メタセコイアは、まだ葉っぱを全て落としていない。少しだけてっぺんの方に葉を残して
スックと潔く立っている。この季節の晴れた空に枝をすっきり見せている姿…美しいなと思う。
よく裸木になると、小枝に虫や小さな爬虫類の
干乾びた物を目にすることがある。
鳥が、地中や地上に蠢いているものを捕まえて、
後で食べるためにちょっと枝に突き刺して置くことをする。
葉が多い時に他の鳥などから横取りされないように
隠して置くので、その在り処を忘れてしまうのだそうだ。
あ~あ、小さくため息をしてしまう。
私は鳥と同じ脳になっている。別に隠して置く訳じゃないけれど
後で食べようとか、次の季節に着ようとか、小物で古びた服を
目新しい気分で着たいと思っていたのに、その小物が見つからない場合が時々…
いや…しょっちゅうあるので、嘆いている。
最近探し物を良くする。それがしばらく経つと、こんな所に置いていたのか…
と、ちょっとした気分でチョコっと無意識に手から離したものが、
思わぬところに置いてあったりする。
年のせいにはしたくないけれど、こんなことが最近良くある。
良くあるので、敢えて見つけない事にすると、
ヒョコッと、自分から出てくれることも多くなったからだ。
さては、あの物たちは、思春期特有の、反抗期ではなかろうか?!
なんて、自分の立場を正当化しようとしているね、わ・た・し…・。