カーペンターズ、メアリー・マグレガーと続いて、今週は、ついでにもう一人、
女性ボーカリストを紹介します。
ロバータ・フラック の 『 やさしく歌って 』1973年 です。
ネスカフェのCMで一躍、スタンダード・ナンバーになったこの曲は、
『Killing Me Softly With His Song』
「私を彼の歌でやさしく殺して・・・」 と直訳すれば、
こんな意味ですが、「彼が歌う歌で私はメロメロ」
というところでしょうか。
抜群の歌唱力をもっていながら、サラッと歌い上げる彼女は、
憎たらしいほどにかっこよかったです。
リズム&ブルースも中々いいなと思ったきっかけになった曲です。
この曲でグラミー賞の最優秀アルバム、最優秀シングル、
最優秀ボーカルと三部門を独占しました。
音楽一家に生まれました。
13歳の時、黒人学生のクラシック・ピアノ・コンテストで
入賞した事をきっかけに音楽の世界に入ります。
下層階級の黒人に対し人種差別の激しい社会において、黒人であろうとも、
その才能があれば、りっぱに花開くものだということを証明した人であり、
「才能豊かな黒人」の象徴としてアメリカの社会意識に影響を与えました。
そしてその後の音楽シーンにも大きな影響を与えたミュージシャンの一人です。
この曲はCMの通り、コーヒーの香りを楽しみながら
BGMで聴くにはもってこいの曲で、心身ともリラックスできる曲です。
アップルくん