ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

自分で守れるのです

2006-11-29 00:23:29 | 予防
 山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiです。


 そう、自分で守れるのです。え?なにが?歯です、歯。基本的に虫歯になってし
まうと削ってつめて、またそこが虫歯になって削ってつめて。この繰り返しで歯は
なくなり、削ってかぶせていくことになり、さらには神経をとらなければならない
事態にもなってしまい、神経をとれば、感染してしまいやすくなり、根の先に膿み
ができてしまい最悪抜かなければならなくなり、抜くとブリッジや、場合によって
は義歯、インプラントなどと処置をしなければなりません。歯周病では、骨が溶け
て歯を支えられなくなり抜けてしまいます。このお口の中の崩壊はいったいどこで
止められるのでしょう?
 歯科の処置はしょせん失った歯を補っているにすぎません。失ったものを補う処
置はもちろん必要ですが、削って怖い思いや、動いてきてうまく噛めなかったりと
いう思いをしないですむならばそれにこしたことはありません。では、どうしたら
よいのでしょう?
 それは、まず、自分のお口の中を知り、きちんと歯を磨くことです。「歯を磨
く」簡単なことと思われがちですがこれは意外と難しいです。きちんと磨けていれ
ば、ただ磨いているよりずっと虫歯になりにくいですし、歯周病の予防にもなりま
す。「そんなていねいに磨く時間がない・・めんどくさい・・・」そうでしょうか?
きちんと磨くことで虫歯を削り歯を失うことが止められるなら、歯周病から守
ることができるならきちんと磨いた方がよいではないですか?風邪をひかないよう
にうがい手洗いするように、インフルエンザにならないように予防接種するよう
に、正しい歯磨きをすることは予防になるのです。もし、足の骨や、手の骨が虫歯
のように溶けたり、歯周病のように溶けたりするとしたらかなり大変なことですよ
ね?口の中では虫歯になり穴が開き、歯周病により骨が溶けていく・・・これって
怖いですよね・・・なによりお口の中は自分で清掃できるのですから自分で守りましょう。
 失われた歯を補うこと。それは必要な処置ですが、虫歯にならないように予防し
ていくことはもっと大事です。衛生士によるブラッシング指導は歯を補う処置以上
に価値のある、重要なことなのです。その上で、なかなかブラシがとどかず磨けな
いところはこちらで磨き上げます。虫歯、歯周病は日常の生活が反映されますの
で、日々の歯磨きと、定期的なチェック。この2つがあわさってはじめて予防がで
きるのです。
コメント
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