鬼のかく乱

　岩手での勤務医時代をつぶやく　

　理論も必要だが、なにより手先の動きが大事な歯科医師というこの職業。
（もちろんどちらも大事ですよ）大学では多くの患者さんに触れ合う機会が少ない
かな、と思い、大学の部活の先輩の勧めと、「多くの患者さんに接したい」その思
いがあり開業医へ勤務することに。大変な日々でしたけど、歯科医師として、そし
て、社会人として大切なことを学んだ勤務医時代をつぶやきます。
　　
　
　
　
　鬼のかく乱。普段は丈夫な人が珍しく病気にかかる事です。

　

　いつもパワー全開、エネルギーに満ち溢れているO院長ですが、年に一回は
高熱をだして元気がなくなることがありました。


　いつもでしたら、


　O院長　　「Kazuyoshi先生！お願い！」

　　　　　　「返事！」

　　　　　　「報告は？」

　　　　　　「確認は！？」
　　
　　　　　　
　　　　　　と、ビシビシ来るんですが、


　そんな具合の悪い日は・・・・


　O院長　　「お～う、頼むなぁ・・・」

　　　　　　
　　　　　　報告しに行っても、

　　　　　　
　　　　　　「ん～、わかったぁ。」


　　　
　　　とオーラが分散。。。それがどことなく不気味でもあるんですが・・・　


　　いつも元気でエネルギッシュでちょっと恐い？O院長がそんなだと
　　
　　ちょっとかわいそう。。。。鬼のかく乱ってやつだなぁ・・・・
　　なんて思うわけです。



　　翌日、

　　O院長　　「Kazuyosh先生！昨日のアレはなんだ？ちょっとみせろ！
　　　　　　　これじゃだめだ。もう一回。あっちはどうなってんだ？
　　　　　　　報告ないじゃないか！」



　　私　　　「はいっ！　すいません！（やっぱり撤回～）」　

　　　
でも、それが結構うれしかったりして・・・
山形県　米沢市　笹生歯科医院　副院長のKazuyoshiでした。