タモ
漢字は木ヘンに佛と書くのだが、詳しい由来はわからない。
(知っている人いれば教えて下さい。)
モクセイ科 トネリコ属 落葉広葉樹
高さ 20~30m
胸高直径 80~100cm
北海道の代表的な樹木。一般にタモと呼ばれるものは、ヤチダモを指すことが多い。
ヤチは「谷地」で沢沿いに生えることによる。
年輪の境界に大きな道管が帯状に配列して、環状になっているため
年輪がはっきりして、木目が美しい。
●分布・産地
国内では北海道や本州北・中部、海外では朝鮮・中国・シベリア、サハリンに分布。
●用途
家具、器具、合板、内部装飾などがある。
ヤチダモとシオジは家具、合板用材として代表的なものである。
アオダモは野球バットなどが知られている。かつて木製のテニスラケットが
全盛の時期には、この類の木材がほとんど全てに使われていた。
野球のバットの木として有名である。2001年に完成した札幌ドームでの
プロ野球オールスター第3戦の前、松井選手など参加選手が植樹している。
重硬なため強靱で弾力性に富み、強度もあるが、加工がやや難しい材質。
日本ではアオタモが主流。粘りがある木なので、しなりを利用して打つ。
耐久性もある。アメリカではホワイトアッシュやメープルが主流で、
メープルは表面がとても堅いので反発力がある。
さいこうに現在展示しているタモの家具は、
タモは北海道を代表する木で、寒さにも耐えて少しづつ成長するため、
美しく強い。オイル仕上げにすると、よりいっそう綺麗な木目が出るので、
ぜひ実物を見ていただきたい。
masa