なぜ月給なのか?
本来的には年棒制でも構わない。
仮に、年間400万円の給与を一気に先払いして管理できるか?
ほとんどの人がそれで1年間生活できるほどの財務管理はできない。
一般的には、せいぜい月あたりの管理ができるぐらいでしょうね。
と考えると、宝くじで一億円当てたとして、年間500万円の収入だったとして、働かないで同等の生活を20年間できる計算になる。
計算上ではそうだけれど、実際はそうならないことも想像できる。
仮に、生まれた0才の子供に月1万円、18年分の小遣いとして200万円与えて、しっかり運用できるか?
これもほとんどできないとは想像できる。
あれば遣う。
その資産を直接的な収入になるように運用できるか?
本来ならば支出を上回る収入、つまり100%以上の収入がなければ収益は出ないのだけれど、それができているビジネスモデルはとても少ない。
ちなみに日本国の財政はずっと赤字です。
黒字にならない。
徴収した税金より支出が多いまま。
景気が良かったときも赤字です。
「金があればできる」
という人は、金があってもできない。
やりたいことのために金を作るのが本当にやる人。
弘法筆を選ばず
とも言うけれど、なんでもやってみる人はタダのゴミのような道具から使い始める。
最初からブランド物の新品は買い揃えない。
最初は失敗しやすく道具も壊しやすい。
壊しても構わないような安い道具を直しながら、技術を高めていく。
高い新品を使うと、壊すのが怖くて使わなくなってしまうしね。
新しいものを作るとか、新しい仕事をするとか、そのような損失を前提に始める必要があるわけで。
最初からきれいな仕事を始めようと思うのは、理想だけどまずできない。
大量の失敗や経験があれば、巨大な投資も生きる。
それによって仕入れた道具以上の成果を出せるから。
他には安い賃金でそれ以上の成果を得るような作業仕事をさせて、会社として利益を得る仕事。
これは結局それ以上の作業仕事はできないんですよ。
作業者側が管理側の想定を上回る仕事や倫理やポリシーを持つと、全くコントロールできなくなってしまう。
そのようなことはあまりにも世の中に多くて。