ゴールデンウィークも終わり、さしこうは、ようやく平常通りの営業に戻りました。
私は、後一ヶ月もしないうちに、４６歳の誕生日を迎えます。
若い頃には、４０代の女性はすでに大人の女性というイメージでしたが、
いざ自分がその年になってみたら、大した成長もなく、
ただただ年を重ねているだけの自分に気がつきます。
此のところ自分自身は、なかなか変わらないな～成長しないな～て、思うんです。
こんな風になりたいというイメージはあるのですが、
なかなか業が強いというのか、人間として成長できなくて・・・
そんな私ですが、今日は私の尊敬する米戸 浄子さんから戴いた歌を
紹介して、私の目指す理想像をここでご紹介します。
祝婚歌
吉野 弘
二人が睦まじくいるためには
おろかでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
完璧を目指さないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかがふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難する資格が自分にあったかどうか後で
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少し控えめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気ついているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとか
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり豊かに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなるのが
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい。
夫婦の間も、一人の人間としても、こんな風でありたいと思うのです。
お福さん
