緊張していい

　　昨日は山形歯科専門学校の学生の実習指導へ行ってきました。

　　
　　去年までは10月頃に担当ことが多かったのですが、今年は12月とちょっと寒い中での実習
　　となりました。


　　さて学生にとってはドキドキの実習でもあり、患者さんにふれるまたとない機会でもあり。
　　本人たちはどう感じたでしょうか。私の場合は、歯科学生同士で行う相互実習でもガッチガ
　　チに緊張して印象剤を練る手が震えたり、それを無理に口に押し込んだり、麻酔を震えなが
　　ら注射したりとペアになった学生にとっては迷惑で先が思いやられるヤツでした。自分が緊
　　張しやすいタイプの人間であるということはわかってはいるものの対処しようもなくどうし
　　ても緊張しちゃうんですよね。よく言えば「大切なことだ」「大事なことだ」という風にき
　　ちんとしなきゃいけないと思う気持ちがそうさせるんだと思いますが。度胸が据わっていて
　　物怖じせずにできるタイプの人をみると何故に同じ人でありながらこうも違うのかと思った
　　ものです。


　　

　　もしそんな緊張しいな学生さんがいたとしたら伝えたい。　

　　患者さんに痛がられたらどうしよう、不快な思いさせたらどうしよう、しっかりやらなきゃ
　　の思いが緊張させる。ていねいにしてあげたい気持ちがあるからだね。やさしくしたいんだ
　　よね。慣れ過ぎて惰性になり緊張を忘れることの方がむしろ怖い。


　　大丈夫大丈夫。緊張していいんだ。

　　大丈夫。大丈夫。その緊張感、忘れちゃいけない大切なものだから。

　　しっかり緊張しよう



　　と思ってたら、みんななかなかのもの。ぎこちないこともなく、ガチガチの緊張もないようで
　　将来が楽しみなみなさんでした。　　　

　　
　　山形県　米沢市　笹生歯科医院　副院長のKazuyoshiでした。　
　　　
　　
　　実習