ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

昨日の健診

2013-01-09 08:06:27 | 診療中

昨日は午後から3歳児健診へ行ってきました。たしか33名のお子さんをみたかと思います。
33名は結構な人数で、今まで私が担当した3歳児健診の中では一番多かったかと思います。

反対咬合、指しゃぶり、歯磨きを嫌がる、この年齢でむし歯の治療ができるのか?
などなどの質問・疑問に私の見解でお答えさせていただきました。

この時期の反対咬合は経過を観察していくことが多いと思います。
6~7歳前後に永久歯に萌え代わり始めるときに自然に改善することがありますので
その時期に改善してこないような場合に反対咬合改善の治療を考えるといいかと思います。

どなたかご家族に反対咬合のかたがおられる場合は骨格的な遺伝のケースも考えられます。

ゆびしゃぶりが長期にわたって続く場合や、おしゃぶりの長期の使用は
前歯の開咬や上顎前突の原因になることがあるので徐々にやめたほうがよいです。

開咬とは奥歯で咬んでいるのに上の前歯と下の前歯がかみ合わず
大きな隙間ができている様な状態です。  

下記も参考になると思います。 
こちら

歯磨きを嫌がる・・・そうですね。どうしても嫌がってしまうことがあると思います。
ですが、嫌がるから磨かないという習慣になるとそれが当たり前になってしまい、
お口の中が食べかすが残っていても平気、それが当たり前ということになってしまいかねません。
口の中をきれいにすることが当たり前という習慣を身に付けるのは今の時期だと思います。
ちなみに私の次男(3歳)も歯磨きは嫌がります。が、しっかり仕上げ磨きをします。


3歳という年齢ではむし歯の程度にもよりますが治療は可能であったり可能でなかったり。 

低年齢のお子さんの歯科治療には歯科医師も悩むところです。
お子さんの治療開始時期の悩み 

むし歯が初期の段階であればフッ素塗布などして経過観察。
痛みを伴う大きなむし歯の場合は大変ですが痛みを取り除くため治療が必要です。
麻酔をして神経の治療ともなれば大変な処置ですから、
むし歯の程度が進めば進むほど治療が困難になりますので、
そのようにならないように歯磨きの習慣をつけフッ素塗布などの予防が最も大事です。
 
 
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。 

歯並び 遺伝より、食事や生活習慣、癖の影響大

コメント
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