大型の台風5号はあっという間に通りすぎ、こちらの方は大して被害もなく
ホッとしています。
が、日本各地の夏祭りや花火大会には大きな影響を与えた様ですね。
被害にあわれたところ、そしてイベントが中止になったところ、
お見舞い申し上げます。
今日の一曲は ニッティー・グリッティー・ダート・バンド の
『 ミスター・ボージャングル 』 (1970年)です。
先週紹介したジョージ・ベンソンは、二つの異なるジャンルであるジャズとロックを
今週紹介するこの曲は、フォーク・カントリーと
ロックをクロスオーバーしたことで、
大きな役割を果たした曲と言えると思います。
ニッティー・グリッティー・ダート・バンドというグループは、
あのジャクソン・ブラウンがデビュー前に一時在籍していたことでも有名です。
バンジョーやハーモニカの楽器が演奏され、カントリーの自由奔放な演奏スタイル
が楽しめます。 以前紹介した『プー横丁の家』は彼等によって書かれた曲です。
「ミスター・ボージャングル」
この曲は「15年間、一緒に旅をしてきた愛犬が老いぼれて死んでしまって20年、
今でも、思い出すと悲しいよ。」と、犬と共に旅回りをしていた老人ボー・ジャングルの
奥に隠された歌詞の内容に心を打たれます。
ジェリー・ジェフ・ウォーカーという人が原曲をつくりましたが、
彼等がこの曲をヒットさせて、一躍、世に出しました。
その後、ボブ・ディランやニーナ・シモン、ジョン・デンバー、ニルソン、
サミー・デイビス・ジュニア、綾戸智恵などの有名どころが、こぞってカバーして、
現在まで歌い継がれています。 それほどの名曲と言う事ですね。
しみじみ聴くと、悲しいほどに素晴らしい曲です。
永遠の名曲です。
アップルくん