前より予定を組んでいた、恩師の絵画展と、友達の自宅開放の人形ギャラリーへお邪魔した。
まず、郵便局2階の絵画展会場へ
T先生の教え子でもあるK.MさんとA.Kさんにも声を掛けてご一緒に拝見することにした。
美術のT先生は今年88歳、米寿だ。市民のための絵画教室を開いていらっしゃる。
ひとつの教室だけではなく幾つも。そして市の芸術文化協会の理事もなさっているとか。
60年もの間隔をあけての再会である。
もう忘れてしまっても良い年頃なのにあの当時の話もなさる。
ご立派です。絵を描きながら、たまにこうした出会いで思い出にも触れる機会があることも。
昭和30~33年にT.先生に私たちは教えて頂いた。
お寺の子やお医者の子、そしてQPというニックネームの子…先生の心の風景は
その頃中学生だった私たちの時代をガッチリ捉えていらっしゃるので、嬉しくなる。
画盤を携えて先生の今のお教室に参加したくてアクセスをしたことがあった。
しかし母が病んで居て教室の時間には合わせられなかった。
これからの機会は出かけられるかも知れないと思いながらも、自由には参れない気もする。
そのあと、この近隣の地区にあるお人形のギャラリーにも足を延ばす。
A.Kさんは他に予定があり、此処まではご一緒出来なかった。
我孫子市民ギャラリーを借りて大きなイベントを開かれたのが3月。
そちらに訪れた後は、すっかりご無沙汰だった。一歩お部屋に通されて…おやぁ~?
窓辺がすっかり変わった…家族がお顔を合わせる場所・リビングにお仏壇を移されたと言う。
何だかすっきりと…あ!障子の桟が黒く塗ったそうで、モダンな風景を醸す。
ちょっと、いたずら…と、T.Aさんはおっしゃっていたが、明るい自慢のお部屋に変身されて居た。
窓の外の風景も一幅の絵が飾られたようで奥行きも広がって良いなぁ。
さて、今月のアクタードールは、何を表現しておられるか…楽しみです。
題して「また君に恋してる」 スタンドの灯りと“いいちこ”の瓶。色っぽい女性を配して。
「迎えを待つアン」 一種の不安な顔のアンだ。
「雨上がり」 「 ベーカリーショップの窓辺」
雨上がりでは、蛙、カタツムリ、長靴、傘と小物が生きている。
そして、レインコートに触ると「あ、濡れている!」
こちらへ伺う寸前に彼女は霧吹きで雨を振りかけてくださったのだろう。この心遣い…。
そしてベーカリーショップ。
店先にはいろいろなパンがいっぱいに並んでいる。お孫さんと一緒に紙粘土で作ったというパンも。
ご家族で楽しみながらその制作にあたるひとときが目に浮かぶ。
「ピエロ」 同級生の四人のお誕生日は?
まだご紹介していないお人方(青衣の方)は、F.Nさん。T.Aさんを私たちに紹介くださった。昔、私たちが慕っていたS.先生が、転勤なさってその新しい学校での担任児童を私たちと同級生だと言って紹介下さった。
「良いお友達の輪を広げてごらん…」というように、その学級の優れた子たち三人をお連れしてくださり我が家に泊まって行かれた、懐かしい人たちのなかのお一人。
その友のなかでも一番気が合った方に再会できたとは…。再会も偶然の重なりによって会えたと言えよう。もともと縁は浅からずという結果となったようだ。
これもあれも、みんな母が引寄せてくれていたように、思える。
「Sちゃんは痩せたんじゃない?」「いいえ、体重は変わらないわ」
そのような会話を交わしたが、写っている姿はほっそり…笑い顔が控え目だから?…細く見えるのか? スマートさは静かにしていることかな?
今回は、読んだり見たりするものがテーブルの上に置かれていて、少しの時間では読み切れない文集にも目を通したかった。我孫子市民ギャラリーのイベント時の写真や感想、その裏側の経過事情も書かれた冊子もあって、すっかり人形たちをカメラに納めるまでの余裕がなかった。久しぶりのおしゃべりにも余念がなかったし…。
時間があっという間に流れた。
あとでお願いして、T.A.さんに、人形たちの写真をメール送信して頂いた。ありがとう、お陰さまでこうしてブログアップできます。明日はみなさん、初めて二千和会散歩に参加されます。
二千和会の皆さま、どうぞよろしくね。