生きることの本質はセレンディピティであると思う。
人によってはある強い願望を持ってある場所を目指し
人によっては特にそういったものを持たず
いずれにしろ自然と言う計り知れない大きなうねりに乗ってある終焉へと向かう。
その過程ではさまざまな宝が手に入る。
巡りあう風景、出会う人びと、関わりから生まれる贈答し合う言葉たち、うれしさ、悲しさ、憎しみ、安らぎ、といった感情。
生きることのうま味は青い鳥を獲得することだけではなくて、むしろ獲得の旅の中にきらきらと散りばめられている、と、
そういうふうに思います。