星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

「海外ロングステイ」考(4)

2006年05月02日 12時58分16秒 | Weblog

2006年4月。いよいよ最初のロングステイへの出発準備が整いました。今年は試しに「超ロングステイ」として平年より長く滞在する予定で気合を入れました。関係先への留守予告、自動車税の前納、保険その他定期契約の前倒し更改、留守中に起こると考えられるあらゆるケースへの事前対応、と水も漏らさぬ完璧さで手を打ちました。

余談ですが、永く留守するときに気がかりなのは留守中に届く宅配便の始末です。
宅急便でおなじみのY社は消費者のこんな悩みを先取りしていました。さすがですね。不在通知を郵便受けに入れるとともに、事前に登録しておいたメールアドレスにメールで連絡もくれるのです。留守にしていても、メールのやり取りで配達先の変更やら、送り主への返送やらといろいろ先のアクションが起こせるのです。便利な世の中になったものですね。ついでに調べたらこのサービスをやっている同業他社は皆無でした。

予期しないことってこういうときに限っていろいろ起こるものですね。
出発直前に身内に不幸が生じました。そうなんです。この歳になると親は居なくても、つきあいの深い親戚筋もそれなりの歳になっていることを忘れてはならないと思い知らされました。「つきあい逃避型ロングステイ」ではないので、義理は欠かせません。今回は出発を遅らせてなんとか対応できたけど、ロングステイ中に親戚に不幸が生じたらどうしたらいいのか?切り上げて帰るんでしょうね。悩むところです。「不義理予告」では済まされますまい。親の介護や看護で短い旅行にすら出かけられない同世代の方には叱られそうですね。ごめんなさい。

ロングステイは「夫婦揃って健康で、夫婦揃って楽しめる」ことが最低条件でしょうから、どちらかがおかしくなったときは「引き揚げ時」なんでしょうね。あと何年続けられるのか、出かける前からちょっぴり弱気になっている自分が居て・・・(このセリフ何処かの誰かが言っていたような・・・)。

私がアメリカ駐在したときに連れて行った子供達が、そのまま「帰国しなかった子女」としてアメリカに残留していますので、「子離れの悪い親」の側面を強調して、しばしの贅沢、道楽をお許し願うジェスチャーを親戚筋にそれとなくインプットする小心者の自分が居て・・・。

ま、「こんな生き方もあっていいじゃん」と開き直って、行って来ま~す!

ケロウナ便りはおいおいに。

(完)