鋏状 その２

すれ違った咬み合わせだと溝がむし歯になりやすいことは分かって頂けたでしょうか？

他の問題としては、奥歯のすれ違った咬み合わせは年齢を重ねるにつれ
すれちがっている歯に咬合力、つまり咬む力が不適切な方向に伝わり骨が破壊され、
いずれ歯が揺れ、倒れ、抜歯になる傾向にあります。　



この場合はどんなに歯磨きを一生懸命にしようとも

咬合力により歯を支える周囲の骨が壊されてしまいます。

若いうちはそうでもないのですが年齢を重ねるにしたがい咬む力に耐えれなくなるのです。

そんなわけで長く歯を使っていくには、噛み合わせも非常に重要なのです。

早期にこのような状態に気づき改善できればまた違う結果になってくると思いますが

お子さんの歯の咬み合わせがすれ違った咬み合わせで将来的にそういうリスクがあると
ご家族に伝えても、見えにくい場所のためかその重要性に興味を持って頂けないことも多いのです。　


山形県　米沢市　笹生歯科医院　副院長のKazuyoshiでした。