れ合うこと。
みんな少しでも前に行こうと思うので、腕が触れ合うほどの込み具合。それ自体はいいんだけど、
みんな汗まみれで、腕とか触れ合っちゃうと、ぬるんっ とするんですよ。ぬるんっ ですよ。オーマイガー!ですよ。
断続的に渋滞は発生していて、何回も足止めを食らいました。
タイム的には相当なロスになりましたけど、不思議と気持ちは切れませんでした。
渋滞のおかげで休憩ができ、渋滞していないところは出来るだけ走りました。2年前はほぼ走れなかったので、自分が調子いいと勘違いしちゃう。
先のほうに渋滞が見えていると、手前からスピードを落とす選手もいましたが、直前まで走って少しでも前に出ました。
あと、浸透桝。下の写真は2年前に撮ったもので水たまりができているけれど、岩ゴロゴロのところと、一段掘り下がってるところがセットになってて、
走りにくくて皆さん脇に避けるので、空いてるんですよね。なので私は浸透桝を通って少しでも前に出ました。

そんな感じで2合5勺の給水所に到着。
のどがカラカラでまだかまだかと待ちわびていたのでオアシスのように感じました。
やはり水は100mlでもいいので持っておいたほうがいいな。メモメモ。
スポーツドリンクを2杯頂き、先を急ぎます。

一方そのころ嫁さんは、既にバスで5合目のビジターセンターに到着。

ビジターセンターからゴールのある佐藤小屋の方へテクテク。もうゴールした選手がちらほらいたそうです。

2年前もそうだったけど5合目はガスの中。

こんな可愛らしい花も咲いていたそうです。
ヤマオダマキ(山苧環)。

クルマユリ(車百合)


走り終えた選手たちがぞろぞろ。この辺りの選手たちはまだまだ元気があるようで、中には走ってビジターセンターへ向かう人もいたらしい。すごすぎ。

ゴール付近で僕が来るのを待っていたそうです。

写真真ん中あたりの黄色いランニングシャツの長髪のかたは福田六花さんです。嫁さんも覚えたみたい。

さて、私のほうですが、3合目を過ぎると渋滞もほぼ解消され(あまり覚えてないけれど)、
休憩ができなくなったため、走れずほぼ歩きになりました。
4合目を過ぎると、両足のふくらはぎがピキピキしだして、ふくらはぎを使わないよう注意しながら登ってたんだけど、
段差のあるところでは、どうしても力が入ってしまい、ふくらはぎが耐えられずとうとう攣ってしまいました。
でも歩けなくはないので前に進めました。結局、両足で10回くらいは攣ったと思います。その都度、「あ゛ーーーー!」と声がでて、恥ずかしかった。
最後のロードくらいは走るぞ!と思っていたけど、そんな状態だったので攣る一歩手前のぎりぎりのところを模索しながら走りました。
なんか競歩みたいな感じになり、自分でも笑えてきたけれど、疲れない走りってこういうことか?!なんて収穫も。
なんとか競歩にも慣れて周りと同じくらいのスピードで走れるようになり、なんとかゴール!!
あー、疲れた。
計時の時計をみると、2時間23分台。
渋滞のことはすっかり忘れており、2年前より確実に走れていたので、てっきり2時間15分は切れていると思ってた。
5合目関門タイムの2:15も切れず、山頂挑戦基準タイムの2:20も切れず。。。がーん。
まぁもう1年山頂コース挑戦できるので来年はちゃんと練習積んで戦略練って挑むぞ。
そのころゴール付近はこんな感じでランナーがいっぱいでした。みんないい笑顔してました。

嫁さんと合流してビジターセンターまで戻ります。

五合目の気温。10時時点。

5合目の休憩所で着替えて、大会は準備してくれたバスで表彰式会場のある市民会館へ向かいます。嫁さんは大会のバスには乗れないので路線バスで下山。
ビジターセンターからは800mほど歩いてバス乗り場へ行くと、そこには信じられない光景がありました。
ここでも大渋滞。

雨がパラパラ降ってきてちょいと寒くなってきた。傘持ってないしヤベーぞ。
でも今回はレインウェアを持ってたのを思い出し、着込みました。山頂に行ったら寒いだろうと思って用意していたのだ。
結局50分待ってバスに乗れました。
会場ではみんなまったり。穏やかな笑顔で談笑しています。いいね。

600円分のチケットが貰えるので、そのチケットで団子やじゃがバターを頂きました。

じゃがバターは、形が悪いのしか残ってないっていうことで半額にしてくれました。ラッキー。

その後、駐車場に戻り、1時間ほど仮眠をしたのち帰路についたのですが、
前日に立ち寄ったスーパーで桃がおいしそうだったのを思い出し、スーパーへ。
大玉2個500円。お安い。しかも今日は30%オフのシールが貼ってあり、さらにお得になってました。
帰宅後に食べたのですが、めちゃくちゃ甘くておいしかったです。さすがフルーツ王国、山梨の桃。今までで一番おいしい桃でした。
その後、山梨甲州のワインもゲットして、帰路へ。
途中、眠気防止のため、スタバのドライブスルーでコーヒーを買ったのですが、
店員さんが「今日は富士登山競走でこられたんですか?お疲れ様でしたぁ。お気を付けてー!」って言ってくれました。嬉しいですね。
久しぶりの虹。

帰りの中央道は相変わらずの渋滞。渋滞ばっかで嫌になりましたが、
スタバのコーヒーでなんと乗り切れました。
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