私の場合は、上の歯と下の歯の噛み合わせのズレ(顎の骨格上の問題)が原因で、仰向けに寝たときに、いわゆる「のどちんこ」が気道を塞ぎやすいのだそうです。
いろいろある原因・症状のうちでも私の場合は軽度のスリープなので、下の歯をやや前にずらすように固定するマウスピースを付けて寝ればOKとのことでした。やれやれですが、これから一生このマウスピースとはお付き合いする破目になりました。
もっと重い症状の場合には大袈裟な器具を寝るたびに装着したり、手術して気道を広げたりする必要があるとの話を聞けば、「ま、いいか」と思うべきなのでしょう。
格闘技やアメリカンフットボール選手が口から取り出す、赤や青のマウスピースを想像していたら、スリープ用のは透明で薄いプラスチック製で、はめていても黙っていればそれと分からぬものです。ただ一旦装着してしまうと口が開けず、自由に言葉が発せません。腹話術の要領で腹から声を出す必要があります。鼻が詰まったりしたときは正直言ってつらいです。ピロートークなんてのは夢のまた夢です。
マウスピースの効果はてきめんで、これまでカーガーいびきをかいていたのが嘘のようにすやすやと寝息を立てておとなしく寝ているそうです。私のスリーピングパートナーがそう申しております。
検査入院の前の問診には事情がわかる「スリーピングパートナー」を連れて来るようにとの指示があります。男女関係の多様化した時代に合った巧い表現するもんだなぁと感心しながらも、他にパートナーのいない私はいつものパートナーを連れてゆきましたが、複数パートナーのいる向きは問診時には慎重な選択を!(脱線でした)
とまあ、こんな流れですが自分の経験から一言。
いびきをかく人には程度の差はあってもスリープの兆候はあるのだと思います。どうかなと思ったら一度検査をお勧めします。少なくとも自分のいびきで目を覚ますことがなくなり、より深い睡眠が確保できます。自身の安眠と家族、スリーピングパートナーの安眠確保のためにもお勧めです。
ただパートナーとの良好な関係を保っておかないと、口をふさがれた状態で眠りにつくわけですから、睡眠中に濡れティシューで鼻ふさがれでもしたら本当に息が止まりますので、この点だけはご注意を!
「起床時無呼吸症候群」なんて洒落になりませんから!!