いつもの職場の教養からです。
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Aさんが愛用している万年筆は、就職した時のお祝いに、両親からプレゼントされたものです。
手入れを怠らず、二十年間大切にしてきました。
ある日の職場での出来事です。会議で同僚のBさんと口論し、怒りが収まらないまま、
自分のデスクに戻りました。机の上には、お得意様からの郵便が届いていました。
内容はBさんに対するクレームでした。
そのお得意様はAさんとBさんが二人で担当していました。<Bには言いづらいことだから、
私に言ってきたのだろう>と感じ、Aさんはお詫びの手紙を書き始めました。
しかし、書いているうちに、また、怒りがこみ上げてきました。
<謝罪すべき人間はBじゃないか>と思うと手に力が入りました。
その瞬間、万年筆のペン先が曲がり、便箋にインクが飛び散ったのです。
「あっ」と思わず声が出たAさん。その後、ペン先は修理しましたが、以前と違う書き味に、
万年筆を手にするたびに、その日のことを思い出します。
<責め心を持ったまま仕事をしてはいけないな>と反省しているAさんです。
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人間ですから、怒りもこみ上げ感情的になることは誰にでもあることですよね。
でもそれを仕事に持ち込んではいい仕事は出来ない。
どんな気持ちで仕事に取り組んでいるのかは
仕事への取り組む姿勢をみればわかりますし、
また仕上がりにも影響するものです。
心のあり方ってすごく大事だと思う。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。