さしこうスタッフブログ

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土曜の一曲38

2007年05月26日 | 音楽

最近、少し動いただけで体が汗ばんでしまい、多汗症の私にとっては、

「嫌な夏」・「怖い夏」の足音が聞こえはじめ、恐怖を感じているこのごろです。

本当に、暑さと辛さには体が、必要以上に反応してしまい、

汗まみれ そのもの状態になってしまう私アップルくんです。

そんな日の夕方は海辺のドックにでも座り込んで、

寄せては返す涼しい波音でも聴きながら、海をながめ、

よーく冷やしたビールでも飲んでいたいですね。

 

今日は渋―い一曲を紹介をします。オーティス・レディング

             『 ドック・オブ・ベイ 』 1968年 です。

60年代後半から70年代前半にかけて、リズム&ブルースが全盛期でした。

その中でもひと際光っていたのがこの曲「ドッグ・オブ・ベイ」です。

2_42ソウル・ミュージックを語る上で、最も偉大なアーティスト、

オーティス・レディング

そして最も偉大な曲、それは「ドック・オブ・ベイ」だと

私は思っています。

不幸な飛行機事故により、わずか26歳という短い生涯の中で、

そしてわずか5年という短い歌手生活の中で「人間の魂」を歌い続けた「オーティス」、

彼が遺した功績は計り知れず、さまざまなジャンルのアーティストに

大きな影響を与えつづけています。

彼以上のシンガーは未だにあらわれていません。

 

ドック・オブ・ベイ

誰もが耳にしたことがあるでしょう永遠の名曲「ドック・オブ・ベイ」は

死の3日前にレコーディングされたそうです。

ですから彼は、残念ながらこの曲の大ヒットを知らずに逝ってしまったのですね。

1_49波の音と、ベースの音で静かにはじまるこの曲、

さびしそうにカモメが鳴き、ギターも泣きます。

語りかけるようにオーティスが歌い、

訴えるようにオーティスが声をしぼります。

最後は印象的な口笛でフェード・アウト。

哀愁感じる名曲だと思います。

本物の"ソウル"を堪能したければ「ドック・オブ・ベイ」をじっくりと聴いてください。

26歳でこれ程の歌が歌えたという事に驚かされます。

                                 アップルくん

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