いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

信玄公ゆかりの地へ②

2007年11月29日 | SO-Color

いよいよ今日の旅のメイン、恵林寺です。ここは武田信玄公菩提寺。

   

 武田信玄公夫妻の墓所は鴬張りの廊下をめぐりぐるりと回って行くと堂々と厳かな雰囲気のなか眠っておられます。

 夢想国師により築庭された。庭のそこここは秋の彩りに染められ、ちょうど見ごろ時の素晴らしさだった。ご朱印帖を社務所にお願いして恵林寺内部を巡った。

 幼い時から知り合いのchiekoさん。ふたりは共によくしゃべりよく笑う気の合う友達のひとりである。 
 
      恵林寺(えりんじ)三重塔         皆で記念撮影   
   バスは甲斐路を心地よく走る     足湯につかり今日の旅を振り返る時間
 笛吹川フルーツ公園には箱庭のようにも見える甲府盆地や富士山を望みながら温泉足湯につかるはずだったが、雨こそ降らなかったがスッキリとは晴れずのあいにくのお天気の一日だった。甲府の町は霞がかかって富士は姿を見せてくれなかった!
 楽しい旅はそれだけが残念で心残りではあったがお土産を持って、まあ満足というバス旅行。19時45分到着で予定通りのなかで終わった。


信玄公ゆかりの地へ①

2007年11月29日 | SO-Color

 Inageフレスポというショッピングモールが近くにある。その記念行事としてお客様2組を1泊の家族旅行ご招待、または1名の日帰り旅行が多数当たるというので、一応応募してみた。
 その後に当選通知のはがきが届いた。しかしお一人様無料ご招待・同伴1名様は¥9800で申し受けると言うもの。無論ひとりで参加すればいいのだが「私もその半分を負担するから」と友達を誘った。

 友は東金にお住まいなので前日から我が家に泊まって早朝7時集合に備えたが、ふたりは寝るときから浮き浮き気分。「リュックがいいね」「ショルダーのサブバッグをお貸しするから持った方がいいよ」「このコーディネイトはどうかしら」「いやだわ、大事なはがきは持ったかしら」など大はしゃぎで笑い転げる。
 当日の天気は薄曇り。ふたりの陽気はすこぶる良いのに、ご当地は山梨だし寒いかも知れないと心配するが雨はどうやら大丈夫らしい。
早朝の首都高速は空いていた。
 いよいよ甲斐路。山々の紅葉がだんだんに輝いてくるようだ。薄曇りのなかの紅葉も、霞んだ風景で美しいと走るバスのガラス越しにカメラを向けていた。

 
 輝き工房という湖水真珠を扱う店に立ち寄る。ふたりはただ見るだけ…。その後ワイン工場にも立ち寄り試飲と販売。こちらは家で待つご主人のためにちょっと重いが…!
           
 食事の前のワイン工場見学の試飲は美味しいと、ほろ酔いの奥様方が揃って靄っている河口湖を眺め食事。卓上鍋での水炊き料理は温かく、初めての方とも和やかにおしゃべりしながら戴いた。

 湖畔に面した公園や、ロープウェイの風景はすっかり深秋の気配だった。幸い風も無く穏やかで用意していた上着はバスの中に置いて近くを散歩した。

 河口湖畔のアクロバットなオブジェが、ピンと来なくて…。
 作者は誰なのか注意を払うこともせずこの「源泉」と題する彫刻の前で記念に一枚撮ってみた。

 晴れていたら逆さ富士が拝める絶景の場所なのだが…残念でした。
 何の効果か風景画をみるような思いでバスの中の皆さんは想像を逞しくして、ちょっぴり胸の辺りを見せてくれた富士山に感嘆の声。 


青山裕太くん

2007年11月28日 | YG-World


                                                       


 気持ち良さそうに歌っているこの男の子 青山裕太くんです。
と、言ってもほとんどの人がご存じないでしょうが。
                        

                  これはデビュー前の青山裕太くん
                  まだ初々しいしさと幼さが残っています。
  彼のプロフィール
     1982年10月23日生まれ
     千葉県多古町出身
     169cm52kg
     O型 金星人+
     動物占=コアラ
     ディズニー占=シンバ 
     2006年1月、徳間ジャパンより
     雪舞の街/藤もようでデビュー
     2006年11月、道の駅リリース
     調理師免許持参。
     
  画像が小さくてよくわからないと思いますが、多古町の道の駅『あじさい館』
  国道296号・栗山川沿いにあります。
  川沿いの「あじさい」が見事です。
  菜の花・コスモスの季節もとてもきれいで大勢の人が訪れます。
  何より『多古米』の本場

裕太くんは多古町の『萬勢庵』という料理屋さんのお孫さんです。
町の宴会はいつもここで行われると言ってもいいくらいのお店です。
最も数えられるくらいしか店が無いのですが(-_-;)
私も何回か行ったことがあります。

    毎年11月に『いきいきフェスタYAKO』というイベントが行われます。

  町の基幹産業は農業 多古米と大和芋が特産です。
  その他、野菜は何でも新鮮で安いです。(花も)
小さな町なので、町のイベントはもちろん、老人クラブの集まりから、福祉施設の行事にまでこの『裕太くん』はやって来ます。
そんな訳で私にはお馴染みなのですが、世間ではイマイチですね
NHKでも出たら町中大騒ぎになること間違いないのですが。


お酉さま

2007年11月28日 | 会報お役立ち

 
 今年のお酉さまは、11日(一の酉)23日(二の酉)が開かれました。
 人々は熊手を求めおかげで一年を無事に過ごすことが出来たお礼と、次に来る年の平安・安泰・更には隆盛を願ってお参りし、熊手を返しまた新しい熊手を求めます。
 我が二千和会の面々も、その賑わいを体験して、かの昔から文学作品にも登場し題材にされたお酉さまの行事のなかに身を置いて、しばし文学的気分に浸り作家の心にちょっとだけ近づいたような錯覚をも味わえて…一年のけじめでもあると、散歩会の番外編で毎年行っております。

 

 お祓いを受けて鳥居をくぐりますが、互いに足元に気をつけながら前に進みます。足元が見えないので上に掲げたちょうちんを見ながら進みます。



 大変な人出で迷子になりそうですが、ようやく鷲神社に。

 微笑んでいますが、カメラを向けて撮影なんて実は非常識!と言われそうな人混みです。

 神社境内は迷路のごとく入り乱れて縁起物の熊手が所狭しと飾りたてられています。大きな熊手を気張って買っていかれる方にはお店の方も威勢よく手拍子・掛け声賑やかに景気づけのざわめき…元気が沸き立つようです。    
 我ら二千和会会員の皆さんも楽しげに共に喜び、またあっけに取られて、興味津々の眼差しで眺めています。
 
 そして鷲神社のすぐお隣はここも熊手の長国寺です。 
 夕方の集合でした。参拝後は、七味唐辛子や柚子餅など、ぶらり夜店を覗いたり買い物したりしていつものメニューは、楽しみのお夕飯。昨年は揚げ物だったので他のものを…との心積もりでしたが、目指すお店をうっかり通り過ぎて、結局天麩羅を頂きました。大きな海老を頬張って、心もお腹も満足となり福々と帰りました。   
 


ヨンさまによろしく

2007年11月25日 | YG-World


   来年1月5日・出産予定。韓国人のSさんです。
   女の子が生まれます。韓国では最近一人っ子が多いそうで、夫側の両親は男
   の子が欲しかったと言っていたらしい。

 
    来週は韓国へ帰るというので、仲良しさんたちとランチを一緒にしました。
    フィリピンでは妊娠中に写真を撮ってはいけない!!
    ましてや、大きいお腹を映すなんて
    韓国も日本もそういう言われはないので、皆で一緒に。

             
                 水天宮のお守り
    日本人のKさんが『戌の日』に水天宮へ行って、もらってきました。
    二人へのプレゼントです。「ふたり?」
    そうです。下段、左に座っているイスラムの彼女も来春出産予定(*^_^*)

     **という訳で最近の産婦人科考**
彼女(Rさん)から、何処の産婦人科が良いか相談されました。私もすっかり縁の無い世界なので、娘が出産と言う友人に尋ねたところ、本当に稲毛駅周辺には出産のできる産婦人科が少ないのです。
歩いて行ける範囲内と言うと選択肢として『稲毛バースクリニック』しかない。土日もやっているので、最初の日は私が彼女と彼女の夫を連れて行きました。
まず、受付で番号札を渡されて、最初から最後までその番号で呼ばれます。外国人の方も多いらしく、問診表は日本語版・英語版が用意されています。
肝心なことはここで『出産するか・しないか』 早くに予約しないと、その日周辺に出産予定が重なっていると断られる可能性もあるとか‥‥(そんなのあるかなぁ~~と言う思いです。生まれるはいつになるかわからないのですから) 

更に個人的に問題がひとつ!!
イスラム教の彼女、その日は男性医師だったので内診を拒否。女性のドクターもいるのですが、出産のとき女性医師が立ち会えるかどうかわからないので、ここで出産するかどうかだいぶ夫婦でもめていました。結局は医者なので男性でもいいだろうと言うことで彼女が折れたようです。
本当にイスラムの世界はややこしい(-_-;)
豚肉が駄目なのでこの日も、メニュー選びが大変です。チキンもビーフも日本のものは駄目なので(向こうで洗礼を受けたものならOKらしい?)ウインナ駄目・ベーコン駄目・ショートニング駄目なので、パンも駄目。毎日、夫の弁当を作ると言うのもうなずけます。

      こちらご存知・ヨンさま
『ヨンさま』が来日したときは真夏の埼玉アリーナまで駆けつけたという『ヨンさま』ファンのKさん。どうも最近は『小栗旬』に心変わりしたらしいですが・・・話題は『ヨンさま』に変りました。もうすぐ『太王四神記』が始まります。
若い人たちのお気に入りタレントの話になると、『えぇっ、それ誰?』になってしまいます。何はともあれ、元気な赤ちゃんを産んできてください。そして、ヨンさまによろしく。

 


おもちゃドクター

2007年11月16日 | SO-Color

 ハーモニープラザ・ボランティアセンター3階で、毎月第2、第4土曜日に「おもちゃ病院」が開かれています。旧友I.Y.氏はおもちゃ病院連絡協議会会員で、そのボランティアでおもちゃドクターをなさっていることを知りました。


 これはミニチュアです!
 おもちゃドクターI.Y.氏の部屋いっぱいの電車の風景です。お聞きするところによると、大変魅力的なお部屋です。ご近所の子どももとても喜んで遊びに来ると半日も遊んで行かれるとか…。さすが“おもちゃドクター”と舌を巻き、早速この写真をメールで送っていただきました。おもちゃを愛してやまないご趣味!!恐れ入りました。

 私のところに病院へ持って行きたい人形がありました。大分前に娘がBFからのプレゼントされた人形で、もう要らないというので私が譲り受けて大事にしていたものでした。
 なかなか可愛い坂本龍馬の人形「龍馬くん」です。
 
     

 刀を引くとゼンマイが巻かれて離すと、何種類かの言葉を話してくれるのです。孫がここに訪れると小さい子用におもちゃを用意していないので、この人形を見つけて喜んで何回も刀を引いては“龍馬くん”にしゃべらせていましたが、度々のことでとうとうゼンマイが切れてしまったのです。

 ところで“りょうまくん”の言葉群をご披露しますね。
①小さなことにこだわってちゃいかんぜよ!
②くよくよしてちゃいかんぜよ。
③で~っかい夢を持たなきゃいかんぜよ。
④心はいつも太平洋ぜよ。
(刀を引いてどの言葉が出るか、順番ではなく言ってくれます。どれを言ってくれるか分からないから面白いのかな!?)
 こんな顔で「龍馬くん」は励ましてくれるのです。なかなか良い人形です。


 
 私の気持ちを理解してくださったY君は誠意を込めて声が再生できるように修繕してくださいました。25年あまり前の人形ですからゼンマイは手を尽くして見つけてくださったけれど、もうありませんでした。紐を新たに取り付けて、手動でおしゃべり再生ができるようになりました。
 そして……!

  

 この「気合だ~」の“レスラー アニマル・・”人形を龍馬くん退院の日にY君からいただきました! 元気を出せよと「気合だ、気合だ…」と言ってくれる人形でした。やはり私を励ましてくれています。
 また私のコレクションが増えました。隣で大きな態度の猫は、母の孫の一人が母へプレゼントしたらしいものです。なんだかとぼけた「小沢さん」に似ているようにも思えます。人形でも面白いし人間の感情移入で可愛いとも感じてしまうのは私だけではないだろうなと、一人悦に入っています。
  


穴川コミュニティまつり ③

2007年11月14日 | YG-World

これは『更生保護女性会』のバザーです。
更生保護女性会は,女性としての立場から,地域社会の犯罪・非行の未然防止のための啓発活動を行うとともに,青少年の健全な育成を助け,犯罪者・非行少年の更生に協力することを目的とする女性のボランティア団体です。
近年では,地域の公民館,学校等に地域住民の参集を求めて,その地域の実情に即した非行問題等を話し合うミニ集会のほか,親子ふれあい行事や子育て支援の活動などに取り組んでいます。

会長のSさん。      千葉市消防団稲毛方面隊 大江戸玉すだれ師範
 カレーも売っています    副分団長のSさん        Sさん

まだ書ききれない位の肩書きを持つ方です。
知り合いの保護司さんに誘われて、断りきれずに『更生保護女性会』の会員になって早何年???全く名前だけの会費会員です(ーー;)
良くも悪くもカリスマ的な存在のSさんに日本語教室での『玉すだれ』の実演をお願いしたことから、話が彼女ペースで広がって消防車の出動まである『防災の会』になってしまいました。
お陰で私の今年の夏休みはなくなってしまったのですが・・・

まあ、私の愚痴はそんなところで終わりにするとしましょう
皆さん、熱心に活動しています。隣のテントは『オリーブ・ハウス』

         こちらは一般の人たちのフリーマーケット
いつもはもっとたくさんの人たちが出店しているのですが、お天気のせいか、少し空きスペースがあります。子供のおもちゃや衣類が多いせいか若い人たちでにぎわっています。毎年、何組かの子供連れに会うのですが、今年はお天気がイマイチのせいか誰にも会いませんでした。

と、思っていたら帰り道中国人親子にばったり会いました。
中国は『一人っ子政策』です。本当はもう一人子供が欲しいんだけれど・・・と言う声を何度も聞きました。日本に住んでいる人はそれは関係無いらしいです。彼女は二人目を産みました。上のお姉ちゃんは何と高校生です。シンちゃんは家族のプリンス!!みんなから、それはそれは可愛がられています。

   いつもは可愛く答えてくれるのに、この日の彼の目の先はこのフラメンコ。
   出番前のフラメンコのグループ。外で最後の練習でしょうか。

だいぶ秋も深まってきました。
スポーツの秋・芸術の秋・行楽の秋・食欲の秋etc
暦の上では立冬も過ぎ、冬になっています。カレンダーもあと2枚。
一日を大切に且つ充実させねばと思いつつ・・・今年も終わるかも。


穴川コミュニティまつり ②

2007年11月12日 | YG-World

公民館もそうですがここ穴川コミュニティセンターにもたくさんのサークルがあります。

レディースフォークダンスクラブの皆さん。
友達がいるのですが、皆同じコスチュームなので何処にいるのかわかりません(-_-;)
可愛らしくて、気持ち??が若くなります。


こちらは俳句『白房句会』のみなさん。私は『白房句会』ではありませんがおまけです
         女王さまのような先生を囲んでハイ・ポーズ
                
昨年の事です。体育館で、上記のフォークダンスを見て、隣の部屋にふらりと入りました。
『白房句会』のコーナーで知っている人の写真を見つけて、その場にいた人に声をかけたのが運のツキ
「あれよ・あれよ!!」と言う間に断りきれずに、この先生の句会に入ってしまいました(ー_ー)!!
今年の一月から参加しています。
何の前知識もなく、入ってみたら周りは私の母親と同じ世代の方。
その方たちがまた素敵な句を作ってらして、いろんな意味でびっくり
私はと言うと、俳句のセンスが無いようで、苦労しています。
恥ずかしいのですが、少しご披露。
      杜甫を読む冷酒グラスの氷鳴る
    父がいる瑞穂の国の代田かな

                もう一回続きます。
                 次は更生保護女性会について


穴川コミュニティまつり

2007年11月11日 | YG-World

毎年この時期に穴川コミュニティセンターを利用するサークルによる「コミュニティまつり」が行われます。
屋外では、模擬店の出店、フリーマーケット・センター内では各サークルの作品展示やダンス・演技の発表が行われます。


関係ある人たちが参加しているので顔を出さないわけには行きません。
前日から雨が降っていたので、心配でした。
何とかお天気は大丈夫のよう

野外ステージでの千葉市消防音楽隊の演奏です。

            本場中国の味  手作りギョウザです。  水餃子です。
   餡にニンニクを入れなくて、タレにニンニクのみじん切り・ラー油で食べます。
     中国人のための『日本語教室』の方たちの出店です。
   半数ぐらいは、残留日本人の家族の方のようです。

この教室の主宰者、元市会議員のYさん(地元ではかなりの有名人)と残留日本人のKさん。
このKさんについて、少しお話させてください。
小さいときに小児麻痺をわずらい、足が少し不自由ですが、小中台の日本語教室まで小一時間かけて歩いてきます。私と彼女の付き合いも3年になりました。
北海道から中国に渡り、戦後を迎えました。体が弱かったので両親と一緒に日本に帰ることが出来ず、中国人の養父母の預けられました。中国人も善意だけで子供を引き取ったわけではないようです。働き手として役に立つかどうかも問題だったようで、3組の養父母の間を行き来したそうです。日本語が充分でないので、完璧にはわかりませんが、食べ物ももらえず、市場に売りに出される話もあったとか・・・
他の残留日本人方の中には学校にも行かせてもらえなかったので、字が書けないという方もいらしゃいます。
皆さん言うに言われぬご苦労をされています。
Kさんは更に、養母を日本で6年間介護をして看取っています。
『今はとても幸せです』が彼女の口癖。
本当に穏やかで幸せな日々でありますようにと願っています          


ゾウの時間ネズミの時間

2007年11月10日 | SO-Color

11/1から11/4まで 「第45回千葉大祭」が開かれていた。

11月4日(日)千葉大構内・特設ステージで、本川達雄(東工大大学院生命理工学研究科教授)を招いて「生物学事始」のテーマでお話と歌が展開されるという。私も興味がある…と参加した。

  

まずこのお二人の学生が司会役、狂言回しの立場で舞台に上がった。会場に集まった人たちの態度をほぐしながら、やや硬い内容をクイズなどで柔らかく解きほぐすよう話を進めていく。学生は演劇部では無いようで、台本に頼っているような少し会話がわざとらしかったのも可愛かった。

本川先生はなかなかユニーク!テレビ出演も多数で、一般人を納得させることをお得意とされる様子。生物学の内容・用語などを易しく解きながらの作詞作曲なさり、自らそれを歌う、言わばシンガーソングライター。
生き物は円柱形、ヒトデ、ナマコ類の棘皮動物の生態などの研究をされていると言う。受験勉強には歌に代えて覚えると印象が強くなり忘れないよ!…と。

 

ズバッと頭にはいるような…、私はもう高年齢の部類で期待はできないけれど、きっと受験生諸君は為になるナァと思った。
むかし、この大学の合格通知を手にしながら入学せずに愛知くんだりまで走った私であったことを思い出した…! 父はここに行けと言ったけれど…。
あのころは青春だったんだと懐かしみ、心地よく先生の話や歌に耳を傾けた。


軽い調子で重い話を展開していく。

例えば「ゾウは長い年月を生きる」が「ハツカネズミは短い時間を生きている」
けれどどの動物も、生まれてから死ぬまでの鼓動「ドッキン」はほぼ15億回。生き物はそれぞれの時間の中で同じように一生を展開して過ぎていくんだから彼ら側から見ればどの一生も時間的には同じと言う。
そんな考え方もあるんだ!と気づかされる。樹木などは口もきけないし、意思をもっているのかよく判らない、足もないからその場から動けないけれど、それなりの知恵のなかで一生を送っている…。

自慢の喉をご披露しながら、視点を変えて生きることや、楽しむことが出来るということを説いていると私は受け取った。それにしてもいい声だ!
歌を歌って面白く興味がもてるように、そして頭に入りやすいように「勇気リンリン・アドレナリン」とか「生き物は円柱形」どれもが円柱形で、水がないと生きてはいけないんだよ、などと。他にもチロキシンとかグルカゴン(グリコーゲン)など血糖値などに関する言葉などや、酵素の働き、役目などを歌に盛り込んで自然に覚えさせていくことを狙っている。
CDに収めたものも発売されているそうだ…教授は宣伝してしまった…! などさりげなく言いながら遠慮がちだった。彼も国家公務員ですものね。

1時間半があっという間に流れた。生きる目線・角度がもうひとつ見えたようだった。