今が勉強のチャンスだと思います。
新型コロナウイルス感染拡大を通じて、医学、人、社会の根本を感じて、「何が正しいか?」を見極めるチャンスですね。
テレビでもネットでも本でも、間違った情報も正しい情報もたくさん出回っている。
どこの誰が正しいことを述べているか?
医学界の記事でも最終的な結論は人によって異なってくる。
そしてその正しさは、すぐに証明されてしまう。
誰が無責任に物を言っているかがすぐにわかる現実が今ここにあるわけです。
現実に起きている現象そのものを正しく把握できない人が、正しい推測をもとに正しい結論や行動は得られない。
ワイドショーもその中の司会やコメンテーターという職業の人も、役割や肩書があっても正しい知見があるわけではない。
誰がどんなウイルスにかかっているかわからない場所に好き好んで行ってしまう人もいれば、そもそも満員電車が大嫌いで、そういった仕事につかない選択をし続けた私のような人間もいる。
すべての医者が正しい選択をし続けているわけではなく、緊急医療センターの医者が飲み会カラオケに行って感染する例もある。
いわんや政治家が現代医療の基礎理論や最前線を理解しているかは甚だ疑わしい。
もちろん親を含む大の大人の、誰が正しい情報を取捨選択して正しい行動をしているかもよくわかる状況。
紙製品の買い占めに走る大人や親を見て、子供が何を学習するかということです。
正しい情報とは何で、どこから発信されているか?
デマをどうやって見極めるか?
誰かの私利私欲や利権を満たすための情報がないか?
人は生き残るためにコミュニケーションをして情報を共有して文化文明を作ってきた。
その本質が顕著に実感される最大の学習の機会が今だと思います。
ウイルスのように、間違った情報を拡散させて宿主を死亡させてしまい、自分も死んでしまうという。
自分がウイルスにならないためにどうするかを考える機会です。