歯科医院には歯科衛生士の存在が欠かせない。
欠かせないけど、
新卒の歯科衛生士は資格を取得したというスタート地点にたっただけで
正直、何もかも任せれる訳じゃない。
そこは新卒の歯科医師も同じだけど。
だから技術的に当然未熟。
センスある人もいるけど、やはりまだまだ。
そこで、まずは技術の習得になる。
器用不器用 センスないセンスある いろいろあると思うけど、
訓練すれば最終的にはだいたいみんな同じレベルになると思う。
でも手先の技術も大事だけど、それ以上に大事なことは
患者さんに気を配れるかどうか。気づいて行動に移せるかどうか。
他のスタッフや歯科医師からのアドバイスを素直に受け止めれるかどうか、協調性がとれるかどうか。
技術の前にそういうことのほうが大事。
それれらがなければ、歯科衛生士という資格は活かせない。
技術を詰め込む前に、そういう基本ができてないと全部抜け落ちてしまうと思う。
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仕事をしていればうまくいくこともあれば
そうでないこともある。
どちらかと言えば思うようにいかないことの方が多いと思う。
そういう上手く行かない経験を積み重ねずにいては職場人としての成長はないと思う。
年齢を重ねていくにしたがい変化し続ける口腔を理解するのには時間がかかる。
また変化するのは口腔だけでなく、その人の生活背景も変わり続ける。
医院と患者さんとの関わりがしっかり出来ると歯科衛生士としてのやりがいが出来てくると思う。
どんな風に成長するかは医院によって求められることも違うし、個人差もある。
とりあえず貢献できるようになるには3年はかかるんじゃないかな。
そしてそこからがまたスタート。
衛生士なら誰でもいいと評価されるのか。
衛生士のあなたにしてもらいたい、勤めてもらいたいと望まれるのか。
全然違うと思う。
歯科衛生士になるのがゴールではない。 そこからどんな歯科衛生士になるのか。
そういう意味でゴールは果てしなく遠い。
ゴールは果てしなく遠い。
働くってそういうこと
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。